Sponsored Contents

最新記事

Image credit:
Save

Firefox が拡張機能用API 「WebExtension」採用を発表。Chrome互換 & マルチプロセス対応

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2015年8月25日, 午後12:15 in Add-Ons
145シェア
0
145
0

連載

注目記事

折りたたみスマホ Galaxy Fold レビュー。ガチ勢専用の高コスト可変機
12

折りたたみスマホ Galaxy Fold レビュー。ガチ勢専用の高コスト可変機

Ittousai, 10月11日
View
iPhone 11 / Pro / Maxレビュー。「11以降」と旧型を分ける超広角カメラ標準化とAR・機械学習の関係

iPhone 11 / Pro / Maxレビュー。「11以降」と旧型を分ける超広角カメラ標準化とAR・機械学習の関係

Ittousai, 9月20日
View
 
Mozilla が、Firefox 用のアドオン開発 API を既存の XUL、XPCOM ベースから新開発の WebExtension に切り替えていく方針を明らかにしました。Firefox は現在、Google の Chrome ブラウザーなどと同様のマルチプロセス化やそれを活かした新レンダリングエンジン Servo 搭載にむけ、開発を継続しています。
 
 

Mozilla は WebExtension 導入の理由として Firefox の拡張機能開発者が Chrome や Safari、Opera 向けの拡張機能も開発していることをあげ、こうした拡張機能も Web 開発と同様に一つのコードが複数のブラウザーで動作すべきとしています。

このため Mozilla は早くからマルチプロセス化を進めてきた Chrome の Blink エンジン用の拡張機能 API と互換性のある WebExtension を Firefox に実装すべく開発を進めてきました。Mozilla は Chrome やそれをベースとする Opera にも僅かな変更で移植が可能としており、将来的にはマイクロソフトの新ブラウザー Edge の拡張機能としても容易に移植できるようになるとしています。

なお WebExtension を使って開発された拡張機能は、これまでのものと同様に動作します。配布は Mozilla による署名が義務化され addons.mozilla.org のみで公開されます。

ただ、Web Extension への移行が困難なケースも存在します。たとえば Tree Style Tabや、NoScript をはじめ、Tab Mix Plus、Classic theme restorer などは Firefox のプログラムでも深い部分にアクセスすることで機能を提供しており、"permissive add-on model"と呼ばれます。

こうした拡張機能は非常に便利ながら、マルチプロセス前提で制限の多い WebExtension には移植が難しいのが実情。たとえば Tree Style Tab の場合は Opera の sidebar API を使うことが考えられているほか、NoScript では作者と Mozilla が協力して WebExtension への移植作業を進めています。
 

 
Mozilla は現在のところ 11月リリース予定の Firefox 43 で、マルチプロセス化を実現する Electrolysis(e10s) 有効にする計画です。シングルプロセス環境用の拡張機能を動作させる CPOWs(Cross-Process Object Wrappers)機能も当面は提供するものの、いつまでも古い拡張機能をサポートしていてはマルチプロセス化のメリットも享受できず、開発中の高性能レンダリングエンジン Servo への移行もできません。このため、e10s の有効化から 12~18 か月後には XUL、XPCOM を使った既存のアドオンは廃止とする方針。開発者はそれまでに WebExtension への対応をする必要があります。

ちなみに、今回の発表に対する開発者の反応は手厳しいものが多くを占めています。WebExtension では既存のアドオン開発に比べて制限が多くなることもあり、なかには拡張機能の開発を辞めると宣言する開発者も。たしかに、たとえ他のブラウザーへの移植が簡単になるとしても、機能的な制限が厳しければ開発者としてはつまらないかもしれません。いずれ WebExtension へ完全移行することは間違いないものの、Mozilla は現在 12〜18か月としている互換環境の提供期限をまだ確定していません




「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

145シェア
0
145
0

Sponsored Contents