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スマホシェア1位を狙うファーウェイ、厚みのある鉄壁のラインナップ:山根博士の海外スマホよもやま話

山根博士(Yasuhiro Yamane), @hkyamane
2016年3月31日, 午後03:30 in Cellphone
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スマートフォン市場で着々と存在感を高めるHuawei(ファーウェイ)。ガートナーの調査によると、2015年のHuaweiのスマートフォン販売台数は初めて1億台を突破し、Samsung、Appleに次ぐ3位の座にまで上り詰めた。しかしHuaweiの野望はここでは終わらないようだ。同社関係者はここ最近、様々なメディアに「Apple、そしてSamsungを数年内に抜く」という話をしている。果たしてHuaweiがスマートフォン市場でシェアトップになる可能性はあるのだろうか?

Gallery: ファーウェイ、鉄壁のラインナップ | 6 Photos

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Samsungは総合家電メーカーでもあり、Appleは音楽サービスも含めたIT企業。それに対してHuaweiはネットワークやビジネスソリューションも提供する総合通信メーカーと、3社の事業実態は大きく異なっている。B2Bサービスを重視しているHuaweiと、Samsung、Appleのスマートフォン戦略も三者三様だ。

ガートナーの調査を見ると、2015年のスマートフォン販売数の順位は1位がSamsungの22.5%で販売数は約3億2000万台。2位はAppleの15.9%で約2億2600万台、そして3位Huaweiは7.3%、約1億400万台だった。AppleとHuaweiの間にはまだ倍以上の差がある。しかし2014年からの成長率で見ると、Samsungが4%、Appleが18%だったのに対し、Huaweiは53%と大幅な伸びを示している。2013年 2014年を見ても、Samsungの2%、Appleの27%に対し、Huaweiは46%だった。Samsungがやや横ばい、Appleの勢いも一服感がみられる中、Huaweiは着実に販売数を伸ばしている。

ファーウェイのコンシューマー・ビジネス・グループCEO、リチャード・ユー氏

Huaweiの強さは先進国だけではなく新興国でも製品をまんべんなく販売している点にある。先進国ではハイスペックで高品質なHuawei PシリーズやMateシリーズを中心に、プリペイド向けなどには安価なGシリーズやYシリーズを投入。新興国ではこれらに加え中国のオンラインマーケット向けに販売を始めた別ブランドのhonorシリーズを多数展開している。ボリュームの大きい中国市場ではほぼ全モデルが販売されており、当初は低価格品が中心だったhonorシリーズも「honor 7」などハイエンド製品が豊富に揃っている。

今ではHuaweiのスマートフォンは「Huawei」というメインブランドの各製品を補佐するように「honor」ブランドの製品が存在し、各国ごとに消費者ニーズに適した製品を自在に投入できるラインナップが揃っている。単独でハイスペックな製品を発売するだけではなく、先進国のMVNOが端末を必要とすれば先進国の消費者が求める製品を提供し、新興国でLTEサービスが始まれば低価格な4Gモデルを投入できる。ハイエンド製品しか持たないAppleや、ラインナップが豊富でも低価格品に弱いSamsungではHuaweiに太刀打ちできない市場も存在するのだ。


新興国でのHuawei人気は高い。ミャンマーではシェア1位で圧倒的な強さ

だが製品数が多いだけでHuaweiが販売数を伸ばせたわけではない。Huaweiの躍進はここ数年の製品品質の向上と、ブランド認知力が高まった結果がもたらしたものだろう。2014年に相次いで発表した「Huawei Ascend P7」「同 Mate 7」はそれまでのHuawei製品のイメージを一新するデザインと質感で先進国でも大きな人気となった。2013年までのHuaweiは「機能特化のDシリーズ」「デザインのPシリーズ」「一般向けのGシリーズ」「低価格なYシリーズ」という4つのラインナップで製品を区分していたが、P7とMate 7は「高品質、高デザイン、ハイスペック」という、真のフラッグシップモデルとして登場したのだ。その後継機は「P8」に加え「P8 Lite」と「P8 Max」、そして「Mate S」「Mate 8」とバリエーションも追加。製品種類の厚みを増している。

またhonorは最初のモデルが発売された2013年はXiaomiの低価格モデル対抗として樹脂ボディーの安価な製品だった。しかしメーカーの乱立で競争が激しい中国市場で各社が「低価格・高品質」な製品をこぞって開発していった結果、今では日本円で1万円台でも金属ボディー、指紋認証センサー、高画質カメラを搭載した製品も登場している。

中国の家電展示会ではhonorシリーズだけを展示する余裕の姿勢を見せることも

honorシリーズは実験的なモデルと思われる製品も存在する。日本でも発売された「honor 6 Plus」はデュアルカメラを搭載。その名前から「iPhone 6 Plusを意識している」とも言われたが、Huaweiとしてはこの製品はカメラが大きな売りだ。また中国向けに登場した「honor 7i」はhonorシリーズのフラッグシップモデル「honor 7」の兄弟機と思いきや、デザインは大きく異なる。honor 7iはメインカメラを引き上げるとそのまま前面側に180度回転してフロントカメラにもなるというアイディア製品だ。

カメラがを前面に引き上げることができるhonor 7i

さてHuaweiはスマートフォン以外の製品にも力を入れている。2015年9月に発表した「Huawei Watch」は高級アナログ腕時計をイメージしたデザインでこれも先進国では大きな話題となった。

街中で見かけるHuawei Watchの広告は、まるでHuaweiがファッション製品を販売しているようにも見える。同社のブランドイメージを引き上げるという点で、ファッショナブルなウェアラブルデバイスの展開は優位に働くことは間違いない。

2016年1月には女性向けの「Huawei Watch Elegant」「同 Jewel」も発表。Jewelはスワロフスキーのクリスタルを68個装飾した本格的なもので、3月25日から予約を始めた中国では3888元、約6万5000円で販売される。Apple Watchが値下げを行う中、Huaweiは逆に「高級腕時計」としてHuawei Watchの高価格版を投入したわけだ。

ファッションショーも行われたHuawei Watch発表会、リチャード・ユーCEOもノリノリで登場。P9の発表会でもこんな姿が見られるか

2015年9月にはAppleに先駆けて3Dタッチ対応製品を発表、2016年2月には同社初となるWindows 10タブレットでPC市場にも参入とHuaweiのここのところの動きは業界でも目が離せないものになっている。そして2016年4月6日には新たなフラッグシップモデル、「Huawei P9」が発表される。P9が高い評価を受ければ2016年のHuaweiのスマートフォン販売数も昨年同様、好調な数字を残せるだろう。P7でデザインと質感、P8で機能が強化された最上位モデルの最新作がどのようなものになるのか注目される。




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