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ウォークマンA30シリーズを購入して2週間。ハイレゾ音源対応機を使って改めて感じた「音楽を聴く楽しみ」

再生環境をスマートフォンから4年振りに新調したワケ

いーじま (Norihisa Iijima)
2016年11月24日, 午後04:45 in High Resolution Audio
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約4年ぶりにウォークマン『NW-A35HN』を買いました。4年前に買ったのは、ほぼ衝動買いした、ソニーストア限定ウォークマンSシリーズ『初音ミク生誕5周年記念モデル』です。ベースは『NW-S764』でした。それより前はというと......忘れちゃいました。ただ、ずっとウォークマンを愛用してきています。もちろんテープの時代から、CDも、MDも。


▲『初音ミク生誕5周年記念モデル』。完全に衝動買い。

2年前にXperiaからiPhoneへ切り替えたときは、まだウォークマンを持ち歩いていました。というのも、ウォークマンに最も強く求めていた性能が(音質はもちろんですが)ノイズキャンセリング機能だったからです。

筆者はクラシックをよく聴きます。特にピアノ曲が好きなのですが、じっくり聴いていると結構音の強弱が激しいのです。そんな楽曲を通勤の電車中(当時はまだ勤め人)で聴くとなると、"弱"のときに最適な音量で合わせたら"強"のときに音が大きすぎ、その逆だと"弱"のとき全然聴こえず、なので、周囲の音を実質的に遮断するノイズキャンセリングはかなり必須の機能なのです。

そんなわけで、音楽を聴く=ウォークマンだったのですが、最近はその機会も減っていました。理由はAmazonプライムミュージックです。Amazonプライム会員である筆者にとって、追加出費なく音楽が聴き放題、しかもダウンロードしてオフライン状態でも聴けるので、使わない手はありません。

こうして、ここ1年以上はウォークマンが出動する機会はほとんどありませんでした。プライムミュージックでは、クラシックではなく、Kraftwerkや、QUEEN、きゃりーぱみゅぱみゅなどの楽曲をチョイスしていましたが、期待していたよりも聴きたい楽曲が提供されておらず、結局買わなければならない状態で、ちょっとストレスを感じていました。


▲最近はiPhoneでAmazonプライムミュージックを利用していました......。

そんなときに、新しいウォークマンが登場されたのです。購入前に『NW-WM1Z』とか『WM-WM1A』といった高級ハイレゾモデルも含めて試聴する機会があり、高級モデルはもちろん良いとは思いましたが、それ以上にNW-A30シリーズのインパクトが強く「この価格でこれだけの音質なら十分じゃん。しかもハイレゾだし」と感じたのが決め手になって、その時点でほぼ購入を決断しました。

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▲購入したのは16GBモデルでイヤホン付きの『NW-A35HN』。


▲同梱物一覧。最初の起動時に操作説明してくれるので、マニュアルを見ずとも、ほぼ使える。

NW-A30シリーズは、メモリー容量が16GB、32GB、64GBの3モデルがあり、さらにヘッドホンなしの16GBモデルも用意されています。その中で容量16GB、ヘッドホンありの『NW-A35HN』を選びました。理由は、ハイレゾでノイズキャンセリングに対応したヘッドホンを持っていなかったのと、microSDカードスロットが搭載されていることから、必要に応じてメモリーカードを利用すればいいと思ったからです。


▲本体と同梱のノイキャン付きハイレゾイヤホン『MDR-NW750N』の組み合わせ。同色というのが良い。


▲サイドにmicroSDカードスロットを装備。

ようやくタッチ画面搭載......でも充電は専用コネクタ

新型ウォークマンでは、ようやくタッチパネルを搭載しています。以前持っていたモデルは、スマホを操作した後に、ついつい画面をタッチする自分がいました。ほぼタッチ操作に毒されています。なので、これは個人的に非常にうれしい変更だと言えます。

画面サイズは3.1インチ。大画面になりいろいろと見やすくなっています。操作としては、フリック操作によるメニュー切り替えはあるものの、ベースはこれまでのものとあまり変わりません。反応は可もなく不可もなくといった感じでしょうか。アルバム表示のスクロールも十分でしょう。なおOSはAndroidではなく独自OSとのことです。


▲操作のメニュー構成。スワイプでいける。

タッチ操作にはなりましたが、主要ボタンは本体右側に用意されています。物理的なボタンがあることで、画面を見ずとも再生や早送り、巻き戻し、ボリューム調整ができます。付属のヘッドホンにリモコンは付いていないので、意外と重要だったりします。ポケットに本体を突っ込んだまま、手の感覚だけで操作できて便利です。


▲物理ボタンを装備。電源は長押しでオン/オフが可能。起動には30秒程度かかる。リセットは電源ボタン8秒押し。

スマホなどより良い点のひとつに、ボリューム調整があります。スマホでは10数段階しかレベルの調整ができず「この中間のレベルが欲しい」とよく思ったものです。以前持っていたモデルも、スマホよりはレベル数は多かったものの、通常使う領域が10か11ぐらいで、やはり10.5が欲しいなんて時もありました。NW-A30シリーズは120段階で調整でき、通常使う領域が50前後なので、ボリューム調整に関しては申し分ありません。


▲120段階という細かさなら、最適な音量が見つかるはず。

音質はというと、前述したようにかなり良いです。実は試聴したときは、Bluetooth接続のノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-1000X」を使っていたのですが、この組み合わせはBluetooth接続でもかなり良かったですね。ノイズキャンセリング機能も装着時の個人差を吸収する微調整機能「パーソナルNCオプティマイザー」により、ウォークマンのものよりさらに上。低域から高域まで非常にクリアで、正直これも欲しかったのですが、オーバーイヤータイプなのと4万円ほどの価格から、購入を見送りました。


▲オーバーイヤータイプがオーケーな人はかなりオススメ。右側のハウジングをペタっとさわると外部の音が聴こえるのもいい。

付属のイヤホンでも、重低音と高域のクリアな響き、脳内に広がる音場と、これはこれで十分楽しめると思います。ただ、素の状態ではなくイコライジングやアナログアンプと同じ特性を再現する「DCフェーズリニアライザー」、ハイレゾ相当の音質へアップスレーリングする「DSEE HX」を利用すると、よりこのウォークマンの性能が発揮できます。

筆者の場合は、クラシック以外はドンシャリ系が好みで、重低音が効かないと物足りなさを感じてしまいます。テクノ系はもちろんPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅ、アニソンなどは、低音を効かせつつ、ボーカルがしっかりクリアに聴けるようイコライジングしています。


▲イコライジングはプリセットが7つ用意。カスタムは2つ登録可能。プリセットの「EDM」はドンシャリ好きにピッタリ。

ただ、Perfumeのアルバム「COSMIC EXPPLORER」で低域をちょっと上げると楽曲によってはちょっと音が割れる感じになります。たまたま借りていたエレコムの士郎正宗デザインのハイレゾイヤホン「EHP-SH1000SV」で聴いてみたところ、同じ設定でも濁りや割れは感じなかったので、やはりイヤホンのチョイスは重要だなと改めて思いました。より音に拘りたいなら、イヤホン選びもオススメします。


▲エレコムのハイレゾイヤホン「EHP-SH1000SV」。士郎正宗デザインで目を引くだけでなく、音質にもかなりこだわっている。

充電や楽曲の転送は、専用コネクターです。これは従来と同じですね。iPhoneも専用のLightningケーブルですが、汎用性の高いmicroUSBケーブルとは別にケーブルを持ち運ぶ必要があるのがちょっと面倒です。とは言え、FLAC 192kHz/24bitの音源をノイズキャンセリングオンで再生しても約27時間電池が持続する、と公称しているので、充電さえ忘れなければ、外出時に電池が切れることはないでしょう。筆者はよく充電し忘れるので、持っていないとちょっと不安です。


▲専用ケーブルだと、自宅用、外出用と2つ欲しくなる。microUSBにしてくれるとラクなのだが、電源周りの関係でそうもいかないらしい。USB-Cは可能性があるとか。

音楽のよさを再認識

最近はスマホでばかり音楽を聴いていましたが、ウォークマンで聴いたら「同じ楽曲でもこんなに違うものか」と改めて感じました。カラヤン指揮/ベルリン・フィルによるベートーヴェン「交響曲第9番<合唱>」のハイレゾ版を購入して聴いてみましたが第4楽章の合唱を聴いていると背筋がゾクゾクきます。スマホだとなかなかこうはいきません。
ノイズキャンセリングも、以前使っていたモデルより自然にノイズを低減してくれます。周囲の騒音を分析して最適化してくれる「フルオートAIノイズキャンセリング機能」で、電車内とか飛行機内とかで、その都度切り替えずにすむのも便利です。

クラシックに限らず、いい楽曲は身体全体で感じられます。最近は積極的に楽曲を買っていませんでしたが、また買おうかなという心境の変化もありましたし、実際ウォークマンを購入してから、1万円分ぐらい楽曲を購入しています。

楽曲の転送は『Media Go』を使います。音楽ダウンロードサイトmoraで楽曲の購入も可能です。実は筆者はMedia Goが嫌いで、以前はX-アプリを使っていました。というのも、CDから録音した楽曲データをATRAC形式にしていたからです。いまや使われなくなってしまったATRAC形式ですが、当時はギャップレス再生ができたため、筆者にとっては必要不可欠でした。


▲ソニー製品への転送ツールは『Media Go』で統一されたようです

ギャップレス再生ができないと、場合によっては楽曲の魅力を著しく損なうことになりかねません。ライブ版やノンストップ系もそうですが、クラシックでも強く影響を受けます。たとえばラフマニノフのピアノ協奏曲「パガニーニの主題による狂詩曲」は、序奏と24のパートに分かれてはいますが、ほとんどが繋がっています。なので曲間が途切れてしまうと、聴く気になれません。

Media Goでは、著作権情報なしのATRAC形式は扱え、ウォークマン側も再生可能なので、変換せずにそのまま転送されます。ただ、聴いてみたところ曲間部分で若干歪みが発生する場合がありました。以前のウォークマンだと問題なかったのに......。残念。まぁ、音質的にはあまり良くないので、より高音質で再録音しなさいというお達しだと前向きに捉えます。

ということで、久々にウォークマンを購入しましたが、スマホ+音楽聴き放題が当たり前な時代ながら、やはり音質にこだわった音楽プレーヤーを使って聴くと、楽曲そのものの価値が違ってくると感じました。"より良い音"で体感することで、心も身体もリラックスできる気がします。NW-A30シリーズは、良い買い物でした。
関連キーワード: high resolution audio, hires, music, sony, walkman
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