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セブン-イレブンの「エヴァスマホ」は買いなのか? 初代エヴァコラボ端末購入者が率直に感じたこと(週刊モバイル通信 石野純也)

石野純也(Junya Ishino)
2015年10月21日, 午前11:00 in Eva
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セブン-イレブン・ジャパンが、限定のSIMフリースマホ「エヴァンゲリオンスマートフォン」を発表しました。同端末は、CDGが企画。エヴァンゲリオンスマホ開発委員会で3万人のサポーターを募り、ファンの意見を取り入れて開発されたものです。

Gallery: エヴァスマホ(週刊モバイル通信) | 10 Photos

端末には、専用ケースも付属する
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ベースとなっているスマホは、同日シャープが発表したSIMフリースマホの「SH-M02」。ドコモから発売中の「AQUOS EVER」に近いスペックの端末で、5インチ、1310万画素のカメラを搭載したミッドレンジモデルです。チップセットには、クアルコムのSnapdragon 400が採用されています。SIMフリースマホではまだ珍しい、VoLTEやおサイフケータイにも対応しています。

ベースモデルとの違いは、筐体にエヴァのモチーフが散りばめられているところにあります。背面には、エヴァ初号機がドカンと鎮座しています。この初号機はホログラム仕様。側面のボタンには、オレンジ色を採用し、エヴァっぽさを演出しています。

背面には、初号機をホログラムで刻印​
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側面のボタンにはオレンジ色を採用
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内蔵コンテンツとしては、365種類のエヴァの壁紙を用意。1年間、毎日、異なる壁紙を設定できるというのがコンセプトになります。アスカ、レイなど、人気の高いキャラクターの音源も55種類内蔵されます。

壁紙や音源もプリインストール
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セブン-イレブンでは、まず12月下旬に第一弾として、5000台をお届けする予定。限定台数は3万台で、残りの2万5000台の送付は、2016年4月下旬となります。申し込みは、11月2日からスタートします。価格は、税抜きで7万8000円になります。

大々的に発表されたエヴァンゲリオンスマートフォンですが、ドコモから発売された「SH-06A NERV」を早朝から並んで購入した筆者としては、かなり残念な気持ちになりました。

元々、SH-06A NERVは、作中に登場する特務機関NERVの"官給品"という設定がつけられており、今回のエヴァンゲリオンスマートフォンとは、コンセプトが異なります。どちらかと言えば、エヴァンゲリオンスマートフォンは、ファングッズに近い位置付けのものかもしれません。

ドコモから発売された初代エヴァコラボ端末の「SH-06A NERV」


スマホ版の「SH-06D NERV」も発売された


とは言え、エヴァシリーズのコラボ商品は、普段使いできることを売りにしているものも多く、背面に大々的に初号機が描かれているデザインには、違和感を覚えます。凝った背景設定が視聴者を魅了したエヴァンゲリオンだけに、同じように気合いの入った裏設定を細部まで詰めていたSH-06A NERVを欲しいと感じた人も多いはず。かく言う筆者も、その1人です。だからこそSH-06A NERVは、予約開始後にドコモのシステムがダウンしてしまったほどの、「伝説のコラボケータイ」になったのです。

当時、関係者をインタビューしましたが、ドコモとシャープの双方とも、担当者には並々ならぬ気合いが入っていました。自分がエヴァファンであることはもちろん、開発側の意気込みを感じられたからこそ、予約開始日の初日に並んだことを思い出します。余談ではありますが、SH-06A NERVは今でもデスクの横に、最新のスマホと一緒に飾っているほど、お気に入りの1台になっています。

ところが、今回のエヴァンゲリオンスマートフォンには、残念ながら、そんな気合いは感じられませんでした。背面の初号機も、入っているコンテンツも、確かにエヴァンゲリオンではありますが、誰もが知っているキャラクターやシーンが抜き出されただけといった印象。厳しい言い方をすると、ファングッズ以上の何かを見出すことはできません。エヴァ風に言うと、まさに、エントリープラグが挿入されていないエヴァンゲリオンといったところです。

3万台という台数にも、疑問を感じました。大手キャリアから発売される端末でも、コラボもので3万台というのは、かなりハードルが高い数字です。凝ったSH-06A NERVのような端末の場合は、3万7500台が瞬殺で完売してしまいましたが、中には大量に在庫が余り、投げ売りされてしまった残念なコラボケータイも、過去にはありました。それらの多くが、3万台から5万台の限定商品だったことを考えると、セブイン-イレブンという強力な販路があるとはいえ、かなりのチャレンジであることは否めません。

SIMフリースマホの市場規模も、まだ成長途上。ヒットした端末で、ようやく2桁万台まで届くようになったと言われています。つまり、元々まだそれほど大きくない市場に投入するスマホとしては、3万台はかなりの台数と言わざるをえません。

そもそも、このエヴァンゲリオンスマートフォンは、今年の7月に突然開発表明がされたもの。当時は、担当メーカーが未定になっていました。以前より短くなったとはいえ、ODMのものをそのまま採用するのでなければ、スマホを開発するには、最低でも1年程度の時間がかかります。せっかくコラボスマホを作るのであれば、もっと時間をかけて、本格的なものを作ってほしかったというのが筆者の本音です。

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