アップルのスペシャルイベント「Let us loop you in.」より。アップルが9.7インチのiPad Proを発表しました。
モデル名は噂通り『iPad Pro 9.7-inch』で、日本では画面サイズが前に来て『9.7インチiPad Pro』となります。価格は米国でWi-Fi 32GB版の599ドルから、日本では6万6800円から。日本での注文開始は3月24日から、発売は31日です。

特徴は、周囲環境の色温度(色が赤みがかっているか、青みがかっているかなど)を検出し、自動的に画面の色を調整する『True Toneディスプレイ』。さらに心臓部となるSoCには12.9インチモデルと同じ『Apple A9X』を搭載し、噂通りApple PencilやSmart Keyboardにも対応します。

9.7インチiPad Pro

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15 枚




本体サイズはiPad Air 2と同じ、169.5×240×6.1mm(幅×高さ×厚さ)。重量もAir 2と同じで、Wi-Fiモデルが437g、Wi-Fi+Cellularが444gです。バッテリー駆動時間は、iPadのお約束である『Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生:最大10時間』をキープします。

カラーバリエーションは、シルバー、ゴールド、スペースグレイにローズゴールドを加えた4色となりました。12.9インチにはローズゴールドはないため、9.7インチならではの色。合わせて、新たにストレージ256GB版も追加されました。こちらは12.9インチモデルにも加わります。

構成は従来機でもおなじみの、通信と容量別の6モデル。
価格はWi-Fiの32GB版が6万6800円(税別、以下同)、128GB版が8万4800円、256GB版が10万2800円。
Wi-Fi+Cellularの32GB版が8万2800円、128GB版が10万800円、256GB版が11万8800円です。
なお、12.9インチ版との価格差はおよそ2万8000円程度です。





冒頭でも紹介したTrue Toneディスプレイは、12.9インチ版にもない新機能。4個の環境光センサーを使い、周囲の光の色温度や明るさに合わせて、ディスプレイの明るさだけでなく色も自動的に適応させる技術です。





画面解像度はiPad Air 2、ひいては『新しいiPad』から継承する2048×1536ピクセル。ただし、輝度や反射防止加工にはAir 2から改良が加わっており、アップルは「世界で最も明るく、最も反射の少ないスクリーン」という点をアピールします。

心臓部は冒頭でも紹介したように、12.9インチモデルと同じApple A9Xと、内蔵されたモーションコプロセッサのApple M9。公称性能は12.9インチモデルと同じく、iPad Air 2比でCPU性能は最大1.8倍、グラフィックス速度は最大2倍と謳います。





また12.9インチ版と比べてとくに強化された点がカメラ。画素数はiPhone 6sシリーズと同じ1200万画素にアップし、同機の目玉機能Live Photos(ライブフォト)と4K動画撮影にも対応。さらにはiPadシリーズとしては初となるデュアルトーンLEDフラッシュ『True Toneフラッシュ』も搭載。

さらにオートフォーカスを高速化するFocus Pixels搭載CMOSセンサーや、自動HDR機能、F2.2の明るさのレンズなど、iPhone 6s相当の機能を搭載します。フロントのFaceTime HDカメラも、6sと同じ500万画素仕様です。



ただし残念ながら仕様を見る限り、iPhone 6s Plusの光学式手ぶれ補正は搭載しない模様。また、カメラ部はいわゆる「飛び出しデザイン」となってしまいました。このあたりは賛否が分かれそうです。



合わせて、Wi-Fi+CellularモデルのLTEモデムも、12.9インチと比べ高速化。LTE-Advanced対応で、理論値最高300Mbpsにまで対応します。LTEバンドもiPhone 6sと同じく、最大23バンドに対応。具体的なバンドは1、2、3、4、5、7、8、12、13、17、18、19、20、25、26、27,28、29、30、38、39、40、41となります。



さらに12.9インチでの特徴である設置場所にあわせて役割の変わる4スピーカーや、Apple WatchとSmart Keyboardへの対応も継承。このあたりは噂通りです。なお、Apple Pencilは12.9インチと共通ですが、Smart Keyboardは当然ですが9.7インチ用版が追加されました。価格は1万6800円です。



このように、9.7インチiPad Proは、パッと見でこそ噂通り「iPad Proの9.7インチ版」と呼べそうですが、実は細かく見ていくと12.9インチ版をも凌ぐ点がかなり多く、いわゆる「0.5世代ほど進んだ」と呼べそうなモデルに仕上がっている印象。
ドル円レートも最廉価モデルで約112円と、昨今のアップル製品としてはかなり優遇されているため(例えばiPhone SEは1ドル132円前後です)、かなりの力の入れようが伺えます。

なお、注目のiPhone SEなど、今回のイベントで発表されたその他製品などに関しては、下記のイベント速報兼まとめ記事を参照ください。

アップル発表会速報。 iPhone SE、iPad Pro 9.7インチ発表
速報:9.7インチiPad Pro発表。599ドルから。A9Xプロセッサー、TrueTone display搭載
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