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スパコンで再現した巨大竜巻・カラシニコフの大型ロボット戦車・戦後核開発の記録映像:画像ピックアップ72

海底から月まで

Munenori Taniguchi
2017年3月19日, 午後09:00 in Science
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1週間で拾いきれなかったニュースをダイジェスト形式でお届けします。今週は「巨大竜巻をスパコンで再現」、「カラシニコフが大型ロボット戦車を開発中」、「戦後の核開発映像が機密解除」などについてまとめました。

2011年の巨大竜巻をスパコンで再現

ウィスコンシン大学マディソン校の気象学者が、2011年5月24日にオクラホマを襲った巨大竜巻をスーパーコンピューターを用いてシミュレーションし、映像として再現しました。

データ解析に使用したのはイリノイ大学が所有するスーパーコンピューターBlueWaters。竜巻が発生した120 x 120 x 20kmの3次元空間を構築、それをおよそ18億4000万の区画に分割し、それぞれで風向 /気温 /気圧 /湿度 /降水量(雪・雹・雨)といった気象要素をシミュレートしました。

2万コアのスーパーコンピューターを約3日間フル稼働したのちに、できあがったのが上の映像。研究者は「竜巻を生産するスーパーセルと呼ばれる超巨大積乱雲の内部プロセスを可視化することができた」と説明、雷雨から非常に強力な竜巻が形成されるメカニズムを解き明かすために、この研究が役立つはずだとしました。
[Image : Cultura Science/Jason Persoff Stormdoctor]
[Source :
Popular Science]

カラシニコフ、20トン級のロボット戦車を開発中

自動小銃AK-47で知られるカラシニコフが、新しい無人のロボット戦車を開発していることを明らかにしました。この戦車は20トン級の大きさで、すでにその姿を表している歩兵随伴用ロボット戦車Soratnik(約7トン)の約3倍の大きさと、相応の火力を備えることになりそうです。

新型のロボット戦車もまた、Soratnik同様に自律走行システムと自動タスク実行機能を備えるものと考えられますが、機動性が重視される現代の戦闘シーンにおいてより標的になりやすい大型戦車の必要性がどの程度あるかには疑問も浮かぶところですが、カラシニコフは政府の支援を受けており、政府お墨付きということであれば開発に対する外部からの投資も受けやすいかもしれません。
[Image : Kalashnikov Concern]
[Source :
Popular Mechanics]

グレートバリアリーフの運命は地球温暖化とともに

Great Barrier Reef
オーストラリア北東にある世界最大の珊瑚礁グレートバリアリーフは過去20年間に4度も大規模な白化現象が発生しており、2016年にも全体の1/3におよぶサンゴが大きな被害を受けました。原因は何度も言われてきた海水温の上昇です。

クイーンズランド州政府は、米サンフランシスコにあるユネスコを訪れ、世界遺産であるグレートバリアリーフを含む世界の珊瑚礁を保護することの必要性についてアピールをしました。

しかしThe Guardianによれば、同じころにオーストラリアとクイーンズランド州政府は石炭開発への支援策打ち出しとグレートバリアリーフ近辺の船舶運航ルート設定を推し進めており、珊瑚礁を本気で守る気があるのかどうかが疑問視されるところです。
[Source : Reuters/Centre for Marine Studies, The University of Queensland/Ove Hoegh-Guldberg]
[Source :
The Guardian]

米、戦後の核実験映像数十本を公開

米ローレンス・リバモア国立研究所が、米国が第二次大戦後約20年間の間に実施した210回もの核実験の記録映像を公開しました。これら映像は機密扱いだったものの、約1万本あるフィルムのなかから機密解除されたおよそ60本が誰でも見られます。
記録映像には保存状態が悪いものも多く、傷みや腐食で使えなくなる寸前のものも多かったとか。研究所は核兵器によって引き起こされる惨状を理解し、これを二度と使わずに済むよう映像を公開したとしています。またこれまでに分析が済んだ500本ほどの映像は今後の研究に役立てたいとしています。

[Image : National Nuclear Security Administration / Nevada Site Office, via Wikimedia]
[Source :
YouTube(Lawrence Livermore National Laboratory)]

Roscosmos、月面着陸に臨む宇宙飛行士を募集

ロシア宇宙局Roscomosは有人月着陸計画を立ち上げ、潜在的な宇宙飛行士の募集を開始しています。まず航空業界などでのエンジニアリング経験者またはすでに宇宙産業に関わっている人材6-8人を揃え、適正検査をクリアしたものが実際に宇宙飛行への訓練へと進みます。

ロシアは有人での月面着陸を2031年以降と見積もっていますが、テスト飛行は2023年から開始したいとしています。
[Image : Roscosmos]
[Source :
TASS]

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