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日本発祥のゴルフシミュレーター、35年の進化でここまで達した「3D BIGBAN」がスゴイ

昔はなんとMSXで演算していたヨ

高橋モータース(Takahashi Motors)
2016年12月27日, 午後05:30 in Computer
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世界初のパソコンによるゴルフシミュレーター

株式会社スリーディーは35年前にインドアで楽しめるゴルフシミュレーターを世界で初めて開発した会社です。開発者は同社社長の新井容徳さん。新井さんは、東海大学 通信工学部に学び、大学を卒業した後、センサーとマイコンを組み合わせてゴルフシミュレーターを作ることを思いつきます。


▲かつてのゴルフシミュレーターのセンサー部分。銀色の部分がセンサーです。手前にボールを置いて打ちます。

ゴルフボールを地面に置き、それをクラブで打つのですが、ボールの周囲には打ち出し方向に向かってセンサーが埋め込まれています。このセンサーで方向・高さ・スピードを検出し、これをコンピューターに送って弾道を計算、それをプロジェクターに投影します。

飛んだ場所のボールの条件(前下がり・ラフ)などもパソコンが計算します。プレーヤーがボールを置き、クラブで打つと、同様にセンサーが計測値をパソコンに送って、第二打ポイントの条件も考慮して、弾道を計算。これをプロジェクターに投影します。

このようにして、インドアでもゴルフをできるだけリアルにプレーできるようなシステムになっています。同社のゴルフシミュレーターが世間の大きな注目を集めたのは1985年に登場した『BirdieMate VIP』という製品で、ジャンボ尾崎さんが製品パンフレットの表紙に登場しています。



▲かつて販売されていたMSXパソコン。ただしこれはMSX2+です。

当時演算に使われていたのはMSXでした。若い人はご存じないかもしれませんが、MSXはマイクロソフトとアスキーが共同で開発した8ビット(のちに16ビットも登場)パソコンの規格です。Z80系のCPUを採用し、当時は8~64KBしかメモリーがなく、初期には16色しか出ませんでした。しかし、新井さんはアセンブラでコードを書き、ゴルフシミュレーターを完成させたのです。

フルハイビジョン・赤外線センサー装備まで進化したゴルフシミュレーター

スリーディーが2015年2月に発表した『3D BIGBAN』は、同社がこれまで培ってきたノウハウをフルに活用した世界最高峰のゴルフシミュレーターです。


▲『3D BIGBAN』の全景。天井には大型赤外線センサーカメラとフルハイビジョンプロジェクターが設置されています。

この最新製品では、センサーは昔のようにボールの周囲にはありません。プレーヤーの上部、天井に大型の赤外線センサーカメラが配されています。このセンサーカメラは、プレーヤーのスイングを秒間1500フレームに分割し、その画像をパソコンに送ります。


▲フルハイジョンプロジェクター。非常に高精細な画像でゴルフコースを映せます。


▲大型赤外線センサーカメラ。このカメラのおかげで床に設置するセンサーは不要となりました。


▲ショットの後、すぐに弾道を計算し、プロジェクターで表示できないとプレーヤーの感覚とのズレが生じます。このシステムでは応答速度50msec以下を達成しています。

パソコン側では、そのフレーム間の画像の差分を分析し、ボールの方向、高さ、スピードを検出。これを基に弾道計算を行って、ボールがどこへ飛んだか、その軌跡をプロジェクターに50msec以下のスピードで投影するのです。プロジェクターはフルハイビジョン対応となっています。


▲グリーン上ではこのような表示になります。アンジュレーションを読んでパットに臨みます。

また『3D BIGBAN』では「ボールがどこへ落ちたのか」の分解能が他のゴルフシミュレーターよりはるかに優れています。ゴルフシミュレーターでは、ゴルフコースをメッシュに区切って管理しているのですが、多くの場合、そのメッシュは1m×1mの大きなものです。しかし、『3D BIGBAN』ではそのメッシュは10cm×10cm100倍の分解能。どこに飛んだかがより正確にシミュレートされ、カップインぎりぎりのショットなども再現可能なのです。


▲かつてはMSXでしたが、現在ではソフトはWindows10上で動いています。

この細かい分解能のため、通常では7GBほどのメモリーを使うところを、70GBのメモリーを使ってコースのメッシュを管理しているとのこと。必要なメモリーが100倍にならないのは同社のノウハウの賜物だそうです。

面白いのは、この優れた画像認識システムを使って、自分のスイングをリプレーしてチェックできること。秒間1500フレームですから、クラブのどこでボールをインパクトしたか、ヘッドが動いていないかなどが一目瞭然です。また、バックスピンの掛かり具合なども確認できるようになっています。


▲このように自分のスイングのリプレーも思いのままです。


▲バックスピン、サイドスピンの掛かり具合もチェックできます。


▲リプレー画像に自分で補助線を引いて、ヘッドが動いていないか、などもチェックできます。

新井さんによれば「シミュレーターで自分のスイングを研究して修行した方がうまくなるよ」とのことでした。「ゴルフを始めたいけどコースデビューはハードルが高いなぁ」なんて思っている人は、ゴルフシミュレーターで練習してみてはいかがでしょうか。非常にリアルで、よくできていますので、ゴルフの地力アップに最適かもしれません。

『株式会社スリーディ』公式サイト

 
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関連キーワード: computer, golf simulator, msx, simulator, windows10
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