ミシガン工科大学が、ネットガンを備えるドローン捕獲用ドローンを開発しました。続きに掲載した動画では、不審な挙動を示すドローンをスパイダーマンのように網で捕らえます。

最近のドローンの普及には眼を見張るものがありますが、ドローン人口が増えるとマナーが悪かったり不審な行動をとるオペレーターも増加します。国内では首相官邸でのドローン落下事件などが相次ぎ、海外ではヘリコプターによる山火事の消火活動を邪魔した事例、果ては刑務所内に麻薬を運搬するドローンの例まで報告されています。

こうした問題から、不審なドローンへの対策が各国でとられ始めています。国内では警視庁が昨年12月、飛行禁止区域を飛ぶドローンへの対策用として大きなネットをぶら下げた トロール漁スタイルの捕獲用ドローンをテスト。フランスではその原理こそ明らかにされていないものの、不審なドローン操縦者の位置を特定する監視用ドローンが発表されています。
 
 
ミシガン工科大学が開発したドローン捕獲用ドローンは、ネットを使う点で日本の警視庁のものに近い種類といえます。ただミシガン工科大学のドローンは、外観は通常のドローンと変わらないものの不審なドローンに向けて発射するネットガンを備えるタイプ。いわば 投網漁スタイルの捕獲ドローンです。なるほどこれならば、事前に不審などローンに気づかれ、逃げられる危険性は回避できそうです。

ただ問題は、網を発射する方向や高度をきちんと決め、射程圏内に接近する必要があること。満を持して発射した網が外れ、獲物を取り逃す事態にでもなれば、オペレーターの周りは目も当てられない雰囲気に包まれそうです。

投網型ドローンを開発したミシガン工科大学の Mo Rastgaar 博士は、このドローンシステムの特許を申請中。将来的には FAA に未登録のまま飛行する闇ドローンや、テロ、密輸などの犯罪に用いられる不審ドローン対策に役立てられるようになるとしています。



捕獲用といってもまだまだ現在のところは「ドローンに毛が生えたようなものだな」と冷静に見ていられます。しかしこのまま捕獲用ドローンが進化を積み重ねていけばいずれは対人向けにも転用され、202X年ごろには「ボクサッチー、ヨロシクネ」などとつぶやきながら逃走者を自動追跡する、落花生型ドローンも作られていそうな気がしないでもありません。
動画:不審ドローン対策用の投網型ドローン捕獲ドローン。ミシガン工科大学が開発
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