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【追記】FBI、iPhoneロック解除ツールは「プロハッカー集団」から有償で入手。アップルに開示するかは『まだ決めていない』

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2016年4月13日, 午後06:00 in Apple
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FBI は、米サンバーナーディーノ銃乱射事件の犯人が所有していた iPhone 5c のロック解除方法を、腕の立つ「プロのハッカー集団」から入手していたとワシントン・ポストが伝えています。そのグループは過去にも何度か iPhone のロック解除で政府に協力したことがあり、FBI はハッカーに対して報酬を支払ったとされます。

ソフトウェアの脆弱性を探すハッカーにはいくつか種類があり、たとえばみつけた脆弱性をそのソフトメーカーに伝え、問題解決に協力するような人々を「ホワイトハット ハッカー」、逆にその脆弱性を個人情報の収集やネットワーク侵入に使おうとするのを「ブラックハット ハッカー」もしくは「クラッカー」などとも称します。

今回 FBI に協力したとされるグループは、ソフトウェアの脆弱性をみつけてはセキュリティソフトメーカーや政府などにその情報を売りつける「グレーハット」とでも言うべき性質を持っています。このカテゴリーに属するハッカーたちはたとえば発見した脆弱性がテロリストを追跡するために使われようが、市民を監視するために使われようがお構いなしで、報酬さえ受け取れれば良いとされます。

サンバーナーディーノの事件の iPhone 5c でも、グループは iPhone 本体もしくは iOS 9 の未公表の欠陥を見つけて FBI に提示、さらに4桁のロックナンバーを簡単に利用するための"ハードウェアツール"まで製作して、FBI から報酬を一括で受け取ったとされます。

現在そのツールは FBI 当局が所有しているものの詳細はわかっておらず、問題の iPhone 5c(と、それと同じ構成のiPhone)でだけに効力があるのか、iPhone 5c より新しい iPhone でも使えるのかなども不明のままです。
 

 
FBI は、ハッカーから得たロック解除方法をアップルに伝えていません。もしアップルがその情報を入手すればすぐさまその穴は塞がれるはずで「そうなれば振り出しに戻ることになる」と FBI 長官のJames B.Comey は語りました。ただ一方で、このまま脆弱性を放置しておけば、同じ脆弱性をテロリストなどが悪用する可能性もあるため、たとえばサンバーナーディーノの事件に関する捜査が一段落したところで、その脆弱性をアップルに伝える可能性も否定しませんでした。

ちなみに、ハッカー集団が iPhone 5c のロック解除技術を提供したのであれば、うわさに上がっていたイスラエル企業 Cellebrite は今回の件に関係なかったことになります。Cellebrite が日本のサン電子の子会社だと判明した日、サン電子の株価は垂直に立ち上げ「いっき」にストップ高となっていました。今日、記事執筆時点で確認してみたところでは、同社の株価に大きな動きはない模様ですはストップ高になっていました。

【追記】:サン電子は4月13日、Cellebrite が国際刑事警察機構(ICPO)、いわゆるインターポールとのパートナーシップ契約を締結したことを発表しました。この発表に伴ない、同社の株価はストップ高を記録しています。この契約で Cellebrite は、シンガポールに設立された ICPO の研究・トレーニング施設向けに携帯電話のデータ抽出・解析の手法を提供し、加盟各国捜査官への教育に活用するとのこと。ただ、サン電子は FBI の iPhone ロック解除については「コメントはない」としています。

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[Images : Kārlis Dambrāns/Flickr]




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