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「フランス発のブランドでシェア5位以内を目指す」日本市場参入を果たしたWiko、今後の展望を聞く

オシャレなカジュアルフレンチスマートフォン「Tommy」は、「名刺代わり」のエンタメマシン

山根博士(Yasuhiro Yamane) , @hkyamane
2017年2月16日, 午後06:30 in smartphone
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2017年2月14日、Wiko(ウイコウ)はスマートフォン「Tommy」の発表会を行った。日本国内のSIMフリー端末市場の拡大に合わせ、ここ数年海外メーカーの日本参入が相次ぐ中、ヨーロッパでメジャーメーカーの仲間入りを果たした「隠れ実力派」のWikoもついに日本市場をターゲットに据えてきた。Wikoは今後どのような端末を投入するのか、そして日本ではどのポジションを狙っていくのか。ウイコウ・ジャパンの代表取締役社長、前田浩史氏に話を伺った。

▲Wikoの日本市場参入発表会

2011年にフランスで創業したWikoは、ミッドレンジクラスのスマートフォンを中心にヨーロッパやアジアで製品を展開する中堅どころのメーカーだ。Wikoの地元フランスでは、100ユーロ以下の低価格モデルから400ユーロ弱の上位モデルまで多数の製品を展開している。

そのWikoが今回の日本進出に際して、最初に投入するモデルが「Tommy」だ。SIMフリーで税別1万4800円という、誰にでも手軽に手が届くリーズナブルな価格の製品だ。

だが日本の消費者は一般的にハイエンド製品を好むと言われている。最近ではSIMフリー市場でも10万円弱の高性能スマートフォンをラインナップに加えるメーカーもある。そのような状況の中、Wikoはなぜ低価格モデルで日本参入を図ったのだろうか?

前田氏は「Wikoは日本ではまだ全く知られていないメーカーだ」と前置きし、「そのためにはまず名前を知ってもらわなくてはならない」と話す。「なにはともあれ、Wikoという名前を知ってもらうためには、いわば『名刺代わり』として、気軽に買っていただけるレンジの製品から投入することに決めた」とのこと。

確かに1万4800円という価格はMVNOの低価格SIMと組み合わせても十分リーズナブルだ。Tommyのヨーロッパ価格は100ユーロ台で、日本でもほぼ変わらない。スペックは価格相応だが、割高感は感じられないだろう。日本参入の「最初の挨拶」としては、悪くない製品と言えそうだ。

▲ウイコウ・ジャパンの前田浩史代表取締役社長

とはいえ日本のユーザーとしては、より上位のモデルも期待したいところだろう。前田氏は「もちろんそれは考えている」という。

「現時点ではまだ具体的な話はできないものの、バルセロナで2月26日から開催される『Mobile World Congress(MWC) 2017』では、驚くような製品を発表できるかもしれない」とのことだ。ならばそれらの新製品を含めて日本市場への参入を発表して欲しかった、とも思えるが、MWCを待たずにTommyを発表したことには「大きな理由がある」(前田氏)という。

「3月に入れば各社さんから次々と新製品が登場するため、新規参入の弊社の製品は目立たなくなってしまう可能性がある。そのため、まずはご挨拶としてリーズナブルかつ弊社らしさをアピールできる製品のTommyを発表し、MWC終了後に改めて複数のモデルを日本向けに展開していきたい」とのこと。発表会ではMWC2017で新製品が出ることに触れており、これから発表になるWikoの新製品への日本からの注目も高まりそうだ。

▲日本参入最初のモデル「Tommy」は名刺代わり。Wikoの名をアピールする

TommyはLTE B19に対応するなど日本市場を意識した製品になっている。またターゲットユーザーは10代から20代の若い世代としている。果たして勝算はあるのだろうか?

まずハードウェアに関しては、「グローバルモデルをベースに日本向けに仕様変更して製品を投入していく予定だが、周波数の対応なども含め基本的にはチップセットの対応である程度はカバーできると考えている」とのこと。TommyのRAM2GB / ROM16GBの仕様は日本向けとなっており、グローバルの1GB/8GBよりも強化されている。マーケットニーズやユーザーの利用実態などから、日本向けならではのカスタマイズもしっかり行なっているのだ。

【お詫びと訂正】当初ストレージ(ROM)容量に関して、日本版が64GB、グローバル版が32GBと記載しておりましたが、それぞれ16GB、8GBが正しい値でした。読者および関係者の皆様に、お詫びの上訂正させていただきます。

一方、ターゲットとする若い世代には「エンタメガジェット」として売り込みを図るとのこと。スマートフォンでゲームをして、音楽を聴き、SNSで友人とコミュニケーションを取る。Tommyはポータブルゲーム機や音楽プレーヤーよりも高性能で、価格もリーズナブルだ。ハイエンドスマートフォンほどの機能は無いものの、日々の生活を楽しむには必要十分なスペックを備えている。

「Tommyはポケットからさっと取り出してカジュアルに使えるエンターテイメントマシン」(前田氏)。価格やデザインだけではなく、使うことの楽しさを伝えていきたいと話した。

▲グローバルモデルを日本向けにカスタマイズ。使う楽しさも伝えていくという

スマートフォン本体だけではなく、カラフルなケース、一緒に使うことでスマートフォンをより活用できるBluetoothスピーカーなど、周辺機器の展開も考えているという。

前田氏は「アクセサリや周辺機器はWikoのスマートフォンの魅力を高めるためのエッセンスのような存在であり、これらで利益を上げることは考えていない。様々な製品を出す一方で、価格は絞り込み買いやすい製品を次々に出していきたい」と抱負を語った。

ちなみにTommy以降のモデルについては、「NFCやフェリカの搭載、幅広い周波数帯への対応などを検討している」とのこと。TommyはデュアルSIM仕様ではあるが、4G/3GのDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)には対応していない。これについても今後対応を検討中とのこと。年内に投入されるであろう、高機能・高性能な次のモデルは期待できるものになりそうだ。

▲TommyはデュアルSIMだが4Gと2Gに対応。4G/3Gは今後のモデルに期待

さて、すでに多数のメーカーが参入している日本市場で、Wikoはどのポジションを狙うのだろうか?

まず販売台数に関しては、具体的な数値はまだ出せないものの、市場での立ち位置として「3年以内にSIMフリー市場で5位以内を狙う」とのことだ。そのためには新規にスマートフォンを買うユーザーだけではなく、2台目のニーズもターゲットに入れているという。ヨーロッパではiPhoneユーザーがもう1台、Wikoのスマートフォンを持つケースも多いそうで、日本でもMVNO市場の拡大が続けば、iPhoneとWikoの2台利用を見込めるかもしれない。

そしてその先の展開として、将来は大手のMNO向けの製品も検討したいとのことだ。ヨーロッパでは各国のキャリアと太いパイプを持っており、一部の国ではウイコウのスマートフォンはキャリア経由でも販売されている。日本のキャリアにも製品は紹介しており、いずれキャリアブランドのWiko製品がお目見えする日がやってくるかもしれない。

▲コーポレートカラーのグリーンはWikoならでは。2台目の需要や、将来はキャリアモデルも検討

最後に前田氏から日本市場参入についての意気込みを語っていただいた。前田氏は開口一番、「Wikoは『カジュアルフレンチをあなたの手に』。リーズナブルな価格でフランスのエッセンスを手に入れることができる」製品だという。

「フランス」のイメージを聞けば、高級なフランス料理やブランド品を思い浮かべる人が多いだろう。だがWikoのスマートフォンは、誰もが気軽に購入できるフランステイストの製品なのだ。今までのスマートフォンには無かったセールスポイントで日本市場に参入したWiko。これからどんな製品が出てくるのか楽しみである。

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関連キーワード: french, smartphone, tommy, Wiko
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