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NVIDIAはCES 2016に先立って開いた記者会見にて、自動車の自動運転向け人工知能エンジン『DRIVE PX 2』を発表しました。脳の神経回路の構造を再現したネットワークによる機械学習技術(ディープラーニング)を利用し、自動車周囲の全方位を認識して最適な走行コースを算出してくれるのが特徴です。

アーリー・アクセス開発パートナー向けには2016年第2四半期に供給を開始予定で、一般販売は2016年第4四半期を予定しています。

DRIVE PX 2

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『DRIVE PX 2』は、2015年夏にリリースした第1世代の「DRIVE PX」の後継となる製品。カメラやセンサーなどから道路上の状態から周囲の自動車、歩行者、障害物などを正確に認識し、安全に走行できるルートを算出するといったことが可能です。また、気象条件が悪かったり薄暗い時でも能力を十分に発揮するといいます。

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SoCは次世代のTEGRA、GPUはNVIDIA製の次世代のPascalを2基ずつ採用し、『DRIVE PX 2』全体の消費電力は250W。冷却クーラーは「DRIVE PX」では空冷方式でしたが、『DRIVE PX 2』は液冷方式に変更されています。

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次世代のTEGRA、Pascalともに詳細は明かされていませんが、『DRIVE PX 2』はMacBook Pro150台分に相当する性能を誇り、1秒間に24兆回のディープラーニング演算が可能だと発表しています。

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12個のカメラに加え、レーダーや超音波センサーもサポートする自動運転の開発ソリューション「DriveWorks」も提供します。センサーのキャリブレーションから周辺環境のデータの取得、センサーデータの同期、記録、処理まで多彩なアルゴリズムの組み合わせが可能としています。

さらにディープラーニングの開発・トレーニング状況を可視化できるツール「DIGITS」も提供。NVIDIAのGPUを積んだPCで利用可能で、開発がおわったものを『DRIVE PX 2』上で実行できます。すでに複数の自動車メーカーなどで利用され、フォードでは歩行者検出アルゴリズムのトレーニング効率が30倍になったこと、アウディはドイツのルール大学ボーフムにおける交通標識データベースを4時間もかからずに学習、96%以上の精度で識別したことを発表しています。

『DRIVE PX 2』はボルボの自動運転車実験プロジェクト「Drive Me」の一環として、100台のVolvo XC90 SUVに採用されるなど、自動車メーカーからの注目度も高いようです。GPU開発で培った技術を活かし、安全で快適な自動運転を実現する存在になってくれることが期待できそうです。


MacBook Pro150台分、1秒24兆回のディープラーニング演算が可能な車載人工知能エンジン『DRIVE PX 2』、NVIDIAが発表
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