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ロジクールが最上位マウスMX Master発表。自動切替高速ホイール復活、Bluetoothと独自無線両対応

Shingi Hashimoto
2015年3月25日, 午前12:40 in Bluetooth Smart
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ついに自動切り替え版高速スクロールホイールが復活します。ロジクールが、新たな最高級モデルとなる7ボタンワイヤレスマウス『MX Master』を発表しました。発売は4月2日。価格はオープンですが、ロジクール直販とAmazonでの実売は1万2880円(税別)です。

特徴は、2006年に発売されたMX Revolution(MX-R)に搭載された(そして後継的モデルでは省略されたため、MX-Rに大幅プレミアが付く要因ともなった)自動切り替え版高速スクロールホイールと、親指側ホイール『サムホイール』が復活した点。さらに同社独自のUnifyingとBluetooth Smartへの2種類の無線接続への対応、接続方法に関わらず3台までの本体をサポートするマルチペアリング対応など、実用的な機能も搭載します。

Gallery: ロジクール ハイエンドマウス MX Master | 15 Photos



注目のホイールはチルトなしのタイプ。強く(勢いを付けて)回すことで高速スクロールモードに入ります。さらに一度高速スクロールに入ると、ホイール回転をしなくても高速でスクロールし続けるため、長いWebページや大きなワークシートの移動を省力化できるという仕様。ホイールの手前にあるボタンを押すことで、手動でのモード切り替えも可能です。



また、本体左側面には親指で操作するサムホイールを備えます。Webブラウザや表計算などでは水平スクロールに割り当て可能なほか、複雑なマウスジェスチャー(後述)にも対応が可能です。

高速スクロール対応ホイールはMX-R以外でもロジクールのいくつかのモデルで継続採用されていますが、自動切り替えとサムホイールはMX-R以来の復活となります。ただし実際の機構はMX-Rとはけっこう異なっており、たとえばホイールが上述したようにチルト非対応だったり(MX-Rはチルト対応)、サムホイールもMX-Rから回転方向が変わり天地方向へとなりました(MX-Rは前後方向)。そのため、実際の操作感覚はかなり変わりそうです。

なお、MX-Rの仕様は、発表時の記事を参照ください。

ひと回し1万行:車輪を再発明したLogitech レボリューションマウス



また、MX-Rの実質後継機にあたるMX 1100での特徴だったステルスサムボタン(親指置き場の底面に隠れたボタン)も継承。ただし本機では『ジェスチャーボタン』となりました。



ユーティリティ『Logicool Options』をインストールし、このボタンを押す、または押しながらマウスを動かすことで、ユーティリティレベルでの(アプリケーションレベルではない)マウスジェスチャーをサポートします。
もちろん、これらホイールやボタンはLogicool Optionsによってカスタマイズが可能です。



もう一つの大きな特徴は、ロジクール独自の2.4GHz帯無線通信規格Unifyingと、Bluetooth Smart共用設計。本体にはあらかじめペアリングされたUnifyingレシーバー1台が付属しますが、他のレシーバーとも接続が可能です。

さらにUnifyingとBluetooth Smart接続を問わず、3台までの本体とのマルチペアリングが可能。切り替えは本体底面のボタン(上図12番のEasy-Switchボタン)により行うため、複数ボタンでの組み合わせなどによる切り替えに比べ、確実性の高い仕様です。

そして隠れた特徴がバッテリー。リチウムポリマータイプを内蔵し、公称の電池寿命は最大40日と長め。さらに充電速度も非常に速い点が特徴で、公称ではなんと「1分間の充電で2時間使用可能」を謳います。
充電端子もUSBマイクロB仕様のため、汎用性も高いのがポイント。



また光学式マウスの肝となるトラッキングセンサーは、ロジクール高級機らしく、Darkfieldレーザートラッキング方式。厚さが4cm以上の透明ガラステーブルや、光沢のある面など、一般的な光学センサーが苦手とする状況でも使える点をアピールします。

基本仕様としては、本体のサイズは85.7×126.0×48.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は145g。電波到達距離は約10m。対応OSはWindowsが7/8以降、Mac OS Xが10.8以降。




このようにMX Masterは、ロジクールが従来のハイエンドマウスに搭載してきた機能に加え、マルチペアリングなどライバルで取り入れられているトレンドまでをカバーし、さらにジェスチャーボタンなどの新機軸も取り入れ、本体デザインなどにもこだわりを見せる、非常に意欲的なモデルと呼べる仕上がり。公式動画でもその気合いの一端が覗えます。


とくにMX-R以来となる自動切り替え高速スクロールとサムホイールは「これがあるからMX-Rからマウスを変えられない(が販売終了しているのでやむなく他のマウスを使っている)」という「MX-R難民」がいるほど。
実際にAmazonマーケットプレイスではここ数年間デッドストックが4万円近くになり、中古価格でも当時の新品(直販価格1万2800円)以上という水準が半ば当たり前という、プレミアマウスでした(画面は原稿執筆時のAmazon価格です)。

MX Masterの登場は、これらの熱心なユーザーにとっては大朗報となる可能性がありそうです。さらにそのほかにも今後のマウスのトレンドを変えそうな機能が多数盛り込まれているだけに、技術的な面でも注目できる製品でしょう。

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