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年に2週だけ現れる炎の滝・人の脳は常に「プランB」を用意・人の胚ゲノム操作を一部容認の提言:画像ピックアップ69

遺伝子から宇宙まで

Munenori Taniguchi
2017年2月18日, 午後09:00 in Pictures
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過去1週間で拾いきれなかったニュースをダイジェスト形式でお届けします。今週は「年に2週だけ現れるヨセミテ国立公園の炎の滝」、「人の脳は常にプランBを用意している話」、「米科学アカデミーが人の遺伝子操作を一部容認の提言」などについてまとめました。

ヨセミテ国立公園の炎の滝



上の写真は、Mac OS X のコード名としても知られるヨセミテ国立公園の、エル・キャピタンの東にあるホーステール滝。この滝は1年のうち2月中旬の十数日間だけ夕日が滝にさしこんで、まるで燃えているように見えます。この滝は1970年代にカメラマンのGalen Rowell氏が発見するまでは、まったく知られていなかったとのこと。

近くのグレーシャーポイントでは古くから赤熱した石炭を崖から落とすという儀式があり、ホーステール滝の赤く光るさまはそれにちなんで「ファイヤーフォール」とも呼ばれます。

[Image & Source : US Interior(Instagram)]

準惑星ケレスに有機物を発見


準惑星ケレスに有機物質を発見 NASAが、火星と木星の間の小惑星帯に位置する準惑星ケレスに有機化合物があることを確認しました。有機物は探査機ドーンに搭載の赤外線マッピングスペクトロメーター(VIR)を使い、ケレス北半球にあるErunetと称するクレーターから、その近くのもう一つのクレーターにかけての広い範囲で見つかっています。

NASAは、まだ有機物の正確な構成はまだ把握していないものの、メチルやそれが隕石でもたらされたというよりはケレス上で作り出されたものである可能性が高く、さらにケレス表面には粘土層と炭酸塩が存在し、それらが水と熱によって化学的に活性化するため、有機物は水が豊富にあるなかで作り出されたと考えられます。研究者は確認された有機物は生物が出現する前の状態にあるとしつつ、何らかの微生物が生まれている可能性も検討するとしました。

[Image : NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA]
[Source :
NASA]

ガンと戦うロボット

 
独ハンブルクのPhillips Innovative Technologiesの研究者が、体内を移動してがん細胞付近へ放射性物質を届ける微小ロボットを開発しました。ロボットは体外から磁力で操縦するしくみですが、これまでの同種のロボットと異なり、一度に複数を個別操作できます。

研究者によると、技術が実用化するならば、ガンだけでなくさまざまなインプラント治療への応用にも期待ができるとのことです。

[Image : J. Rahmer and B. Gleich/Philips Research]
[Source :
Science Robotics]


人の脳は常に「プランB」を用意しているという話

 
カナダ・クイーンズ大学の研究チームが、ボランティアを対象に行った調査によって人の脳が常に問題への取り組みに際して複数の行動に備え準備しているということを発見しました。

チームは被験者にPCの画面に表示されたカーソルを動かし、2つのターゲットのうちいずれか一方へカーソルを重ねるよう依頼。ただ、選ぶべきターゲットはカーソルを動かし始めてから教えるようにしていました。

すると、被験者は選ぶべきターゲットを聞くまではターゲットの中間地点を目指すようカーソルを動かしたとのこと。被験者は視線こそどちらかのターゲットを見据えたりしつつも、無意識にカーソルを中間地点に保ち、どちらであってもすぐに対応できるようにしていたとのこと。これは、自身がどちらかをある程度予想していたとしても同じで、常に予想と違う場合にも対処できるよう備えていたと考えられるとのこと。

研究チームは、この結果がロボットの行動パターンにいわゆる即興性を付け加えることができるかもしれないとしています。
[Image : Alfred Pasieka/Science Photo Library via Getty Images]
[Source :
Queen's University]

米国科学アカデミーが人の胚ゲノム編集を一部容認へ

dna
 
米国科学アカデミー(NAS)が、将来的に人の初期の胚細胞に対する遺伝子操作を認めるとする提言を発表しました。といっても自由に遺伝子操作をして良いとするわけではなく、特定のケース、たとえば遺伝的な疾患をもって生まれてきた人たちに対しては、その遺伝情報を正常な状態に置き換える操作を認める可能性があるとしています。

近年は「CRISPR/Cas9」と呼ばれる低コストで遺伝子操作が可能な技術が普及し、遺伝的、また非遺伝的な健康問題に対しての研究も進み始めています。そのため、人の遺伝子操作に関しても倫理的な面、科学的な面で応用可能な範囲を検討し、上記のような治療に分類されるケースにおいては社会一般での議論を経て決定するべきとしました。一方でたとえば運動能力や知能の向上といった、その人本来の能力をより強化するような使い方は認められるべきではないとしています。

なおアカデミーは、厳密には治療ではないもののHIVやガン、アルツハイマーといった根治困難な病気に関しては、それを発症しにくくする遺伝子操作を許容しても良いとする意見もあるとしています。

ちなみに、今回の提言は欧米諸国における現時点での法規制とは反対の立場を取るものと言えなくもありません。米国では現在、人の胚についての遺伝子操作は禁止されています。またユネスコの、人類の遺伝子改良を目的とした操作を禁じる国際的な協定には40か国以上が署名をしています。しかし、中国ではすでにヒト胚細胞に対する遺伝子操作実験を開始し、論文もいくつか発表しています。


[Image : Getty]
[Source :
MIT Technology Review]

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