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電波から電力を取り出す自給自足 iPhone ケース発表。バッテリー駆動時間を延長

Munenori Taniguchi
2015年5月8日, 午後12:30 in Charging
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オハイオ州コロンバスの Nikola Labs が、3G/LTE や WiFi といった電波から電力を取り出し給電すると謳う iPhone ケースを発表しました。6月にはクラウドファンディングサービス Kickstarter で製品化のための出資募集キャンペーンを計画しています。
 

Nikola Labs が発表した iPhone ケースは、RF(Radio Frequency)帯の電波をアンテナで受信し、電力へと変換する機構を備えます。また iPhone が発する電波の一部も電力へと変換して還元できます。
 

 
非接触で電力を取り出す技術は別に珍しいものではなく、身近なものでは NFC や Qi などが実用化されています。しかし電磁誘導を利用するこれらの方式に対し、この iPhone ケースは、高周波帯の電波から電力を取り出します。 これは巨大な太陽電池を備える人工衛星から地上へと電力を送る宇宙送電システムの受信部分と同じ原理と言えます。

問題はどの程度の給電能力があるのかということ。Nikola Labs はニューヨークで開催された TechCrunch Disrupt にて、WiFi ルーターのそばにこのケースを取り付けたiPhone 6 を置き、充電が開始されるデモを行ないました。とはいえ、やはり WiFi や3G/LTE の電波から得られる電力はさほど大きくはありません。最大でも iPhone 6 のバッテリー駆動時間を約30%延ばせる程度とのことです。
 
 
Nikola Labs の共同創設者はオハイオ州立大学で電気・コンピュータ工学部門のトップを務めていたロブ・リー博士。この iPhone ケースのための技術開発でもオハイオ州立大学と協力しており、特許の取得も進めています。さらに Nikola Labs はこの技術をウェアラブルデバイスや組み込みセンサー、医療デバイス、IoT デバイスなどに応用できるとしています。

Kickstarter での出資募集キャンペーンは6月に開始の予定。製品の出荷は秋ごろに計画しているとのこと。このケースを入手できる出資額(予定)は99ドルです。

普通に考えればすでに市販されているバッテリー内蔵ケースのほうがはるかに便利で実用的です。しかしたとえほんの僅かでも無駄に消費されるエネルギーを拾い集め、CO2 排出を減らし、地球環境を守りたいという意識高い系の人なら目をつけておくべきアイテムかもしれません。

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