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LGエレが「液晶テレビ比1.2倍程度の価格を狙う」55型と65型の有機ELテレビ発表、有機材料は「出光 inside」

橋本 新義 (Shingi Hashimoto)
2016年4月13日, 午後08:30 in 4K
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LGエレクトロニクスが、有機ELパネルを搭載したテレビシリーズ『LG OLED TV』(エルジー・オーレッド・テレビ)の2016年版となる3シリーズ全5モデルを発表。都内で発表会を開催しました。今回の発表で最も注目されたのが、ベーシックモデルとなる『OLED B6P』シリーズです。

B6Pのラインアップは画面サイズ65インチと55インチの2種類。発売日は「今夏」で予約開始は6月15日から、仕様もほぼ非公開と、実質的には発表というよりプレビュー的な登場です。しかしLG側が価格に関して「(同画面サイズ)液晶テレビの1.2倍程度を目標にしている」とコメント。具体的な価格は後日発表としつつも、高価だった有機ELテレビを身近にしそうなモデルとして、報道関係者の注目が一気に集まりました。

Gallery: LGエレクトロニクス 廉価版有機ELテレビ OLED B6Pシリーズ | 27 Photos

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有機ELパネルは、現在主流となっている液晶パネルに比べ「素材自らが発光するため、薄型・軽量化で有利、曲面パネルも比較的容易に作れる」「黒をはじめ、暗部の再現性に優れる」「コントラスト比が高い」「液晶に比べて素材レベルの応答速度が高いため、残像やブレが発生しにくい」という特徴がありますが、価格の面では液晶に比べて大きく不利でした。

具体的には、同社が4月1日に発表した液晶テレビの65インチ最上位モデル『65UH8500』の予想実売価格は35万円前後、今回発表した有機ELテレビの65インチ最上位『OLED 65E6P』は90万円前後。画質などに差があるとはいえ、最上位モデル同士で比較すると2.5倍の価格差があります。

B6Pシリーズは有機ELの優位性を保ちつつ、こうした価格差を一気に圧縮する、大画面有機ELテレビの戦略モデルという位置づけです。



一方、仕様に関しては、冒頭でも紹介したようにほぼ語られませんでした。ただし気になるパネルの解像度に関しては、米国のサイトで4Kである点が発表済み。また発表会では、上位モデルと同じくHDR規格(ソース)に対応する点が特徴として紹介されています。

さらにLG電子側に質問したところでは「パネルは上位モデルと共通。主な差異は画像処理エンジンの性能やスピーカー、本体デザインの差になる」旨のコメントもありました。



HDRとは「High Dynamic Range」(ハイダイナミックレンジ)の略で、現行の放送規格より、映像ソースに記録する明度(明るさ)情報を広げた仕様。対応した映像ソースとテレビを組み合わせることで、表示される映像の明暗差が従来のテレビより格段に明るくでき、これまでのテレビでは表現できなかった「輝く太陽やまぶしい金、銀色」などを表現できるようになります。





発表会では実際に、HDR対応作品をデモで使用。暗い会場で演奏されるジャズバンドのライブステージや、NASA提供の宇宙からの映像を使い、有機ELが得意とする黒の表現と合わせ、HDR作品で実現できる輝きの表現を来場者にアピールしました。

なお発表会では、Netflix日本法人社長のグレッグ・ピーターズ氏も来場し、海外では既に開始されているHDR対応作品の日本展開についてコメント。アニメ「シドニアの騎士」をHDR対応としてストリーミング配信する点や、「今年度末までには何百時間にも及ぶHDR対応の作品を用意する」予定である点を紹介しています。



また、隠れた注目ポイントとなったのが、上位モデルを含めて「出光興産製有機EL素材を採用した」とアピールしている点。発表会では、なんと『出光 inside Japan Technology』と記載されたポップが登場。今後LGエレ側は戦略的にアピールしそうな雰囲気があります。



発表会には、出光側のゲストとして同社の松本佳久副社長も登壇。合わせて会場では同社の開発した素材サンプルの展示などもありました。
なお、出光とLGは以前よりパートナーシップを結んでいたため、「なぜこのタイミングでのアピールとなったのか」と出光側に質問したところ「今回はLG側よりアピールしたいとの声が掛かった」とのコメントを得ています。





また発表会では、B6Pシリーズを含めたOLED TV 2016年版にスマートテレビとしてのOSとして『webOS 3.0』を搭載する点も紹介。WebOS 3.0は、LGエレのスマートテレビ用OSWebブラウザなどで便利な画面の一部分拡大機能や複数アプリのバックグラウンド実行、音声によるネット検索などをサポートしています。



合わせてリモコンは、ジャイロセンサーによるポインティングが可能なタイプを採用。Webブラウズなどで必要なポインティング操作も、空中で動かすことで可能です。音声検索に対応するためのマイクや、マウスホイール風形状のジョグダイヤルなども装備した、凝ったデザインです。









なお、本体デザインは、画面周囲のベゼル(額縁)幅を狭くし、また上部は薄さを最低限とする(基板などを底面側に寄せた)タイプの設計。上部は公称で2.57mmと非常にスリムで、指で「つまめる」という感覚です(対して、底部はそれなりに厚みがあります)。



このようにOLED B6Pシリーズは、低価格を狙ったモデルながら、2016年の4K HDR対応テレビとして求められる機能は一通り以上に備えたモデルに見えます。実際の価格によっては、「価格さえ下がってくれれば......」と数年来言われている有機ELテレビのブレイクスルーともなりそうな、期待の製品となりそう。6月15日までに発表されるであろう価格を楽しみに待ちたいものです。



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