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Win10スマホ『NuAns NEO』実機レビュー、Continuumの詳細とOTGに使えるケーブルは?

Brother Hawk
2016年2月9日, 午前11:15
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Win10スマホで国内初Continuum対応のNuAns NEOが出荷され約1週間が経ちました。その間、同じSoC、Snapdragon 617を搭載したVAIO Phone Bizが発表されたり、新型ScreenBeam Mini2 Continuumの登場など、いろいろ情報満載、楽しめた1週間ではなかったでしょうか。

今回はContinuum関連の詳細と、OTG接続に関する情報について書きたいと思います。

Gallery: ContinuumとOTG関連画像 | 23 Photos

Continuum関連で分かったこと

まず1つショック(?)だったのが、Snapdragon 617搭載Win10スマホでContinuumをする時必要となるMiracastアダプタの一つ、ScreenBeam Mini2に新型「ScreenBeam Mini2 Continuum」が発表されたことです。オリジナルとの違いは、付属のケーブルがY字になり、電源供給をしつつ、USB式のマウスやキーボードをアダプタ側に接続できるようになりました。

Continuum時、BluetoothやOTGによるUSB接続で、同種のデバイスを接続可能なのですが、いろいろ試した結果、アダプタ側に付ける方が調子が良く作動する(ケースが多い)ことが分かり、オリジナルしか持ってない筆者はガッカリ......。


最新のファームウェア5.3.9.0にするとUSBローカルアクセスの項目が追加されます

「オリジナルを持っているのにまた新型を購入しなければ......」と、普通ならなるのでしょうが心配無用です。最新のファームウェア5.3.9.0にすると、アダプタ自体のハードウェアは「ScreenBeam Mini2 Continuum」と同じになります。

Y字のケーブルは、Android搭載スマホ用でたまに見かける「充電しつつホスト接続可能なケーブル」がこれに相当します。いろいろ出回ってますが、どれも電源へ接続する側のUSBケーブルが短く、別途延長用のUSBケーブルが必要になることが少し違う点でしょうか。


別途用意したケーブル(PC USEFULで購入)。左のUSBコネクタ(オス)は電源へ、赤いUSBコネクタ(メス)は、マウスやキーボード、無線用のドングルなど、HIDデバイスに接続できます=ScreenBeam Mini2 Continuum相当になります

試したところ問題無く動きます。但し、メーカーはもちろん、編集部も筆者も保証するものではありませんので、自己責任でお願いします。

Snapdragon 617でContinuumをする時に肝となるMiracastアダプタは、数多く出回っていますが、5GHz帯に対応したものが良く、トリニティもVAIO Phone Bizも、このScreenBeam Mini2を推奨しています。前回も書きましたが、一瞬品薄になる可能性もありますので、気になる方は早めに入手された方がいいでしょう。

さて前置きが長くなりました。Continuumに関して(一部前回と重複します)、1週間触って分かったことなどを報告します。

初期設定は非常に簡単です。Miracastアダプタを作動させた状態で、Continuumアプリを起動すると、以下のような画面が表示され、正常に接続すると外部ディスプレイがWindows 10のデスクトップのような画面に切り替わります。


Continuumアプリを起動 / 接続方法をワイヤレスアダプターに / Miracastアダプタを選び接続


ようこそ画面が外部ディスプレイに表示されます / 使い方などのビデオ再生 / 接続完了


外部ディスプレイ側の表示。Windows 10のデスクトップに似ています


通知センターはスマホ側と並びや表示が同じです


タスクビュー。アプリを切り替えて使えますが、全画面表示のみとなります

スタートメニューに注目してください。グレーアウトしているタイルはContinuum非対応となります。これはアプリ画面も同様です。

余談になりますが、この画面キャプチャは筆者のカスタマイズが2点入っているので説明します。まずFacebookアプリはContinuumに対応しています。にも関わらずグレーアウトしていのは、Transparency Tilesというアプリを使っているからです。

このアプリは透明タイルに対応していないアプリのランチャーで、単に該当するアプリのタイルを透明にして配置し、アプリをキックするだけの機能を持っています。Facebookアプリは透明タイルになりませんので、これを使って透明にしているのですが、Transparency TilesがContinuum非対応のためにグレーアウトしているだけです。アプリ画面からダイレクトにFacebookアプリを起動するとContinuumで作動します。

もう一点、通常スタート画面は標準サイズのタイルが横に3つ並びます。しかしこの画面キャプチャは4つと、Lumia 1520と同じレイアウトになっています。

これは設定 / システム / ディスプレイ / このディスプレイ上のテキスト、アプリ、項目のサイズを200%から175%にして、設定 / パーソナル設定 / スタート / タイルの数を増やすをONにすれば設定できます。

但し、相対的にテキストサイズが小さくなりますので、見辛い場合は、設定 / 簡単操作 / その他のオプションで文字サイズを調整するか、アプリ側でフォントサイズを変更するなど、若干工夫が必要となります。

標準アプリでContinuum対応しているのは、アラーム&クロック、ウォレット、エクスプローラー、カメラ、サポートに問い合わせる、ストア、ストレージ、ニュース、はじめに、フォト、ボイスレコーダー、マップ、メッセージング、映画&テレビ、設定、天気、電卓、電話、Continuum、Cortana、Excel、Facebook、Grooveミュージック、Microsoft Edge、OneDrive、OneNote、Outlookカレンダー/メール、People、PowerPoint、Skypeビデオ、Windowsフィードバック、Word。

非対応なのはポッドキャスト、FMラジオ、Skype、Xboxと、ほぼContinuum Readyの状態です。以下代表的な標準アプリの画面キャプチャを掲載しましたので参考にしてください。個人情報に関する部分は、モザイクか削除しています。予めご了承ください。


Microsoft Edge。タブが使えます。但し搭載メモリが少ない関係か、いくつか開いて、タブを行き来すると、リロードがかかりPCほどサクサク見れません。また外部ディスプレイ時はPCサイト表示になっています


アプリストア。Windows 10とほぼ同じ動きをします


Outlookメール。これも含めOffice系の完成度は高く、安心して使えます。余談になりますが、多くのメールアカウントを同期にするとバッテリーの消費が激しくなります。筆者のケースでは頻繁にメールがあるアカウント2つを同期、他の4つは手動にしています


ニュース。Windows 10とほぼ同じです


マップ。流石に3D表示に切り替えると作動が重くなりますが、2D表示は大丈夫です


次は他社製のアプリと、Continuum対応とうたいながら問題ありのアプリも一緒に掲載します。


Facebookアプリ。2ペインですが、メインビューがスカスカで見辛いのと、コメント入力時に変換候補パレットが都度パタパタ位置が変わるなど、IME関連で問題があります


Peopleアプリ。これは酷い実装で、スマホビューそのまま横幅が広がっただけ。写真があるとこのような状態になります。TwitterクライアントのFenice for Twitterも同様です


Tweetium。Twitterクライアントです。これは逆に良く作りこまれており、タイムラインが横スクロールします


Perfect Tube。YouTubeアプリです。ご覧のようにWindows 10のUWPアプリと同じUIで非常に良くできています。全画面での1080p/30fps再生も問題ありません


Microsoft Remote Desktop Preview。Preview版とはいえ高い完成度です。これだけでもWin10スマホでContinuumする価値があるかも知れません


蕎麦道なび。友人が作ったアプリです。Continuum環境が無く筆者がテストしました。曰く、Continuumを意識して作っておらず、PCビューを真面目に作っただけ...とのこと。つまりContinuum用に作る必要は無く、スマホビューとPCビューだけ作れば自動的にContinuum対応になります。開発者の方には朗報ではないでしょうか


先にあげたFacebookアプリですが、実はEdgeで普通にサイトからアクセスしても、変換候補パレットの位置がパタパタ動いたり、入力項目に入力できなかったり、ご覧のように入力した文字にエコーがかかったように二重に表示されるなどIME関連で問題が多発しています。Facebookの実装が悪いのかも知れませんが、他では問題無いため是非Microsoftには対応して欲しいところです。もちろん通常サイトの入力部分は問題ありません

このように、同じContinuum対応といっても、そのレベルにはかなりの差があります。まだ出始めなので仕方ない部分でもあり、現状だけで「だから使えない...」という分けではありません。加えて純正のSkype、Twitter、Instagram、MessengerLINEアプリなど、Continuumどころか、UWPアプリではなく、WP8.1アプリが山のようにあります。書体が中国語になるのもWP8.1アプリ固有の現象です。こちらがUWPアプリに移行するのがまず第一歩でしょう。

1つ改善して欲しいのはContinuum中、スマホ側のパネルもONのままになることです。ご存知のように一番バッテリーを消費するこの部分がONのままだとあっという間にバッテリーが減っていきます。ただスリープにすると当然、外部ディスプレイ側の作動自体が止まって(切れて)しまうので、一定時間スマホ側を操作しない時は、せめてバックライトOFFなど工夫が必要でしょう。

作動速度はアプリに依存します。一日Continuumで仕事は辛いかも知れませんが、数時間、PCの替りであれば十分。プレゼン時や動画を大画面で観れる利点もあります。

この辺りは、Windows 10 Mobile本体はもちろん、Snapdragon 617初搭載ということもあり、ドライバのチューンもこれからだと思われます。今後はトリニティだけでなくVAIOからもレポートが上がるでしょうから、対応も加速するはずです。


設定 / 時刻と言語 / キーボード / 日本語QWERTYをタップすると、ハードウェアキーボードを選べます

1点、Continuum時に、Bluetooth、USB接続に関わらず、ASCII配列の英語/日本語キーボード、もしくはJIS配列の日本語キーボードが日本語でキートップ通りに入力できないケースがあります。

対処方法は、設定 / 時刻と言語 / キーボード / 日本語QWERTYをタップすると、ハードウェアキーボードを選べますので、101キーか106/109キー、該当する方を選択してください。但し、[Win]+[Space]キーで言語を英語に切り替えた場合は、どのキーボードも全てASCII配列になります。これは現状仕様です。

[無変換]キーで半角英数入力、[変換]キーで全角入力(もしくは[半角/全角]キーでトグル)、[Space]キーで変換と、どちらかといえば、OSXやChrome OSに似たIMEの作動となります。


OTGに使えるケーブルは?


NuAns NEOはUSB 2.0 Type-Cのコネクタを搭載し、OTG(ホスト接続)に対応しています。これにより、USBハブ、マウス・キーボードといったHIDデバイス、USB Audio/Mic、ストレージなどがスマホへ接続可能になります。試しにEthernetアダプタを接続しましたが作動しませんでした。

では実際どのようなOTGケーブル(コネクタ)が使えるのかテストしてみました。まずOKだったのは以下の二つ。またトリニティではOTGのテスト用に「ATiC USBケーブル - USB 3.1 Type C OTGケーブル」を使っているそうです。


Patech USB3.1Type C to USB 3.0Type Aアダプター / Anker USB-C to 4-Port USB 3.0 Hub for USB Type-C Devices

これらの共通項はオス側がUSB 3.1 Type-C、メス側がUSB 3.0となります。但し、少し前に記事になったMacBook用のPD対応3+1ポートハブは、この条件に一致するものの、PD充電、USBポート共に作動しませんでした。従ってPD対応のものは使えないと思っていいでしょう。

現在NuAns NEO側に軽いバグがあり、OTG接続すると、右上のバッテリーステータスが充電中になりますが、気にしないでください。同社も認識しているので直に修正されると思います。

NGだったのは、ルートアール USB2.0 Type-C OTGケーブルと、Microsoft Display Dock。


ルートアール USB2.0 Type-C OTGケーブル / Microsoft Display Dock

もともとNuAns NEOがUSB 2.0 Type-Cということで、オス側USB 2.0 Type-C、メス側USB 2.0を用意したのですが駄目でした。Microsoft Display Dockは、NuAns NEO側がUSB 3.0ではないためHDMI/DisplayPortが使えないのは分かっていましたが、充電機能とUSBだけ使えるかと思いテストしたところ、充電機能しか動きませんでした。

この結果から、現在OTGしつつの充電はできる方法がありません。手元にあるNuAns NEOは、スリープ時1%/h前後、作動時3%/h前後、Continuum時5%/h前後、バッテリーを消費します(アプリやバックグラウンド作動状況によって大きく変わります)。

短時間であればバッテリー駆動でもいいのですが、長時間Continuumを使う時には充電しつつとしたいところ。これが理由でOTGでマウスやキーボードを接続したり、HDMI入力はできてもサウンド出力が無いディスプレイ使用時、代替えにUSB Audioという手も難しくなります(ContinuumしながらUSB Audioできるのは確認済)。

またUSB Audioは、1)作動するもの、2)作動はしているものの出力がデバイス側に切り替わらないもの、3)バスパワーが足らず作動しないもの3種類あります。残念ながらChord Mojoは2番目に相当します。電源ボタンが赤くなり44.1KHzで作動しているのですが、内蔵スピーカーから出力が切り替わりません。

すべてBluetoothでいいのでは?との意見もあるでしょうが、1080p/30fpsを全画面再生すると流石にすべてのデバイスの反応が鈍くなります(この件はPCでもまれにあります)。

betterな組み合わせは、ScreenBeam Mini2 Continuum(もしくは相当)のUSBにキーボードとマウス、Bluetooth/aptXでスピーカー(HDMI入力/サウンド出力のあるディスプレイでは不要)、そして本体のType-Cは充電...となるでしょうか。もちろんContinuum中に3.5mmオーディオコネクタからサウンドを取り出せますので、アナログ的な解決策もあります。

以上、ContinuumとOTGに関する情報をお伝えしました。多くの部分は、今後機種が増えるであろうContinuum対応Win10スマホと共通の話なので、参考にして頂ければと思います。

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