Sponsored Contents

qualcommの最新記事

Image credit:

クアルコムがウェアラブル用新SoC、Snapdragon Wear 2100発表。400比で25%の省電力化を達成

橋本 新義 (Shingi Hashimoto)
2016年2月12日, 午後08:00 in Qualcomm
330 シェア
71
166
6
3
84

注目記事

人気記事



スマートフォン向けSoCの代表的メーカーであるクアルコムが、Snapdragon系列の新シリーズとなる『Snapdragon Ware 2100』を発表しました。シリーズ名の通り、スマートウォッチやウェアラブル機器に向けた新シリーズとなります。搭載機器は2016年第二四半期に登場予定です。

最新世代のスマートウォッチで採用例の多い同社製Snapdragon 400に比べて大幅な低消費電力化を推し進めつつ、半導体パッケージの小型化などにより機器の小型化を下支えします。

Gallery: クアルコム Snapdragon Wear 2100 | 5 Photos



構成は大きく分けて2バージョン。802.11n Wi-FiとBluetooth 4.1をサポートする「tethered」版と、LTEモデム搭載「connected」版です(tetheredとconnectedは公式ページでの名称)。最大の特徴である低消費電力化は、両方のバージョンで現行のSnapdragon 400に比べて公称値で25%の削減としています。

電力効率に大きく関わる半導体製造プロセスはSnapdragon 400と同じ28nmですが、回路設計レベルでの効率化(いわゆる「最適化」)やGPU部を中心に、スマートウォッチ用としては過剰な性能だった点を落とすことなどにより実現しているものと思われます。

さらにCPUやGPU部のみならず、センサー類を制御するセンサーハブも低消費電力化。電力減少分を動作に転化することで、より高い精度のセンサー利用が可能とアピールします。



合わせてパッケージサイズも、Snapdragon 400に比べて30%縮小。基板上の大きさが縮小することで、より小さく、また薄い搭載機器の開発が可能な点を強調しています。



基本的な仕様としては、CPU部がARM Cortex-A7(4コア、最高1.2 GHz)、GPUがAdreno 304で、ディスプレイ出力は危機に合わせて最大解像度640×480、リフレッシュレート60Hzまでと控えめ。
Snapdragon 400はモデル名が上のAdreno 305で、解像度も搭載スマートフォンではフルHDモデルが確認されているため、低消費電力化はこのあたりの仕様変更が効果的に作用しているものと思われます。

ちなみに、Snapdragonで同程度のCPUと同じモデル名のGPUを搭載するSoCは、名称の近い『Snapdragon 210』系列となります。

対応メインメモリはLPDDR3-400で、対応LTEモデムは同社のX5シリーズ。Wi-Fiは2.4GHz帯のみで802.11n対応と、このあたりもやはり控えめです。一方でスマートウォッチで重要視される急速充電技術は、同社のQuick Charge 2.0に対応します。公式サポートOSは、Androd WearおよびAndroidです。

なお公式リリースでは、上述したように低消費電力化や小型化については大きくアピールされているものの、処理速度や性能に関しては触れられていません。この点からも、性能向上よりも低消費電力化を優先した仕様と思われます。



このようにSnapdragon Wear 2100は、スマートウォッチ用として十分な性能を保ちつつも、省電力にバランスを振ったSoCと呼べそうなモデル。現行のスマートウォッチはバッテリー駆動時間が最大の課題ですが、こうした点の改善には大きな助けとなりそうな製品となりそうです。

330 シェア
71
166
6
3
84

Sponsored Contents