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4Kゲーム対応の上位版PS4「PS4K / プレイステーション4.5」、PS VRより前に発表?

Ittousai , @Ittousai_ej
2016年3月30日, 午後02:00 in Playstation 4
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にわかに浮上した新型プレイステーション「PS4.5」、または「PS4K」のうわさはさらに広がりを見せています。

3月のゲーム開発者カンファレンスGDCの直後には、ソニーから説明を受けたという大手ゲーム開発者ソースの噂をゲーム系メディアが報じていました。今度はウォール・ストリート・ジャーナルが独自に得た証言として、「PS4K」は10月のPS VRよりも前に発表されるようだと伝えています。


うわさの「PS4.5」は、プレイステーション4をさらに高性能化した新型ハードウェア。4K UHDブルーレイや4Kゲームに対応する(とされる)ことから、「PS4K」の仮称も使われています。

報道によると、ソニーは以前よりごく一部のサードパーティー相手にヒアリングしつつ、「PS4.5」を試作機レベルまで開発してきました。今年3月半ばのGDCの段階ではさらに多くのパブリッシャーやデベロッパーにブリーフィングがあり、そちらを元にゲーム系メディアや経済紙が未確認情報として伝えています。

具体的な中身や仕様については、ソニーや関係者から情報を得たというソースの間でも必ずしも一致していません。これまでの未確認情報を総合すると、

1. PS4.5は、プレイステーション4とは別の、性能が強化されたハードウェア。
(PS4そのままの薄型化や廉価モデルではない)

2. 強化された性能により、4K UHDビデオと4Kゲーム、より高品質なVRを実現する。
(PS4は現行でも静止画・動画の4K出力には対応しますが、ゲームは原則フルHDで出力します)

3. PS4のゲームとも互換性がある。従来のPS4ゲームが、PS4.5ではグラフィックがさらに向上する可能性もある。PS4.5対応ゲームは、性能を活かしてPS4よりもグラフィックが向上する。

4. PS4.5専用ソフト(PS4では動かないソフト)の存在については不明確。

5. ソニーはPS4.5を高級な上位版PS4として、PlayStation VRの発売(10月)よりも前に発表する見込み

6. 新型のPS4.5と、従来型のPS4は併売される。



従来の家庭用ゲーム機にはPS2からPS3のように世代の考え方があり、フォーマットを固定することでゲームの互換性を維持してきました。同じ世代のあいだではプロセッサのシュリンクによる小型化やストレージ容量の追加などはあっても、互換性のない上位版は例外的です。(低速な円盤メディアからローディングしていた時代にはRAMを増やした本体やオプションもたまにありましたが。例外は少数の専用ソフトがあるnew 3DSなど)。

一方、PCゲームの世界では同じタイトルでも最低要求仕様や推奨仕様があり、安価なPCならば地味で粗いグラフィックで一応動き、高価なゲーミングPCならばエフェクト満載の超高精細で滑らかに、となることが一般的です。

また近年は家庭用ゲーム機を脅かす存在としてスマートフォンやタブレットが台頭して来ましたが、そちらも年々ハードウェアの性能はあがってゆき、最新スマホならば鮮やかに快適に、2年落ちならばそれなりになど、固定された世代の考え方はありません(こちらはこちらで、型落ちでもギリギリ動いたり落ちたりするおかげでストアに★1評価が並ぶような事態にもなっていますが)。

ゲーム専用機に世代があった理由には、ゲームに魅力を持たせつつ本体を安価に販売するために、比較的非力で独自性の高いハードウェア構成を採用せざるを得ず、開発者の習熟にも時間がかかったことが挙げられます。このため、ゲーム機は一度買えばその世代の間は楽しめ、後発のソフトほど性能を使いきったソフトが登場することが常識でした。CPUやGPUの性能は年々上がり価格は下るものですが、ゲーム機の世界では漸進的な性能向上ではなく、1世代のあいだは固定仕様のまま価格を下げて普及させてゆく方向で作用してきました。

しかし最近では、ゲーム専用機アーキテクチャの独自性が薄れPCと共通化が進んだこと、ソフト開発側でもかつての機種別ローレベルゴリゴリから近代的になりクロスプラットフォーム開発環境やミドルウェアも普及したこと、なによりスマートフォンなど毎年進歩するプラットフォームの存在から、ゲーム機の世界でも世代の考え方はもう古いのでは、という発言がソニーやマイクロソフトなどプラットフォーマーから出てくるようになりました。

(余談ながら、ソニーはPS3ですでに世代の考え方に異議を唱え、上位版ハードウェアの順次投入や、さらにはゲーム機の枠を超えたコンピューティングプラットフォームへと進化してゆく構想を掲げていました。しかし非常に独自性の強いアーキテクチャが普及することを前提としていたために実現せず、後継のPS4は逆に反省を活かした汎用アーキテクチャに切り替えて成功しています)。

こうした流れを考えれば、大きな成功を収めた現在のPS4ユーザーを捨てることなく、PCのような意味での上位機種の投入は不自然ではありません。

具体的なPS4.5 / PS4Kの中身については、映画の4K BDソフトに対応することで、4Kテレビも普及価格帯に入った今年以降に向けて、4Kテレビならばプレイステーション4Kで4K映画を見よう!はソニーのマーケティング的には想像できます。

PS 4.5のうわさにある「4Kゲーム対応」については、PCでも4Kネイティブ描画と高いFPSの維持はまだまだ高価なゲーミンググレードの機器が必要であることを考えると、また従来ソフトとの互換性を考えると、APUは強化しつつ4Kへのアップスケールが妥当と考えられます。

一方、謎で不穏なのが「より高品位のVR体験」に対応するとされる部分。Oculus Rift の要求仕様が比較的高いことからもわかるように、VRにはかなり高い処理能力が必要です。たとえば立体視のため二枚の映像を出力することや、没入感のある広視野角は大きなディスプレイの一部を注視したような状態になることから高解像度も必要、さらに頭と視線を動かした際の違和感を減らすために高いフレームレートも求められます。こうした高いハードルから、VRのためのGPU強化は開発者からすれば喉から手が出るほどほしい点です。

しかし、PS VRは従来のPS4で使ったとしても実質的に新型のハードウェアプラットフォームであり、今年の10月に出荷を控えている微妙なタイミングです。決して安価ではない新規ハードウェアの投入でただでさえプラットフォームを割ることになる難しい時期に、VRでも並と上に分断されているようにユーザーに見えてしまうのはリスクがあります。

手軽にVRを試してみたいPS4ユーザーはカメラやPS VRセットを買い足せば遊べます、しかしもっとゲーム環境に投資したい、最高級がほしいユーザーにはPS4Kもあります、ならば良いものの、「PS4Kで遊ぶPS VRが本物、普通のPS4では本体より高いPS VRを買っても残念状態に」というメッセージになってしまえば、市場に冷水を浴びせることになりかねません。

(PS VRにはヘッドセットの他に小さな外付けの演算ユニットがあり、テレビとヘッドセットへの同時出力や、立体音響を処理しています。ソニーが実質的にPS4の後継といえるほどPS VRに注力するならば、こちらのユニットに相当する機能を標準で内蔵した上位版PS4は、構成としてはシンプルではあります。)

ゲーム機のストレージをHDDからSSDに換装したり、AV環境に4Kやサラウンドを用意したり、高価なプロ仕様コントローラを買うようなゲーマーにとっては、「プロ」や「エリート」な本体はむしろ常に用意してもらいたいもの。PS4.5の実態はまだまだ不明点ばかりですが、同じく世代の考え方を崩すことを示唆しているXbox陣営、Wii Uを畳んでNXで新風を吹き込みたい任天堂も含めて、今年はコンソールゲーマーには楽しめる年になりそうです。

Source: WSJ
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