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子どもと会話できる人形「スマートトイ」に音声流用・盗聴の疑い。欧米の18の権利擁護団体が苦情

Hello Barbieも?

Munenori Taniguchi
2016年12月7日, 午後12:45 in Gadgetry
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インターネットに繋がり特定の機能を実現する「スマートなんとか」は、子どものおもちゃにも広がり、スマートトイなどと呼ばれています。たとえば最近では、話しかければその音声をインターネットの向こう側にあるサーバーで解析し、意味の通る返事をする人形なども作られています。

ところが、その会話できるスマートトイの中に、子どもたちのプライバシーを脅かす製品がある... そんな主張を18におよぶ権利擁護団体が行い、米連邦取引委員会(FTC)とEUおよびフランス、オランダ、ベルギー、アイルランド、ノルウェーの各国の消費者保護/製品安全監査期間に報告しました。問題のスマートドールは女の子向けの人形My Friend Caylaと、ロボット型のI-Que Intelligent Robot。いずれも玩具メーカーGenesis Toysの製品です。

報告によると、この2つのスマートトイは通常の使用時以外にも子どもたちや周囲の声を捉え、Genesis社に音声解析技術を提供している企業Nuanceへ送信しているとのこと。しかもこれは子どもやその親に対して適切な通知もないままに行われており、プライバシー保護法違反と詐欺行為に当たる可能性があるとされます。さらにNuanceは、収集した音声を警察や情報期間へ販売する音声データベースに収録している可能性も指摘されています。

また、これらのスマートトイは不正なBluetoothデバイスの接続を拒否できない(しない)仕組みになっており、電波到達範囲にいる誰でも人形のマイクが拾う音声を盗聴できる可能性もある模様です。
 
報告直後ということもあり、記事執筆時点でFTCとEU各国はまだ団体に対して反応を示してはいません。またGenesisとNuance両社も、この件についてコメントしていません。ただ、過去の類似事例では報告を受けたFTCがメーカーに対して児童オンラインプライバシー保護法違反だとして訴えを起こしていました。

ちなみに、Mattel社が販売する著名なバービー人形にも、音声会話機能をもつ「Hello Barbie」というモデルがあります。こちらは音声解釈技術をPullString社が提供しており、やはり音声データを他と共有している可能性があるとの指摘もあがっています。ただHello Barbieは米国内のみでの販売ということもあり、今回の報告には含まなかったとのこと。MattelとPullStringも記事執筆時点ではこの件についてコメントしていません。
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