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安くて高性能な格安スマホが続々登場、グローバル市場でホットな話題のスーパーミッドレンジスマホ:山根博士の海外スマホよもやま話

山根博士(Yasuhiro Yamane) , @hkyamane
2016年9月26日, 午後01:00 in Alcatel
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毎年9月は秋冬商戦を戦う各社の新製品が一堂に揃う、1年の中でも一番華やかな時期である。ベルリンで開催された家電・IT関連の大型イベント「IFA2016」ではソニーなど大手スマートフォンメーカー各社の発表会が相次いぎ、アップルもこの時期に合わせて新型iPhoneを発表した。日本ではFeliCaに対応したこともありさっそく「iPhone 7」の人気が高まっている。しかしグローバル市場に目を向けてみると、iPhoneの対抗製品ではなく違うベクトルを向いた端末にも注目が集まっている。

8月に発表され幸先のいいスタートを切ったサムスンの「Galaxy Note 7」が発火問題で戦線から脱落した今、3位以下メーカーがIFAで発表した新製品への注目度が例年にも増して高まっている。しかも各社が発表した製品は「Xperia XZ」のようなフラッグシップモデルではなく、価格を抑えたミッドレンジモデルだった。シェア上位メーカーであるファーウェイ、アルカテル、ZTEの新製品を見てみると、いずれの製品も以下の特徴を持っている。

・ミッドレンジ向けチップセット(Snapdragon600系)の採用
・300-400ユーロ(約3万4000円から4万5000円)と手ごろな価格
・特徴のある機能にフォーカス

チップセットと価格を見れば「中位モデル」と一言で片づけられるだろう。しかし各モデル共に特定の機能やデザインを強化しており、その部分だけを見るとフラッグシップモデルにも負けない性能を持った製品なのである。単純にチップセットでスマートフォンの優劣を比較できないこれらの端末は、ミッドレンジではなく「スーパーミッドレンジ」と呼ぶべき製品なのだ。


▲IFA2016で話題を集めたのはソニーのXperia XZではなく、ファーウェイなどのスーパーミッドレンジモデルだ

発売と共に人気が集まっているiPhone 7は確かに優れた製品である。しかし価格は7万円以上、通信キャリアとの契約を含めれば2年間の総支払額は20万円前後になる。もちろん写真が綺麗に撮れるに越したことは無いが、その半額程度の端末でも今では日常的に利用するには十分なスペックを持っている。これはアップル自らが「iPhone SE」を出していることからも明白な事実だろう。年々スペックの上がるハイエンドスマートフォンの性能は、もはや一般的な消費者が利用するには必要十分以上なのだ。

もちろん日本のように通信キャリアが2年契約により見かけ上の端末価格を安くして販売する国では、ハイエンドスマートフォンの割安感が高いことから消費者の注目は上位モデルに集まる。また日本の通信キャリアも基本的にはハイエンドモデル中心のラインナップを組んでいる。しかし海外市場では通信キャリアの手厚いサポートは年々無くなっており、アメリカではもはや199ドルでiPhoneを買うことはできない。「iPhoneが安く買える」という時代は終わりを告げ、アメリカのユーザーは2年間の分割で、定価のiPhoneを購入しているのだ。


▲アメリカのキャリア、ベライゾンのiPhone 7の価格。一括は約650ドル、分割は約29ドルの24回払い。もはや割引はない。

話が若干逸れたが、iPhone SEでも十分な満足感が得られるように、今やミッドレンジクラスの製品のスペックは数年前の「低価格モデル」というイメージを大きく超えている。しかもIFAで発表された新製品のセールスポイントは、ハイエンドモデルを買わずとも満足できるだけの特徴を持っているのだ。

日本で「Blade V7 Max」を発表したばかりのZTEは、IFA2016で「AXON 7 mini」を発表した。しかも発売国には日本も含まれると公表し、この冬のZTEはこの2つのモデルで日本市場でのシェア向上を図ろうとしている。Blade V7 Maxはミッドレンジモデル「Blade V7シリーズ」の中の大画面モデルという位置づけで、価格も3万円を切るなど手ごろなレンジの製品である。


▲日本でも発売されたZTEのBlade V7 Max。側面に指紋センサーを備えるミッドレンジモデル

これに対してAXON 7 miniはフラッグシップモデル「AXON 7」の小型版であり、チップセットや画面解像度を落としつつも、AXON 7の最大の売りである「音」に関しては全く同じ性能を有しているのだ。たとえばHi-Fiサウンドの専用オーディオチップ「AK4961」(旭化成エレクトロニクス)の搭載や、臨場感あふれる「Dolby Atoms」への対応、さらにはBMWの関連会社による本体デザイン設計とデュアルスピーカーの配置など、音とデザインに関しては上位モデルと変わらない。

チップセットはSnapdragon617だが操作性は悪くなく、よほどの重いアプリを使わない限り必要十分と感じられる。それでいて価格は299ユーロ、3万円台前半の価格は同じスペックの他社品よりも割安感が強い。特に音楽の利用が多いユーザーにとってはお買い得感が高いと言えるだろう。AXON 7の価格はRAM6GBの最上位モデルで639ドル(約7万円)なので、AXON 7 miniはその半額で買える計算だ。


▲音に関してはフラッグシップモデルと変わらぬAXON 7 mini。技適も取得済みだ

スペックだけを見たり、価格だけを比較するとAXON 7 miniの音の良さはなかなか伝わりにくいところ。そこが販売上のウィークポイントとなるかもしれない。だが一度でもAXON 7 miniで音楽を聞いてみれば、価格が信じられないと思えるだろう。音にこだわるスーパーミッドレンジモデルとして、AXON 7 miniはSNSを通じた口コミでその評判が広がるかもしれない。

ZTEのライバルともいえるファーウェイは、IFAで新しいシリーズ展開となる「nova」「nova plus」の2機種を発表した。こちらもチップセットにSnapdragon625を採用するミッドレンジモデルだ。カメラはリアが1200万画素(nova)または1600万画素(nova plus)、フロントが800万画素で、このあたりはAXON 7 miniとほぼ同等だ。一方バッテリーはnovaが3020mAh、nova plusが3340mAhとなる、これにファーウェイ独自の省電力技術を組み合わせ、「ポケモンGoは5時間、通常利用でもまる2日間、48時間の利用が可能」と同社コンシューマービジネスグループのCEO、リチャード・ユー氏は発表会で説明した。


▲電池の持ちの良さをポケモンGoで例えたリチャード・ユーCEO。説明の画面には怪しいキャラが登場している

また現代建築をモチーフにしたという流線型でまとめられたボディーは手で持つとフィット感が高い。そのため毎日セルフィーを撮る女性にも優しいデザインであり、セルフィースマートフォンとしての利用に最適だとファーウェイはアピールしている。ポケモンGo専用にも良し、セルフィーにも良しという両製品の価格はnovaが399ユーロ(約4万5200円)、nova plusが429ユーロ(約4万8600円)とiPhone 7と比較するとリーズナブルだ。

すでにiPhone 6など最近のフラッグシップスマートフォンを使っている人が、これらのスーパーミッドレンジモデルに買い替えることはないだろう。だが今でもiPhone 4を使っている人や、あるいはAndroidの少し前の上位モデルを使っている人ならば、あえて10万円近いフラッグシップモデルを買わずとも、AXON 7 miniやnovaに買い替えるメリットは十分ある。なんといっても価格の安さは魅力的でありく、キャリアと2年契約を結ばずとも単体で手が出せる。音やセルフィーにこだわる人も、これらのモデルを買えば満足できるだろう。


▲アルカテルの「Shine Lite」。光り輝く美しいボディーが特徴。スペックは落ちるが199ユーロ(約2万5500円)の価格は魅力

先進国ではスマートフォンの普及率が100%近くになっており、今後は新規購入ではなく買い替え需要が旺盛になる。ハイエンドモデルを買う客層はハイエンドモデルを買い続けるだろうが、手ごろな価格で購入した製品を2-3年使い続けてきたユーザーは、コストパフォーマンスが高く日常利用に便利な機能を持った端末に買い替えるだろう。そんなユーザーたちの買い替え先として、AXON 7 miniやnovaは大きな魅力を備えた製品なのである。iPhoneのようにメディアに派手に取り上げられることは少ないだろうが、これらのスーパーミッドレンジモデルはこの冬商戦の隠れベストセラーになるかもしれない。AXON 7 miniだけではなく、novaの日本上陸にも期待したいものだ。

関連キーワード: alcatel, android, huawei, ifa, iphone, smartphone, zte
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