アップルは米国で3月21日午前10時から、日本時間では22日火曜の午前2時(月曜の深夜26時)からスペシャルイベント「Let us loop you in.」を開催しました。発表されたのは

4インチ画面で中身は iPhone 6s相当の新型 iPhone 「iPhone SE」

iPad Pro 9.7インチ。Apple Pencil手描きやスマートキーボード対応、新機能TrueToneディスプレイなど強化

Apple Watch値下げ、ウーブンナイロン(Woven Nylon)や新色バンド追加

ほか iOS 9.3の発表(夜間に色温度を調整して就寝しやすくするNight Shift、メモのTouch IDロックほか)、CarPlay 強化など。

キーノートプレゼン中では製品についてだけでなく、米国では世論を二分する「アップル vs FBI」の話題や、環境・健康への取り組みなど社会貢献・社会的責任についても力を入れて紹介したのが今回の特徴です。イベントの様子は続きをどうぞ。

iPhone SE実機写真。6sと比較

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19 枚


iPhone SE 製品画像

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5 枚




1:49 まもなく開幕です。公式ストリーミングで beats 1の放送開始。

2:00 携帯電話や電子機器の電源をお切りくださいアナウンス。始まります。

40年を40秒で振り返るビデオで開幕。


ティム・クック、来場者への感謝と、4月1日のアップル40周年を予告して開始。いつもの大成功振り返りから。アクティブなアップル機器は世界で10億台に到達。



と、思わせて、いわゆるアップル vs FBI (米国政府)の話題について。ユーザーのデータ、ユーザのプライバシー、ユーザーのセキュリティを守るのは我々の責任、この責任を放棄することはない、と宣言。

続いて、アップルの2つの取組みについて。ひとつは環境。クックからLisa Jacksonへ交代。ストアやすべてのオペレーション、データセンターで100%再生可能エネルギーを使う目標を立てた。現在は93%。米国内および23の国ではすでに100%。


データセンターでのエネルギー消費からパッケージのリサイクル素材まで。環境への取り組みを解説。



リサイクルへの取り組みについて、ロボット「LIAM」を紹介。アップルのエンジニアが設計。iPhoneを部品・素材に分解して再利用。

ふたたびティム・クックに。環境と並ぶもうひとつの取り組みは健康。Jeff Williamsに交代して、ResearchKit の取り組みを紹介。

iPhoneやアップルデバイスを使った医学調査研究プラットフォーム。糖尿病や喘息など多数の分野で研究機関が参加。多くの分野で、開始から一夜にして史上最大規模の研究になった例。動画で取り組みを紹介。画面と前面カメラで自閉症の子どもの反応を観察して発達を調べる、パーキンソン病の研究等々。

(Engadget: 新型iPhone や iPad を期待していたら「ユーザーのプライバシーと安全を守る責任」「環境」「健康」で始まっていささか面食らっている方もいらっしゃると思いますので蛇足ながら補足。アップルは米国で「テロ捜査」をめぐって、iOSに実質的なバックドアの組み込みを迫る政府(FBI)と対立しており、世論を二分する状態になっている背景があります)



健康への新たな取組として CareKit を紹介。ResearchKit は医学研究のためのプラットフォームでしたが、CareKitはユーザーの治療を助けるアプリやサービスのためのフレームワーク。オープンソースで4月に公開予定。(アップル的には、プライバシーがいかに重要か、をよく示す役割も果たしています。)




続いて、ティム・クックに交代して製品について。まずはアップルウォッチから。





新素材の Woven Nylonバンドの導入。299ドルから。Apple Watch 2の発表ではありません。

国内価格は従来の税別4万2800円から、3万6800円へ値下げ。




続いてApple TV。米国内でのコンテンツ獲得や、スポーツ、エクササイズなどテレビ向けアプリの充実を紹介。



tvOSのアップデートについて。Siriがアプリもおすすめ。ホームのフォルダ管理。検索フィールドなどのテキスト音声入力など。本日から提供開始。



続いて、ついにiPhoneについて。Greg Joswickに交代。

「今日は小さいiPhoneについて」実は3000万台もある、と導入。4インチiPhoneを使う理由、
1. 小さいほうが好きな人が多い。
2. 一台目として(手に入りやすい)

新型 iPhone はやはり「iPhone SE」!






中身は iPhone 6s と同じ A9 / M9 プロセッサを採用。5sより2倍速く、グラフィック性能は3倍。5sより50%速いLTE、WiFiは802.11ac対応、5sより3倍速。Apple Payに対応するNFC内蔵。

Live Photo にも対応。12MPカメラ、4K動画対応。ハンズフリーのhey Siri にも。






史上もっとも強力な4インチ スマートフォンと表現。価格は16GB 399ドルから。64GB版499ドル。3月24日から販売開始。


iPhone SE の詳細はこちら。アップル直販SIMフリー版の国内価格は 16GB 5万2800円、64GB 6万4800円


続いて、iOSについて。最新のiOS 9はすでに80%のデバイスで導入。対するAndroidはわずか2%(マシュマロ)といつもの煽り。



iOS 9.3の新機能を紹介。

Night Shift。夜間は色合いを変更して目に優しく寝つきやすくする機能。いわゆるブルーライトカット。

Notes (メモ)の Touch IDロック。パスコード付きのメモを作れる。

News アプリもピックアップやトレンドなど機能強化。

CarPlay も Apple Music 対応の強化、周辺情報の追加など。

Education。教育期間でのiOS導入向け管理アプリも強化。


詳しくはこちら iOS 9.3 正式発表

ティム・クックに戻って、次はiPadについて。iPad Proの発売以来、多くの人が一番良く使うコンピュータにしたと語っている。フィル・シラーに交代して新iPadについて。



iPad Pro ユーザーからの反響を紹介。



新製品は iPad Pro 9.7インチ!

2億ユーザーが使うもっとも人気のiPad は9.7インチ製品。


現在使われているPCの膨大な数は5年以上前のもの。iPad Proは特に古いWIndows PCユーザーへの究極のアップグレードになる。とアピール。

iPad Pro 9.7インチのディスプレイはiPad史上最高。





新機能、True Tone ディスプレイ。周囲の明るさだけでなく環境の色温度も検出して、画面の色を調整する。「大きなブレークスルー。一度使ったら、もう戻れなくなる」。

スピーカーは4つの Pro Audio。


プロセッサは A9X。グラフィック性能は Xbox 360以上。



9.7インチ iPad Pro 用のスマートキーボードも用意。Apple Pencil にも対応。


新アクセサリのライトニングSDカードアダプタ、ライトニングUSBアダプタも紹介。


カメラも大幅強化。12MP iSight、4K動画対応。5MP FaceTime HDカメラ。

本体色にローズゴールド追加。9.7インチ iPad初の256GBモデルも。予約販売は3月24日、出荷は31日から。

iPad Pro 9.7インチ詳細。国内はWiFi 32GB 税別6万6800円(セルラー8万2800円)から。128GB 8万4800円(セルラー10万800円)、256GB 10万2800円(セルラー11万8800円)。

iPad Pro 12.9インチとの価格差は2万8000円程度。








iPad Air 2も継続して併売。

ふたたびティム・クックが登壇。本日の発表を振り返り。プライバシーへの責任、環境と健康、アップルウォッチの新バンドと値下げ、Apple TVアップデート、iOS 9.3新機能、iPhone SE、iPad Pro。



今日の発表会が現在の本社タウンホールでの最後の会になる、来年からは新しいキャンパスに移る、そこで始まるアップルの次の40年に期待してほしい、と締めくくり。






今回のスペシャルイベントで特徴的だったのは、恒例となっていた冒頭の業績振り返りはアップル40周年とアクティブ端末10億台報告に留め、まずクックCEOの「ユーザーのデータとプライバシーを守る責任」宣言から始まったこと。

また環境と健康も、アップルが昔から多大なリソースを投入してきた取り組みではありますが、発表会の冒頭にここまで力を入れて紹介するのは異例です。

こうした社会的貢献や責任を強調する背景には、やはり冒頭でクックCEOが触れたように、いわゆる「アップル vs FBI」の問題が米国では世論を二分している状況があります。




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アップル、新iPhoneとiPad発表イベントは3月21日(週)が有力。4インチのiPhone SE、9.7インチiPad Pro (Apple Pencil &スマートキーボード対応)など




なお、米国アップルの特設ページも既にオープンしています。合わせてライブストリーミング中継は、MacとiOS機のSafari、Apple TVだけでなく、今回も昨年9月イベントに引き続き(下記記事を参照)、Microsoft Edge(+Windows 10)に対応することが告知されました。

アップル、Windows 10にもスペシャルイベントを配信。要Microsoft Edgeブラウザ

イベントに6時間ほど先立つ3月21日20時(日本時間)ごろに、アップルオンラインストアが恒例の一時閉店状態となりました。今回の日本語版告知は、昨年9月のイベントに引き続き「新しい品ぞろえをお見せするのが楽しみです」となっており、事実上、なんらかの新製品が登場することが公式に告知された形です。

Apple Storeが『新しい品ぞろえをお見せするのが楽しみです』表示に。イベントでの新製品登場はほぼ確定
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