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Dropbox新サービス『Infinite』の動作原理にユーザーから懸念の声。「カーネル拡張がシステムを不安定にする」

Munenori Taniguchi
2016年5月30日, 午後01:10 in Dropbox
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Dropboxが、4月に発表した新たなサービス Project Infinite が、OSのカーネル拡張(またはカーネルモード)で動作することを明らかにしました。OSの心臓部となるカーネルに直接作用ことについて、ユーザーの間ではセキュリティやシステムの安定性に影響がないか心配する声があがっています。

Project Infiniteは、PCのローカルストレージにファイルの実体を置かず、クラウド側のファイルをあたかもローカルにあるかのように利用できるという、新サービスです。

従来、Dropboxのデスクトップ版ソフトウェアはユーザーエリアでのみ動作していました。しかしDropbox Tech Blogの説明によると、Infiniteはクラウド上のファイルへの「スムーズなアクセスを実現するため」Windowsではマイクロソフトが提供するCopy Hook Handlerを利用し、Windowsのシステムシェル拡張として実行します。一方、OS Xの場合はファイルシステムを管理するためKernel Authorisation(Kauth)を利用するとしています。

ただ、このようなカーネル機能を拡張するソフトウェアによってシステムが重くなったり不安定になることも多く、ソフトウェアの欠陥を突かれれば悪意あるソフトウェアにOS心臓部への侵入を許すことにもなりかねません。

Dropboxの製品責任者Rob Baesmanは「Infiniteの機能を実現するのは、カーネルへのアクセスなしには不可能でした」と説明し、多くのセキュリティ対策ソフトやマウスなどのデバイスドライバーがカーネル機能にアクセスしていることも指摘しています。



しかしDropbox Tech Blogのエントリーに対するユーザーからのコメントには「アンチウィルスソフトやグラフィックカードなどのデバイスドライバーも、カーネルシステムを低速化したり不安定にしたりすることはあってもスムーズな動作が実現できるとは思えない」などといった反論もみられ、批判的なコメントが相次ぎました。

ただ、Driopbox側もこうした反応があることは予測していたようで、Dropbox Tech Blogへの追記文で「Project Infiniteとカーネルの関係性について知ってもらい、コメントなどで反応を知りたかったのです」と説明しました。

そして「ほんの小さなバグであってもシステム全体に悪影響をおよぼす可能性があることももちろん把握しています。しかし、我々はほぼ1年におよぶカーネルエクステンションの動作テストを実施し、その安全性と完全性を確認してきました。システムに深く関わるファイルシステムを拡張し、他のソフトウェアとのコンフリクトを防止するためには、Infiniteがファイルシステムの動きを捕捉する必要があり、カーネルとのやり取りが必要でした」と説明しています。

そしてユーザーからの懸念に理解を示しつつ、「この選択がユーザー情報の安全とシステムの安定性を考慮したもので、なおかつ本当に便利な機能を提供できるものになると信じています」と訴えています。

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