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台湾版DMM.makeから生まれた!スマホを使う電子顕微鏡のスタートアップ企業AIDMICSを取材してきました

中山智(Satoru Nakayama) , @yenma
2016年8月29日, 午後12:05 in Dmm.make Akiba
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台湾からの輸入促進のために活動しているTAITRA(台湾貿易センター)は、日本のメディア向けに台湾メーカーを紹介するプレスツアーを開催した。台湾メーカーといえば、ASUSやGIGABYTE、HTCといったPCやスマホ関連で世界的にメジャーな企業も多いが、TAITRAはこういった大手メーカーだけでなく、スタートアップなどの起業したばかりのメーカーも支援している。

今回のプレスツアーで紹介も「AIDMICS BIOTECHNOLOGY」(以下AIDMICS)も、台湾のスタートアップ企業のひとつです。

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▲AIDMICSと開発した製品について解説をする同社の共同創始者兼製品責任者チャン・ミン・リン氏

AIDMICSが開発している分野は「顕微鏡」。といっても従来のような顕微鏡単体で使うのではなく、スマホやタブレットのカメラ機能を組み合わせた、デジタル顕微鏡を開発している。たとえば「iSperm」は、畜産業向けに開発された製品で、「iPad mini」と「カメラ部分に装着する顕微鏡」がセットになっている。

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▲iPad miniに装着して使うiSperm

豚の精液の観察... 畜産をターゲットに

使い方は試験管のようなケースに豚の精液を入れて、チェックできるというもの。iPad miniのカメラ機能を使って拡大撮影するだけでなく、量や活動状態などもチェック可能。収集したデータは、そのままクラウド上に送られ、採取した精液が正常かどうか確認できる。

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▲キットに豚の精液を取り込んでセットする

基本的には豚の精子をターゲットにしているが、そのほかの家畜への応用も可能だという。価格もセットで2290ドルと、畜産農家が大がかりな研究施設を作るよりも格段に低価格で導入でき、手軽に繁殖調整などができるため生産性のアップをうたう。

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▲専用のアプリから採取した精液のデータをチェックできる

スマホに装着する顕微鏡を99ドルから販売

さらに「μHandy Classic」というスマホに装着する顕微鏡キットを199ドルで販売している。さらに本体の素材を金属からプラスチックに変更した低価格モデルの「μHandy Educational」も99ドルで販売中だ。どちらも中学生くらいの学年をターゲットとしており、学校や自宅での教育に活用できる。

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▲プレパラートのかわりにフィルム状のシールを使う

OLYMPUS DIGITAL CAMERA▲マグネットで装着するだけなのでカンタン

従来の顕微鏡で使われているプレパラート(ガラス素材などを用いた板)ではなく、透明のフィルムシートを採用。ここに拡大表示したい物体を貼り付けアタッチメントに装着すれば、あとはスマホの専用アプリから表示できる。

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▲フィルムをおしべにこすりつける

OLYMPUS DIGITAL CAMERA▲花粉の状態がしっかりとわかる

OLYMPUS DIGITAL CAMERA▲フィルムはノートに貼り付けて、実験記録として保存できる

スマホへの装着は磁石を利用しており、カンタンに装着可能。シールは付属のノートに貼り付けて保存できるので、再度見たい場合はシールを貼り替えるだけ。実際に現地で使用してみたが、花の花粉や、肌についている汚れなどが確認できた。いずれの製品も日本では未発売だが、日本への導入も視野に入れており、代理店や販売ルートを模索中とのこと。

「台湾版DMM.make」が支援

ちなみに、今回AIDMICSが日本のプレス向けにプレゼンを行ったのは、台湾のベンチャー支援を行っている「Garage+」のオフィス。Garage+は台湾の大手メーカーや金融企業がバックアップしており、すでに200社以上の企業やグループが所属して活動している。AIDMICSもこのGarage+でスタートしており、現在は自前のオフィスを構えるほどに成長している。

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▲日本のDMM.make AKIBAのような雰囲気のGarage+

AIDMICSのプレゼント合わせて、Garage+内の見学も行われたが、レンタルオフィスのブースではロボットや自動運転をターゲットとしたスタートアップ企業が活動しており、日本のDMM.make AKIBAに勝るとも劣らない活気に満ちていた。

台湾には新しいメーカーを育てる土壌と、海外へ進出するための手助けをするシステムが密接に連携しており、今後も世界が注目するような製品が台湾から生まれそうだ。

関連キーワード: DMM.make AKIBA, microscope, startup
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