ツイッター芸人として新境地を開拓中のラッパー カニエ・ウェストが、Twitter に「CDはもう作らない。これからはストリーミングだけだ」とツイートしました。そして前々作アルバム『Yeesus』のパッケージデザインは棺桶をイメージしており、CD の死を表現していたと主張しています。

カニエ・ウェストといえば、最近は奇抜な行動やTwitterでの奇天烈な発言ばかりが取りざたされているものの、もとはといえば、TIDALのオーナー Jay-Z の楽曲をプロデュースしたのがきっかけでスターダムにのし上がり、2000年代のヒップホップ界を牽引した天才プロデューサー。2004年以降は自身もラップパフォーマーとして活動し、その類まれなるファッションセンスでも多数のファンを惹きつけています。

そんなカニエですが、最近は借金の告白をしてマーク・ザッカーバーグに泣きついたり、ダウンロード販売も計画していた新作アルバム『Life of Pablo』を、リリース直前に自身が共同オーナーを務める音楽ストリーミングサービス TIDAL のストリーミング限定としたり、さらにはそれが P2P ネットワークに流出してしまったり。天才というよりはトンデモな方面での活躍が目立っています。

3月7日、カニエは突然「これからは CD を二度と作らない。ストリーミングのみだ」とツイート。彼が制作する作品はすべてストリーミングのみで配信するとしました。現時点での最新作『Life of Pablo』のリリース時にも、カニエは Apple(Music/iTunes)では新作を公開しないとしており TIDAL を除いて、他の音楽ストリーミングサービスにも新作を卸しませんでした。

さらに、カニエは前々作『Yeezus』 CD 版の素っ気ないパッケージが実は「CD の死を意味していた」と発言。少々後付けくさいものの、CD リリースをなくすのが本気だということを強調しています。
音楽市場でいえば CD の売り上げがここ数年下がっていることは何度も伝えられています。しかし、一方でメジャーなアーティストはまだまだ利幅の大きい CD をしっかり売るべく、ストリーミングの開始時期をずらしたり、バックカタログを引き上げたりしてファンを誘導する手法を取るケースが多く、カニエのようにいきなりCDをなくしてしまうのは利益の面でギャンブル的要素が強そうです。

とはいえあのカニエ・ウェストのこと、1年もすればしれっと CD リリースの報が舞い込んでいる可能性も否定できません。ファンの立場としてはとりあえずカニエに"ガソバレ"と応援を贈るしかなさそうです。
 

蛇足ですが、先日 Twitter にアップロードした画像から音楽制作ソフトウェアを違法ダウンロードしているとして、それを発見した deadmau5 らに散々弄られたカニエは、後日パパラッチからの質問に「あれは自分の PC じゃない」と回答。実は 『Life of Publo』の違法ダウンロードが後を絶たないことを皮肉る意図があったと語っています。
カニエ・ウェスト「もうCDは作らない。今後はストリーミングのみ」と発言。音楽制作ソフト違法DLには「俺のPCじゃない」
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