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米デルが8K解像度の32型液晶を発表、3月に4999ドルで発売。Adobe RGB100%カバー

画素数は約3320万。(当然ながら)フルHDの16倍です

橋本 新義 (Shingi Hashimoto)
2017年1月6日, 午後03:30 in displays
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米国デルがCES 2017において、8K(7680×4320)解像度に対応した32インチ液晶ディスプレイ『UP3218K』を発表しました。通称は『UltraSharp 32 Ultra HD 8K Monitor』です。

米国での発売日と価格は3月23日、価格は4999ドルからです。高価な製品だけあり、色域(色の表現範囲)も広め。一般的なsRGBのみならず、より条件の厳しいAdobe RGBでも100%をカバーします。もちろん10ビットカラー入力にも対応。



なお、8Kという解像度を画素数に直すと約3320万画素。多くの高級デジタルカメラの画像もドットバイドットで表示可能な画素数です。
また画素密度は280dpi。同社のノートPC『XPS 13』に搭載された13.3インチ、3200×1800解像度のパネル(276dpi)と同程度となります。

さて、気になる8K表示時のリフレッシュレート、および映像ソースとの接続方法ですが、こちらは現状では非公開です。
「接続方法とは?」と思われた方に説明すると、4K以上のディスプレイは、画素数の多さから、接続規格によっては複数のケーブルが必要となるため。

実際に同社の27インチ5K液晶ディスプレイ『UP2715K』やHPの『Z27q』(下記記事を参照ください)では、DisplayPort 1.2を2本接続しなければ5K解像度での表示は不可能な仕様でした。

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また、8Kディスプレイで先行するシャープの85インチ液晶『LV-85001』(下記記事参照)では、HDMI 2.0×4基での接続となっています。現時点では8K試験放送チューナーなどの接続も、このHDMI×4本という構成です。

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なお接続規格側では、最新世代のビデオカード(グラフィックスボード)で使用可能な「DisplayPort 1.4」では、仕様上では8K/リフレッシュレート60Hzの信号をケーブル1本で伝送可能。またある程度世代の古い製品でも搭載されているDisplayPort 1.3では、8K解像度でも30Hzまではケーブル1本でカバーできます。

またHDMIでは、CES 2017に合わせて発表された「HDMI 2.1」で、単一ケーブルでの8K/60Hz伝送に対応します。ただし発表直後のため、当然ながら搭載機器はまだない状態。もし本機にHDMIが搭載されているとしても、4本での接続となるか、あるいは解像度やリフレッシュレートなどに制限を受けるものと想定されます。


このように、価格や接続方法などでは手強い印象を受けるUP3218Kですが、そうした点を除いても、8Kディスプレイがコンシューマーでも入手できる形で販売されるというインパクトは非常に大きなもの(これまでは事実上、上述したシャープのLV-85001しか存在しなかった状態でした)。

接続や取り回し、アプリケーション対応などに関しても、4Kや5K環境に挑戦してきた歴戦の高解像度好きにとってはむしろ腕が鳴るのではないでしょうか。4K修行僧として知られる某誌編集長が8K修行僧に鞍替え(?)するのかといったあたりを含めて、注目したいモデルです。
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