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格安SIMで「業界最安」うたうロケットモバイル、10分300回までの無料通話付き新プラン発表:週刊モバイル通信 石野純也

石野純也(Junya Ishino)
2016年8月24日, 午前11:30 in Ishino
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ベンチャー企業として、「業界最安」を打ち出すMVNOのロケットモバイル。業界大手のU-NEXTとタッグを組み、10分300回までの通話定額を含む新プランを打ち出しました。

それが「ロケモバプレミアム」です。同社の従来のプランは、MVNEのSo-net経由でドコモ回線を利用する形になっていましたが、このロケモバプレミアムはワイモバイルの卸回線となります。そのため、料金はほぼワイモバイルと同等。1GBで2980円、3GBで3980円、7GBで5980円が"正価"となります。


「ポケモンGOも十分遊べる」月298円の格安SIM、ロケットモバイルが音声通話プランを提供開始

正価と強調したのは、キャンペーンで容量が上がり、価格が下がるため。まず容量に関しては、2年間、1GBが2GB、3GBが6GB、7GBが12GBに増量されます。すべて倍増と言えれば分かりやすいのですが、7GBプランに関しては、5GBが増量される形です。

一方で、価格については、1年間、1000円引きとなり、1GBプランが1980円、3GBプランが2980円、7GBプランが4980円に。さらに、ロケットモバイルが独自で実施しているポイントが、2年間、毎月200ポイントつくキャンペーンも実施されます。ポイントは料金の支払いに使えるため、実質的に、200円ほど安くなる計算になります。

▼キャンペーン適用で容量が増え、料金も下がる

▼サービスはU-NEXTの協力によって実現した

通話定額は「レイヤー3接続」ならでは

料金プランを一見すると、ワイモバイルとほぼ同じですが、これはドコモ回線とは異なり、「卸」という形態を取っているため。回線の提供元はU-NEXTで、同社の「U-mobile SUPER」が使われているため、正確に言えば、卸の卸ということになります。

いわゆる「レイヤー3接続」とも呼ばれるもので、料金設定の自由度は、設備を自前で持ち、帯域に応じた料金を支払う「レイヤー2接続」よりも低くなります。ソフトバンクに支払う料金がほぼ一定のため、ユーザーに支払う際の料金がほぼ同じになるというわけです。格安SIMや格安スマホと呼ばれるMVNOは、多くがレイヤー2接続をしているため、料金設定にはある程度の自由度があります。ロケットモバイルの既存プランが業界最安を打ち出せているのも、そのためです。

これに対して、新料金プランはワイモバイルと比較した際の優位性が、そこまで高くありません。新規契約手数料の全部、または一部がポイントでバックされたり、毎月200円ぶんのポイントがもらえたりするのはメリットですが、ワイモバイルであれば、端末を安く購入するための仕組みもあるため、魅力を感じる人は限られているように見えました。最安を打ち出している、既存のプランの方が、とがっているようにも思えたからです。

▼APNもワイモバイルと同じで事実上の再販

実際、ロケットモバイルを提供するエノコミカルの代表取締役社長 金野太一氏は、「(新プランの割合が)ちょっと読めないところもあるが、(既存プランと)相乗効果で伸ばしていきたい」と述べており、その影響力がどこまであるのか、図りかねている様子もうかがえました。一方で、既存プランには音声定額がなく、これが提供できているのはワイモバイルの卸売りプランならでは。

帯域ごとに回線を借りるレイヤー2接続と比べ、通信速度が出やすいのも、この料金プランのメリットと言えるでしょう。記者会見でも、1回10分までの通話定額と、通信速度が特徴として挙げられていました。

▼通話定額や通信速度はレイヤー2接続にはないメリット

よりコストを抑えたいという人には、速度が200Kbpsに制限されたドコモ回線の「神プラン」や、容量別のプランの方が向いているでしょう。いずれも料金が安く、神プランはデータ通信オンリーなら298円。1GBプラン、2GBプラン、3GBプランも590円、690円、840円となってり、容量の大きな5GBプランは1200円、7GBプランも1850円と他社や業界の相場に比べても割安な設定になっています。

▼既存プランの中には業界最安も多い

また、同社は「お手伝い案件」と呼ぶ、アンケートやマクロタスクを用意しており、これをすることでポイントを貯めることができます。ポイントは通信料の支払いに充当でき、よりお得に使えるなるというわけです。簡単なものではアプリのインストールから、ちょっとした記事を作成するようなものまで、様々な種類のお手伝いがありますが、簡単に言えば、これは広告の一部を通信料に還元する施策です。

▼リワードプログラムで得たポイントを料金に充当できる


アプリのインストールに関しては、"ブースト"として問題になったお小遣いアプリのリワード広告と枠組みが同じだったり、口コミの投稿を広告から誘導するのは公平性の観点で本当にいいのかなど、会見で挙げられていた事例にもいくつか疑問があったことは事実ですが、アンケートなどで料金を抑えられるのは、利用者にとってもおトクと言えるでしょう。このお手伝い案件は、先に挙げたロケモバプレミアムでも利用できるそうです。

また、SIMフリー端末に対して申し込める「つながる端末保証」も提供しており、ベンチャー企業ながら、サポートにもしっかり力を入れている模様。端末に関しては、ロケモバプレミアムの発表と同時に、HTC製の「Desire 626」と「Desire EYE」を導入することも明かされました。発売は昨年10月で、もうすぐ1年が経つところがネックではありますが、キャンペーンで割引も提供されています。

▼端末の保証サービスも用意

▼HTC製のSIMフリースマホ2機種を導入


乱立するMVNOの中では特徴もあるロケットモバイルですが、まだ販路が狭いのも事実。独自のショップもなければ、家電量販店などにも置かれておらず、知る人ぞ知る存在。そのぶん、料金が安いのはメリットですが、ようやく端末の販売にもこぎつけたところで、まだ玄人向けという印象もあります。名前通り、このままロケットスタートを切って、上位MVNOに食い込めるのか、今後の展開にも注目していきたいと思います。


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