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「この画像はコピーできません」JPEGにコピープロテクトが導入される、嬉しくない未来が来る可能性あり

Kiyoshi Tane
2015年10月16日, 午後04:00 in Joint Photographic Experts Group
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インターネットのあらゆる場所で使われている画像フォーマットのJPEGですが、コピープロテクトが導入されるかもしれません。JPEGの仕様を作成したJoint Photographic Experts Groupにて議案が提出され、現行の一般的なJPEGにDRMが導入されてコピーが制限される嬉しくない可能性が生じています。

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JPEGとは、静止画像のデータを圧縮および展開する方式の一つで、規格制定のために国際電信電話諮問委員会(CCITT)と国際標準化機構(ISO)が設置した標準作成委員会(Joint Photographic Experts Group)の略称でもあります。その委員会において、プライバシーおよびセキュリティの提案が検討中で、一般的なJPEGにもDRM(デジタルデータを保護する技術)が導入され、コピープロテクトが実現する可能性が出てきました。

JPEGの後継として規格化されたJPEG2000フォーマットには、電子透かし(著作権者などのデータをデジタルコンテンツに埋め込む技術)が実装済みです。従来のJPEGでは不得意とされた可逆圧縮にも対応し、圧縮率も優れているフォーマットではありますが、処理速度を度外視してることもあって普及は進まず、医療画像など限られた分野だけで採用されているのが実情です。

今回の提案は、普通のJPEGフォーマットにもDRMの実装をしようというもの。著作権者などのメタデータを暗号化して埋め込むだけに留まらず、画像の閲覧やコピーの禁止まで含めた強力な仕様が検討されています。

JPEGはデジカメの保存やインターネットの画像配布に最も広範に利用されているフォーマットであり、DRMが実装された場合の影響は計り知れません。写真にコピープロテクトがかかれば、ブログやニュースサイトの運営、研究も困難となり、画像が人から人へと伝わることで発想を豊かにするインターネット・ミームの死滅にも繋がる恐れがあります。

もっとも、デジタル社会での言論や表現の自由について影響力のある非営利団体・電子フロンティア財団がより中間的なアプローチを提案しており、すぐにコピープロテクトが実現する日が来ることはなさそうです。

とはいえ、インターネットで「コピー禁止」は一部の人が長らく夢見てきたテクノロジーでもあります。「右クリック禁止」や「ドラッグアンドドロップ禁止」は「テキストサイト」や「ほめぱげ」と同じぐらい郷愁を誘う言葉になりつつありますが、かといってコピーの全面禁止はネットの自由闊達さを損ないかねません。メタデータを埋め込み、SNSで「この人だけに公開」というフィルタ機能に活用したり、穏健な落としどころになることを祈ります。

[Image credit: Randy Kruzan via Getty Images]

Source: Engadget本家
関連キーワード: Joint Photographic Experts Group, jpeg
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