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AndroidとChrome OSを統合した新OS『Andromeda』、Google製の超薄型ノートPixel 3と同時発表?

Ittousai , @Ittousai_ej
2016年9月27日, 午後11:15
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長らくうわさになっていた Android と Chrome OSの統合が、いよいよ日の目を見るかもしれません。

Googleは AndroidにChrome OSのデスクトップ環境を統合した新OS『Andromeda』を数年前から開発しており、ペン対応の超薄型ノート Pixel 3 (仮)とともに発表する見込みであると、複数のGoogle系リーク情報サイトが伝えています。



Androidが拡大するスマートフォン市場を制して「世界でもっとも使われるOS」となる一方、Chrome OS はウェブサービス前提の安価なノート Chromebookを通じて、特に米国では教育分野や法人向けで意外なほどの普及を見せています。

GoogleはAndroidとChrome OSにより、モバイル(および組み込み)とPCという現在の主要なコンピューティングプラットフォームをカバーできている、と言えないこともありませんが、問題は双方の基盤があまりにも違い、ソフトウェア的にもビジネス的にも親和性が薄いこと。

Googleは一部のChromebook でAndroidアプリが使える仕組みを導入したものの、実際にデスクトップOSの一部として使うにはさまざまな制約があり、スマートフォン市場での圧倒的な普及率やアプリ資産を活かしてChromebook がPC市場を制する兆しもなければ、MacBook や Surface を買うPCユーザーが Chromebook に目移りする状況にもなっていません。




こうした状況の中、リンク先 Android Police9to5Google などが関係者による証言として伝えたのは、Google は Android と Chrome OSを統一した新しいOS、コードネーム「Andromeda」を過去数年に渡って開発しており、独自設計の超薄型ノートあるいはタブレット「Bison」、通称Pixel 3と同時に正式発表を目指している、との内容です。

いわく、アンドロメダは従来のように Chrome OS上でAndroidアプリを動かす取り組みの発展形ではなく、逆にAndroidをベースに、マルチタスクやウィンドウマネジメントなどデスクトップOSの要素を取り入れ、本格的なプロダクティビティ用途に使えるPCおよびタブレット向けのOS。

さらに、Googleはこのアンドロメダのデビュー用デバイスとして、インテルCoreプロセッサに12.3インチのタッチ画面を備え、ワコムペンにも対応する超薄型ノート「Bison」(開発コードネーム)、通称Pixel 3 を開発しており、アップルのMacBook や マイクロソフトのSurface と真っ向勝負を狙っているとのこと。

このAndromeda プロジェクトには、Googleで独自のハードウェアを開発してきた Pixelチーム、Android OSチーム、Chrome OSチームのそれぞれが一丸となって参加しているとされています。



なかでも微妙に聞き慣れないPixelチームは、2013年に突如として登場した高級Chrome OSノートChromebook Pixel を開発した部隊。

当時はようやく各社からChrome OS製品が揃い、非力で安価なハードウェアなのにウェブアプリならば他のOSよりも快適に使え、管理も楽なコンピュータとして認知が進んでいた時期でした。

このタイミングにGoogle独自のChromebookとして登場した初代Chromebook Pixelは、MacBook Proにもっとコストをかけたような仕上げのアルミ筐体に、高精細&高輝度タッチ画面、Core iプロセッサを備えた独自設計の高級ノート。Chrome OS「なのに」異様に高い性能を備え、価格は 他社Chromebook の5倍近くと、なんじゃこりゃ?と困惑された製品でした。

当時のGoogleの言い分では、Pixelは最高のPCハードウェアを白紙から設計することで、プラットフォームの新しい可能性を示すための製品とされていました。

お話としては分かるものの、肝心のOSがやはり「安いノートでもサクサク」が売りのChrome OSであって、価格帯やハードウェア仕様的に並ぶ他社の高級ノートならば使える本格的なアプリが欠けていたこと、いくらなんでも高価だったことなどから、野心的ではあってもあくまで実験的な商品に留まりました。



その後に登場した Pixelデバイスは、2015年の改良版 Chromebook Pixel と、OSをAndroidにした Pixel C タブレットがあります。比較的最近のPixel Cは、はやりの2 in 1 タブレットPCや iPad Proのように、セパレートのキーボードを純正で備え、デスクトップ用途にも使える高性能が売りのタブレット。

しかし Pixel C はOSをAndroidにしたらしたで、「キーボードがあってもAndroidではデスクトップのようなマルチタスクで本格的に使うのは無理」「ハードは一級、OSが残念」と芳しくない評価だったのはご存知のとおりです。

せっかくGoogle 内部の野心的なハードウェア開発チームであるにもかかわらず、このように微妙な評価が続いたPixel シリーズを考えれば、逆に Pixel のハードウェアが活きるOSとしてのAndromedaが想像できます。

このAndroid + Chrome でメインストリームPCに挑戦する計画については、Andromedaというコードネームこそなかったものの、ちょうど一年ほど前にもWall Street Journal が報じていました。WSJ記事では、AndroidにChrome OSを取り込むプロジェクトは2015年秋の時点ですでに2年以上が経過しており、最初の製品発表は2017年がターゲット。

今回のリーク情報でも、Bison または Pixel 3 の発売と Andromedaのリリースは2017年第三四半期になる見込みとされています。




Google は10月4日に大規模な発表イベントの開催を予告済み。予想される内容は、NexusでなくPixelブランドになるAndroidスマートフォン2機種、4K対応の新Chromecast、独自のVR規格 DayDreamに準拠するスタンドアロン型の仮想現実ヘッドセット DayDream View、OnHubルータなど。

Andromeda / Pixel 3の発売は仮に今回のうわさが正しく、途中で変更がなかったとしても来年になる見込みで、今回のイベントでの詳細発表は期待できそうにありません。しかしPCでも快適に使えるAndroidアプリの整備には、OSだけでなくサードパーティー開発者の協力が必要です。来年の開発者イベント Google I/Oを待たず、今年の秋イベントでチラ見せ予告をする可能性もないとはいえません。

Source: Android Police
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