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牛のゲップからメタンを99%減らす海藻がみつかる。エサに混ぜれば温室効果ガス削減に期待

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2016年10月20日, 午後06:00 in Agriculture
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オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)とジェームズ・クック大学のチームが、牛のゲップに含まれるメタンガスを99%も削減できる海藻を発見したと報告しました。米国では国内のメタン排出のうち26%が牛のゲップによるとされ、メタンによって引き起こされる温室効果はCO2の約30~50倍と言われます。

またメタンに含まれるエネルギーは飼料のエネルギーの約15%とされ、その分は美味しいお肉になることなくゲップとともに空中へ消えてなくなります。このため、世界各地で牛のゲップを抑制する研究が大まじめに行われています。

CSIROの研究者らは牛の飼料に海藻を混ぜることでゲップに含まれるメタンを約20%削減できることを知っていました。しかし、さらに高効率にメタンを減らす海藻を探し求め、つい最近豪クイーンズランド州に育つAsparagopsis taxiformisと呼ばれる海藻が99%もゲップ内のメタンを減らす効果があること発見しました。

この海藻は、牛の腸でメタンを生み出す酵素の働きを大きく弱める性質があり、ほとんどメタンを空気中へ放出しなくなる効果を持つとのこと。
 

 
ならばあとは牛の飼料にこの海藻を混ぜ込めば良いだけです。しかしCSIROはオーストラリア全土にいる250万頭の牛にこの海藻を与えるには6万へクタールもの海藻畑を用意する必要があると見積もります。もし世界中の牛に与える海藻を栽培するとなれば、とてつもない規模の農場が必要となってしまいます。

とはいえ牛のゲップによる温室ガス排出量は世界全体の温室効果ガスの5%を占めるとされます。これを少しずつでも減らすためには、この海藻の供給体制を少しずつでも拡大していくべきと言えそうです。

ちなみに、牛が大量にゲップをするのは発育を良くするために栄養価の高い飼料を与えていることも原因のひとつとされます。たとえば昔ながらの牧草など低カロリー食を与えた場合、牛はあまりゲップをしないという研究結果もありました。牛の立場からしてみれば、人間の都合で肥やされ否応なしにゲップが出てしまうのに、今度はゲップを出さなくしろというのだから「モーいい加減にしてくれ」という心境かもしれません。

[Images : CSIRO, Shutterstock]




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