OLYMPUS DIGITAL CAMERA

マイクロフォーサーズ機としてはパナソニック『GX8』と並び、最高解像度となる有効2030万画素Live MOSセンサーを新搭載した『PEN-F』。

8枚の画像を合成し高解像度画像を生成する"ハイレゾショット"で約5000万画素相当の撮影も可能。また銀塩モノクロ写真のフィルターワークや粒状感を、自分好みに設定できる"モノクロシミュレーション"機能にも注目。その実力をチェックしてみた。 

PEN-F 作例

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10 枚


Olympus PEN-Fの外観レビュー記事はこちら
解像感比較(元画像)
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まずは細部の解像感。通常撮影とハイレゾショットで撮影した画像の一部を拡大してみた。レンズは「M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO」・絞りF8・シャッタースピード1/320秒・ISO200・JPEG最高画質。三脚使用。

解像感比較(拡大)

通常に撮影した画像(画面左)はピクセル100%切り出し。ハイレゾショット(画面右)は通常撮影のサイズに合わせて63.5%縮小して掲載。通常の撮影でも鉄筋に輪郭がクッキリと表示されたシャープな描写。ハイレゾショットでは合成して画像を生成するため、風に揺られた草木がブレてしまっているが、鉄筋の輪郭がさらに精細に再現され、解像感が高いことがわかる。

高感度比較(元画像)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
つぎに高感度の画質を見てみよう。レンズは「M.ZUIKO 12mm F2.0」・絞りF5.6、JPEG最高画質でノイズ処理は標準。三脚使用しISO200からISO25600まで1EV刻みで撮影した画像の一部を拡大して比較してみた。

高感度比較(拡大)

ISO800までは画質劣化はほとんど感じられず、ISO1600からは多少ノイズや解像感劣化あるが気になるほどではない。それより感度が上がるのに比例して画質の劣化が目立ってくるが、大きなサイズで使うのでなければISO6400程度までは許容範囲といえるだろう。

モノクロプリセット作例

個人的に気に入ったのが、新機能のモノクロプロファイルコントロール。コントラストの効いたモノクロや赤外フィルムのようなIRの2種類のプリセットが用意され、さらにカラーフィルター効果にハイライト&シャドーコントロール、ざらつきを加える粒状フィルム効果やレトロレンズのようなシェーディング効果といった調整を個別におこなうことで、普通のモノクロ写真から一歩進んだ表現が楽しめる。かつて銀塩モノクロフィルムで写真を撮ったことがある人には、懐かしく感じるはずだ。

カラーフィルター効果

カラーフィルター効果ではモノクロの濃淡を調整できる。例えば赤のフィルターを使用すると被写体の赤い部分は白く、相反する青い部分は黒くなる。風景で青空を暗くして印象的に見せたいのならオレンジや赤、女性の口紅をクッキリとさせたいのなら青や緑といったように被写体に合わせて使い分けるのがコツ。効果の強弱は3段階から選ぶことができライブビューに反映されるので、結果を確認しながら撮影できる。

粒状フィルム効果

粒状フィルム効果も強弱が3段階から選べる。カラーと違い明暗の階調だけで表現されるモノクロでは、あえて粒状を加えると立体感のある写真になる(作例は画面一部を拡大したもの)。

シェーディング効果

シェーディング効果は周辺部の光量の加減することで、中心部の被写体を引き立てる効果がある。強弱は明暗それぞれ5段階から選べる。


ハイライト&シャドーコントロール
ハイライト&シャドーコントロールでは明暗部または中間調の階調を調整できる。明部を明るく暗部に暗めに調整すれば、コントラストの強いメリハリののある写真になる。逆に明部を暗く暗部を明るくすると、明暗差の激しい夜の街並みでも白とびや黒つぶれが少ない広い階調の写真になる。

これらモノクロプロファイルコントロールの機能は、PhotoShopなどの画像ソフトで撮影後に処理しても同様の画像を作成できるが、やはり撮影するときに調整したほうが、その時のシャッターを切ろうと感じた気持ちも一緒に写るように気がする。ちなみにRAW+JPEGで記録しておけば、後でRAWからカラー画像を生成することもできる。

久しぶりに光と影だけで再現するモノクロで写真を撮ってみると、懐かしくもあり新鮮にも感じる。楽しすぎてしばらくハマりそう。
ミラーレス一眼Olympus PEN-F実機実写レポート 多彩なモノクロシミュレーション機能がスゴイ
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