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KDDI田中社長インタビュー:iPhone 7は『Plusに慣れると戻れない』、IoTは回線だけじゃ稼げない

小口貴宏 (TAKAHIRO KOGUCHI)
2016年9月29日, 午後12:40 in Apple
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iPhone 7の発売を控えた9月中旬、Engadget日本版は、"オタクでガジェッター"を自認するKDDIの田中孝司社長にインタビューする機会を得ました。

伺ったお題は、iPhone 7/7 PlusやApple Watch 2に関する率直な印象、そして"スマートフォンの次"を見据えたIoTデバイス、今後提供していきたい新たなサービスなどについてです。



編集部:米国の発表会で実機を触ってみて、どのような感想をお持ちになりましたか?

田中社長:僕は Apple Watch Series 2が特にいいなと思いました。防水でGPSも載るし、次の時代を切り拓いてくれるデバイスという印象を受けました。その母艦としてのiPhone 7 /7 Plusも、適切にチューンされていて好印象です。

発表会の内容に関しては、マリオも登場するし、Suicaも載るし、今日はジャパンデーなのかな? と思うほどでした。でもApple Watchの説明はちょっと長かったかな(笑)。


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編集部:今回の発表では、日本を意識していることが目に見えてわかりましたよね。

田中社長:ティム・クックとも話しましたが、日本に相当気を使っていましたね。iPhone 7が日本向けにチューンされているのも事実ですし。ただテッキー(Techie)な私としてはやっぱり Apple Watchを推したい。みんな言ってないけど、すごいんだよね。auでも、Apple Watch Series 2を発売します。

編集部:iPhone 7の売れ行きはどうでしょう。

田中社長:(インタビュー時点では)まったく端末がないんです。ジェットブラックが特にない。


(iPhone 7 / 7 Plus ジェットブラック 開封動画)

編集部:それは弾数が少ないということですか?

田中社長:そうです、やっぱり、ジェットブラックの注文が多いです。iPhoneに関して少し市況をお話しすると、去年のiPhone 6sに比べて、iPhone 7シリーズは予約数がかなり増えています。

特に、大画面ディスプレイを搭載したPlusの割合が増えている。iPhone 7 Plusはデュアルカメラなので「少しは増えるかな?」とは想定していましたが、これは予想を上回るペースです。iPhone 6s Plusに比べて10%以上増えている。例年、最初に予約する層は一般とは違った傾向が現れるのですが、とにかく今はこういう状況です。

編集部:ところで田中社長はiPhone 7と7 Plusのどちらを選ばれたのですか?

田中社長:iPhone 7 Plusです。もうPlusじゃないとだめなんですよ。小さいのだめ。慣れちゃうと戻れません。家ではGalaxy S7 edgeも使ってるんですけど、無印のiPhone 7は小さいなと思えてしまって。

サイズの話でいえば、Galaxy Note 7もすごくいいですよ。僕もこの前触りましたけど、あれはすごい。


(田中社長が絶賛したGalaxy Note 7。日本発売は記事公開時点では未定)

編集部:iPhone 7 PlusとGalaxy Note 7、両方大きいですが何が良いんでしょう?

田中社長:なんといっても画面が見やすいところですね。

例えば僕は、PCではデュアルスクリーンじゃないと耐えられません。その方が仕事が早いから、家でも会社でも基本的にはデュアルスクリーン。家と会社はリモートデスクトップでつながってるから、会社で途中までやったことを家でもできるし。

IoTは回線を売ってるだけじゃ稼げない



編集部:直近の話題はiPhoneですが、そろそろ次の新しい柱が必要になるのではないでしょうか。そのあたりはどのようにお考えでしょうか。

田中社長:スマホ以外の用事でお店に来てもらうことが重要です。これまでのように、ユーザーがスマートフォンだけを買いにauショップにやってくる時代はもう来ません。これからは提案型でなければいけません。

また、IoT(モノのインターネット)が2017年度には花開くから、それに合わせてネットワークを強化する必要があります。IoTって本当に面白くて、今まで法人はコンシューマ向けの横展開だったものが、IoTは法人からくるから、いろいろ面白い取り組みが多いんですよ。

編集部:IoTということですが、au未来研究所の取り組みは継続するんですか?

田中社長:あれ、なんやわからんけど変なものが出てきたりして、面白いでしょう?

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編集部:我々は面白がっています。

田中社長:歴史を振り返れば、Firefoxスマートフォンもやりました。 金のFirefoxがありましたよね。今だから言うけど銀もあったんですよ。あんまり売れてなかったけど、銀も作ったんです。


編集部:Firefoxスマホはかなり尖っていましたね。今後もあのような尖った製品を、尖った人達に向けて届けるんですか? それだと失敗もありそうですよね。

田中社長:それは基本です。記者はぱっと見た時に「売れない」と書くけど、こっちだって自信があってやってるわけじゃないんですよ。

編集部:まさにチャレンジですよね。Firefoxスマホを商品にするのって勇気がいる。次に何かチャレンジするときは、また製品でチャレンジするんでしょうか。

田中社長:製品とサービスの両方です。片方だけでは意味がありません。

IoTでセンサーの時代がやってくれば、金融や保険・コネクテッドホームも変わります。ただ、IoTのセンサーは、データを送る上りのデータ通信だから、通信キャリアだけやっていると商売にならない。

そこで、製品とサービスをセットで売る必要があるんです。また、auはCX(カスタマー・エクスペリエンス)を重視しているということも申し上げておきたい。

編集部:ユーザーの体験を重視するというのは、例えばどんな取り組みをされているのでしょうか?

田中社長:実はau Starを登録制にしたのは、お客さんの希望や店頭の課題を聞けるからなんですね。

登録制にするというのはすごい効果で、コールセンターでもお客様のプロファイルによって、いわゆる先読み提案ってやつができるようになりました。お客さんはこういうことを聞くとわかっていれば、そういう説明をすればいいじゃないか、という具合。そうやっていくと、きっと顧客満足度も上がっていくんじゃないかと思います。

編集部注:au Starはauユーザーを対象にした無料の会員制プログラム。auの利用年数とデータ定額料に応じて毎月"WALLETポイント"をプレゼントなどの特典を用意している

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田中社長:僕ね、見せたい物があるんですよ。

編集部:お、何ですか?

田中社長:マッキントッシュの84年モデルです。前にアップルのティム・クックCEOに「1984年のマッキントッシュのドライブがだめになってしまって動かない。直してくれ」と頼んだがかわされてしまいました。アップルの下の立場の人に言ってもだめで。フロッピーディスクが読み込めないだけなんですけどね。



(編集部注:マッキントッシュの84年モデルは、HDDが外付けのオプションしかなく、OSが標準ではフロッピー起動のため、フロッピードライブが壊れると使えない)

編集部:田中社長はなにをしたいんですか?w

田中社長:今結構プレミア付いていて、チャリティーに寄付できないかなと。

編集部:なるほどw ありがとうございました

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