evの最新記事

Image credit:

まるで電子レンジ、ワイヤレス充電中のクルマの下に「猫」が潜ったら? クアルコムが安全策デモ

ベンツの2018年版PHVにオプション採用が決定しています

小口貴宏 (TAKAHIRO KOGUCHI)
2017年1月24日, 午前08:00 in ev
529 シェア
136
247
13
3
130

連載

注目記事

人気記事



EV Japan 2017(第9回EV・HEV駆動システム技術展)より。モバイル用半導体などで知られるクアルコムが、EV(電気自動車)向けのワイヤレス充電技術「Qualcomm Halo」をデモしました。

Qualcomm Haloは、EV向けのワイヤレス充電技術です。充電パッドが組み込まれた駐車スペースに停車するだけで、ケーブルを使わずクルマを充電できます。またクアルコムによると、他の規格に比べて空間の隔たりが大きくても大電力を供給可能。また車両側のコイル形状を工夫したことで、駐車位置がずれても充電効率が落ちにくい点も売りにします。

クルマの下にネコが潜り込んだら?

クアルコムによると、EV向けワイヤレス充電の普及には、課題があるといいます。それは、高出力・高周波の電磁波を使うことによる安全性の懸念です。充電パッドとクルマの間に生物や金属が入り込むと「まるで電子レンジのように」(クアルコム担当者)加熱や発火の危険がでてきます。

クルマの下に猫などの小動物や子供が入り込むことなど日常茶飯事。そこでQualcomm Haloの充電パッドに組み込まれたのが、生物および金属物を検知し、必要に応じて充電をストップする安全技術です。

生体に対してはレーダー技術を活用し、生体が充電パッドにある程度まで接近すると自動的に充電が止まる仕組みです。「車の脇を歩く程度であれば大丈夫ですが、車の下に潜りこもうとする子供や猫、犬がいるとそれを検知して、自動的に充電をストップします」とクアルコム担当者は話します。


▲Qualcomm Haloの充電パッド


▲生体の接近を検知すると、自動的に充電をストップする


▲金属を検知した場合にも充電をストップする。プラスチック製品などは検知しない。これは手前にある充電パッドの上にステープラーを置いて、中央の画面で感知の様子が表示されたところ

なお、EVに限らず車の隙間に入り込む猫の安全確保に関しては、日産が「猫バンバン」プロジェクトを提唱しています。これはエンジンルームやタイヤの隙間で暖をとる猫に気づかず発進してしまう事故を防ぐため、乗る前に軽くボンネットを叩いて逃がしてあげる......というものです(下記記事を参照ください)。

日産、ネコの命を救う #猫バンバン プロジェクト発足。乗る前にボンネットを叩いて逃がす習慣を呼びかけ

Qualcomm Haloは、メルセデス・ベンツのプラグインハイブリッド「S 550 e」の2018年モデルから、オプション装備として提供開始予定です。
529 シェア
136
247
13
3
130