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上と左右ワクは7mm、下側9.8mm。CESで話題のLG製24型フレームレス液晶が正式発表、3万1000円

橋本 新義 (Shingi Hashimoto)
2016年2月5日, 午後09:30 in 24Mp88Hv-S
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LGエレクトロニクスが、四方のベゼルが細い23.8インチフルHD液晶ディスプレイ『24MP88HV-S』を発表しました。発売は2月10日、想定実売価格は3万1000円前後。昨年12月にプレビューされ、話題となっていた超狭額縁モデルです。

最大の特徴は、四方のベゼルが2.5mmと非常に狭い点。ただしベゼルに加えて非表示領域がある(つまりガラス面より液晶パネルの面積が小さい)構造となっており、それを含めると上と左右側は7mm、下側は9.8mmとなります。

Gallery: LGエレクトロニクス 4辺フレームレスディスプレイ 24MP88HV-S | 13 Photos



液晶パネル大手でもあるLGエレ製、さらに23.8インチのフルHDパネルとしては高級な製品だけあり、表示品質にも配慮します。

液晶パネルはAH-IPS方式を採用し、視野角は当然ながら水平垂直ともに178度。色域(色を表示可能な範囲)もsRGB比99%と広め。「色の再現性を徹底的に追及し、高性能プリンターやデジタル一眼レフカメラなど、sRGBの色域に対応した入力・出力デバイスの色再現に対応します」とアピールします。



加えて低解像度の信号入力時にボケ感を防ぐ超解像技術『Super+ Resolution』や、白浮きを軽減するシュートコントロール技術なども搭載。本機はアナログRGB入力を搭載しており古めの機器の接続も比較的楽な仕様のため、この機能が有利に働く機会もありそうです。



付属のPC用設定ユーティリティ『Onscreen Control』を使うと、PC上からの明るさやコントラストなどの基本設定が可能。さらにアプリケーションの起動に合わせての、画像モード自動設定も可能。「動画再生アプリの起動時には映画モードに変更し、Officeアプリの起動時にはブルーライト低減モードにする」といった設定も自動化できます。

合わせて本体側での設定操作は、LG製ディスプレイのお家芸であるジョイスティックによる操作を採用。他社製品で一般的な複数のボタンによる操作体系に比べ、スムーズな操作が可能です。



音響面でも、内蔵スピーカーの出力は5W+5W、さらにWaves Audioのソフトウェアベースの高音質化信号処理技術『MaxxAudio』を採用。背面ではありますがヘッドホン端子も搭載します。



入力端子は、映像がHDMI×2基とVGA(D-Sub 15ピン)×1基。さらにアナログのオーディオ入力×1、ヘッドホン出力×1(3.5mmミニジャック)。付属ACアダプタ用のDC入力という構成。また各種端子方向は垂直に挿すタイプとなっており、実使用時の奥行きでは不利ですが、手を回しての接続の際などでは便利な構造です。



最大輝度は250nit(cd/平方メートル)、コントラスト比最大500万:1、応答速度は5ms。スタンドを含む本体サイズは、541×415×186mm(幅×高さ×奥行)、重量は3.2kg。スタンドを外した状態では541×347×31mm(幅×高さ×奥行)、2.9kg。ただし電源はACアダプタ式のため、実使用時の取り回しには若干の制限が加わります。

スタンドは設置面積の少ない点が特徴となる、半円形のアークライン形状。位置調整は-2~15度の上下方向チルトのみですが、左右の角度調整は本体が軽量なことから、スタンドごとの調整でも可能でしょう。




さて、本機の想定ライバルとしては、先日発表されたデルのU2417H(下記記事を参照ください)が挙げられます。焦点となるベゼル幅は、同条件、つまり非表示領域を含めた状態で比較すると、U2417Hが上と左右が5.3mm、下側が8.3mmとなり、残念ながらベゼル幅だけ見ると本機のほうがわずかながら不利。

下側さえも8.3mmな「ベゼル幅世界最薄」。デルが24型フルHDモニタU2417Hを2万9800円で発売

一方で、本機には超解像技術をはじめとする機能面や各種設定時のジョイスティックによる操作性といった点でアドバンテージがあり、また入力端子の構成(U2417HにはDisplayPort入力と出力がありますが、VGA入力がありません)などでは、優劣とは異なった大きな差があります。
価格的にも本機とU2417Hはほぼ互角のため、両者は、ある意味でかなり良いライバルモデルとなりそうな雰囲気もあります。

表示される映像を主役とすれば、従来はやむを得ず写っていたベゼル部を視界から消せるフレームレス液晶ディスプレイは、ディスプレイとしてのあるべき姿に一歩近づいたとも呼べる製品。今後はこの2モデルを軸に、フレームレス液晶ディスプレイのトレンドが来そうです。


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