IBM がユーザーによるリアルタイム動画配信サービスの草分けであるUstreamを買収すると発表しました。IBM はこれまでに幾つかの動画サービス企業を買収しており、それら企業と Ustream の持つ技術をIBMの提供するクラウドプラットフォームの一部として提供するとのこと。

 

Ustream といえば2007年のサービス開始以来、YouTube とともに動画配信サービス筆頭格の企業です。Ustream は NASA や大手テレビ局がチャンネルを開設し、日本では東北大震災の折にはテレビ放送の同時配信、福島第一原発の24時間中継などで大きく社会に貢献しました。

しかし最近の Ustream アジア部門は、YouTube が隆盛を極めるその裏で、それまではなかった動画中への広告表示を始めたり、無制限に保存できた動画を最大1か月の期限付きにするなど、あまりユーザーにとって好ましいとは思えない変更が相次いでいました。結局、昨年12月には Ustream アジア部門がサービスを2016年2月1日に終了すると発表。その後は米国本隊にアジアのサービスを移管すると発表しています。

一方、IBMは昨年後半から年末にかけて Aspera、Cleversafe、ClearLeap といったクラウドストレージや動画サービスを矢継ぎ早に買収しており、今回発表となった Ustream とともに IBM が提供する業務用クラウドプラットフォーム Bluemix の中の動画部門としてに組み込む計画です。Ustream の買収額は未発表であるものの、Fortune 誌によると1億3000万ドル前後の見込みとのこと。
なお、12月の時点で Ustream Asia はサービスを米国 Ustream.Inc に移管するものの「これまでどおりのサービスを提供すべく準備中」としていました。一方、今回の IBM の発表には Ustream の既存の一般向けサービスについては記載がありません。
IBMがUstream買収を発表。企業向けクラウドプラットフォームの動画サービスとして組込みへ
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