デルが「ベゼル幅世界最薄」を謳う23.8インチフルHD(1920×1080)解像度対応のIPS液晶ディスプレイ『U2417H』を発売しました。価格は2万9800円(税別、配送料込)。通称は特徴から名付けられた『フレームレスモニタ』です。



最大の特徴はもちろん狭額縁設計。これはベゼル(額縁部)幅の広い底面側でも8.3mm、他は5.3mmまでに抑えた非常に高いレベルの仕様。これは見かけ上のベゼルのみならず、非表示部を含んだ値。世界最薄を名乗るのも納得の狭さです。

デル 『フレームレスモニタ』 U2417H

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18 枚






従来同社製ディスプレイでベゼルが最も狭かったU2414HとS2415Hは、底面以外は6.1mm。ここに関しては本機は-0.8mmのみですが、底面側に関しては一転して、U2414HとS2415Hは18.6mm、ここに関しては最も細いS2340Lでも18.4mmでした。こと底面側に関しては、本機は1cm以上狭くすることに成功しています。

なお、他社製品で底面側のベゼルが狭い製品としては、EIZOの27インチ液晶『FlexScan EV2750』が挙げられます。こちらは底面側以外が6.7mm、底面側が15.3mm(非表示エリア含む)。表示面積が異なる点を除いても、底面側の狭さという点では本機が有利です。





当然ベゼル幅が狭いことから、マルチディスプレイには大きく有利。発表会での説明では、2×2台で並べた場合でも、左右間のベゼルは10.6mm、上下間でも13.6mmという点を紹介しています。



なお、設定や電源などの操作ボタンは、底面右側に設置。電源を含めた5個のボタンで操作する、同社製ディスプレイでは一般的な方式です。



基本性能という点でも、モデル名にUが付く『デジタルハイエンドシリーズ』に属する製品だけあり、優秀なもの。
液晶の駆動方式は上述のようにIPSで、公称視野角は上下、左右とも178度。色域はsRGB比99%で、出荷時のカラーキャリブレーション(色補正)も実施。証明書も同梱されます。表面加工はビジネスも重視したノングレア(非光沢)タイプです。



視野角と発色の状態を実機で確認したところ、パネル上下方向からの色変化などは感じられず、色再現性などもAdobe RGBを前提とする広色域タイプの製品ほどではありませんが、優秀な印象です。



映像入力端子は、DisplayPort×1基、ミニDisplayPort×1基、MHL対応のHDMI×1基。DisplayPortはディジーチェーン接続用の出力端子も備えます。
また、デル高級ディスプレイでの定番的機能となっているUSBハブは、4ポートすべてがUSB 3.0対応に。配置も底面2基、右側面2基と分かれており、設置場所に応じた使い方が可能です。





スタンドはピボット(縦長画面)対応で、基本となるチルトやスイベルが可能なのみならず、高さ調整も13cmと柔軟性が高いタイプ。脱着も本体側のリリースボタンを押すだけで可能な構造。
またデル製ディスプレイの隠れた特徴とも呼べる、手厚いサポートも継承。故障時には代替品を先に受け取れる『3年良品先だしサービス』、輝点ドット抜けを3年間保証する『3年プレミアム保証』が受けられます。



「ディスプレイは表示している画面こそが主役」という観点から見れば、額縁のないディスプレイというのは一つの夢。また表示部以外の面積が削られることで、限られたスペースにもより大きな画面が設置可能になります。こうした観点から昨今、液晶パネルの狭ベゼル化は勢いを増していますが、U2417Hは現状における一つの解とも呼べる製品です。

本機のような四方とも狭額縁なディスプレイとしては、LGエレクトロニクスがCESで展示した『24MP88』が挙げられますが、残念ながら日本では未発売(下記記事を参照)。本機はそれに対抗できるベゼル幅で、なおかつ発売は先行しました。

980gの15.6型最軽量ノートにUSB-C搭載4Kと4方狭額縁モニタも!! LGエレがCES2016展示製品をプレビュー

2万9800円という価格は、同社の24インチフルHD製品としては若干高価ですが、狭ベゼルのメリットや機能、デザイン性などを勘案するとお買い得感は十分に思えます。昨今のデルはディスプレイメーカーとしてもトッププレーヤーですが、本機は同社のシェアを後押しするモデルの一つとなりそうです。
下側さえも8.3mmな「ベゼル幅世界最薄」。デルが24型フルHDモニタU2417Hを2万9800円で発売
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