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パイオニアのLightningイヤホン「RAYZ Plus」レビュー。装着感にクセも多彩な機能と充電ポートが便利 (更新:4月21日に発売)

Bluetoothイヤホンが途切れて困るiPhoneユーザーに

Munenori Taniguchi
2017年4月3日, 午前11:45 in AV
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更新:オンキヨー&パイオニアイノベーションズが、RAYZ / RAYZ Plus発売延期を正式に発表しました。新たな発売日は4月下旬。理由は「開発・生産の日程上の理由」とのこと。

4月21日更新:auから、『au +1 collection』アイテムとして4月21日に発売すると発表がありました。 1か月間のみ同社専売アイテムとなります。


パイオニアが2月15日に発表した、ノイズキャンセリング機能搭載Lightning接続イヤホン「RAYZ Plus」の使用感などをお伝えします。

オンキヨー&パイオニア イノベーションズから3月下旬発売予定のRAYZシリーズは3.5mmステレオミニジャックではなく、Lightningコネクターをケーブルの先に備え、iPhone iPad、iPod touchに直接接続して使えます。

ラインナップは、Lightningコネクターのみ備えるRAYZと、ケーブル中間にLightning充電ポートを備え、iPhone本体を充電しながら使えるRAYZ Plusの2モデルです。
 


ドライバーは9.2mm径のダイナミック型。再生周波数帯域は10Hz~22kHz。オーソドックスな形状ながら、外側にシャープなメタル調デザインを採用しつつ、耳に接する側はややずんぐりとしたフォルムになっています。ケーブルは長さ1.2mで、リモコンは一般的な3ボタンに用途割当可能なスマートボタンをそなえる4ボタン式。リモコンを出たところからケーブルがふたつに分かれ、同じ長さで左右イヤホン本体へとつながります。
 

iPhoneにLightning接続するイヤホンということは、イヤホン側にDACとアンプを内蔵しているということ。iPhoneのデジタル出力は最大48kHz/24bitにまで対応しており、RAYZ Plusも48kHz/24bitの音源までならネイティブで再生できます。

音楽再生の要、DACを含む統合型プラットフォームには米Avneraの「LightX」を採用。LightXはアップルの第2世代Lightning Audio Module(LAM2)の基盤技術になっていて、Lightningヘッドセットに必要な(ノイズキャンセリングなどを含む)機能を単独かつ低消費電力で提供するとのこと。 

もう一つの大きな特徴が、イヤホンではまだ少ないアクティブノイズキャンセル機能を搭載するところ。RAYZシリーズは左右ユニット内側/外側にひとつずつとリモコン部にふたつ、計6つのマイクを備え、音楽再生中に環境騒音を打ち消すノイズキャンセル機能や、逆に外部から話し声など必要な音を取り入れるHearThru機能を提供しています。

また、イヤホンを外したり装着すると自動的に音楽再生を停止したりふたたび再生するオートポーズ機能を搭載します。これは可聴域を外れる周波数の音を一定間隔で出力し、その反射が帰ってくるかどうかで耳に装着しているかどうかを調べることで、近接センサーを使わず低消費電力化しています。ただ、この方法は消費電力の面では効果があるものの、状態検出にある程度のタイムラグが発生します。
 
 
リモコン部のボタン配置は一般的な3ボタンレイアウトに、押し方によって3つの機能を割り当てられる「スマートボタン」を加えた4ボタン構成になっています。 スマートボタンは 1回押し /2回押し /押し続け 動作を認識、RAYZ専用のアプリからそれぞれに機能を割り当てられます。割当可能な機能にはノイズキャンセリング、キャリブレーション、マイクミュート、Rayzアプリ(を起動する)、ミュージック、電話、HearThru の7種類が用意されています。

スマートボタンにはデフォルトで1回押しにHearThru、2回押しにノイズキャンセリング、押し続けにマイクミュートが登録されていました。ものは試しと割り当てをいくつか変えてみましたが、使用頻度と便利さを考えるとデフォルト登録のままがいちばん使いやすい組み合わせになっていると言えそう。ただ、将来的になにか画期的な機能がアプリを通じて追加されるなら、そのときはまた設定を検討すればよいでしょう。

なお、パイオニアはアプリのアップデート予告の項目に「スマートミュート」機能を表示しています。スマートミュートとは、通話中に自分が喋っているときはマイクをオンにしておき、相手が喋っていて自分は黙っている状態では自動的にマイクをミュートする機能とのこと。音楽を聴いていてもバンバン電話がかかってくる人には便利な機能になりそうです。

RAYZシリーズを初めて使う前には、まずノイズキャンセル機能をユーザーの耳に合わせて自動調整するキャリブレーション作業をおこないます。キャリブレーションはRAYZ専用アプリをiPhoneにインストールして、最初に起動したときに自動で促されるほか、アプリのメニューからやり直すこともできます。さらに、RAYZのファームウェアをアップデートしたあとも必ず行う必要があります。
 
 
RAYZのノイズキャンセリング機能は、イヤホンユニットから耳の内側方向、外側方向に向けられたマイクの入力を差分して、外側から聞こえる騒音成分を打ち消します。通行量の多い車道脇でその効果を試してみたところ、イヤホンのノイズキャンセリング機能としてはなかなかの効果が実感できました。

もちろん、大型ヘッドホンが備えるノイズキャンセリングのような効果を期待してはいけないものの、特に車道脇ではタイヤが発するロードノイズが大幅にカットされ、より音楽に集中できる感じ。通勤・通学時のような日常生活でも充分に使えるレベルです。

次に試したのはHearThru機能。こちらもマイクを使った機能のひとつで、音楽を楽しんでいる最中に誰かに話しかけられたりしたときに、相手の声を聞こえやすくする機能。HearThruオンにしてみると、なるほどたしかに話し声は聞こえやすくはなるもの再生中の音楽の音量によってはやはり相手の声が聞き取りにくいので、HereThruを使うにしても音量は少し下げたほうが良さそうです。

また車道付近でHearThruを使用したときは、車の走行音もブーストされて耳に入ってくる感じがありました。おそらく人の声と同じ帯域の周波数がブーストされるためと考えられるものの、HereTuruは使う場所によっては逆効果になる場合もあるかもしれません。RAYZにはイヤホンを外したら音楽再生が止まるオートポーズ機能もあるので、外でばったり友だちや知り合いに出くわしたときは耳からイヤホンを外して直接話すほうが、自分も相手も戸惑わずに済みそうです。
 


機能の説明はこのへんにして、早く実際に音楽を聴いてみたいと思ったのですが、ひとつどうしても気になったのが耳に装着したときの安定感。RAYZには3サイズのイヤーチップが付属しているのですが、どのサイズのイヤーチップを使ってみても、どうもふわっとした感じでしっかり装着できた感触が得られませんでした。

ただ、これは言いようによっては「つけているのを忘れるほど軽い装着感」と感じる可能性もあり、好みの問題かもしれません。今回は付属するイヤーチップを最大のLサイズに交換して密着性を高め、やや強めに耳に押し込むことで、とりあえず満足できる装着具合を得ることができました。

なお、イヤーチップについては、たとえばもう少し固めのものやフォーム素材のものに交換して密着性と安定性を高めるといった工夫をすれば、ある程度の装着感は改善できそうです。

なんとか装着性を良くした結果、イヤホンが浮き気味だったことによるスカスカ音はなくなり、ちゃんと音楽が聞けるようになりました。ロックやヒップホップ、ジャズ、JPOPなどいろんなジャンルの音楽を流してみて感じたのは、全体に明瞭で爽快感のある音だということ。特に高音域の伸びが心地よい感じ。音源によってはやや強いと感じることもあるものの、潰れたり刺さったりということはありません。

一方で低音域もよく出ていて、バスドラムのアタックなどもボリューム高めだと鼓膜の揺れ(?)を感じるほど。ただよく出ているのは本当に低いところで、ヘヴィロックなど中音域も含めて厚めの音が飛び交う楽曲によってはベース周辺が引っ込むような印象がありました。とはいえシンセサイザーやデジタル楽器との相性は良く、空間のある音作りをしている音楽ではちょうど良い塩梅かもしれません。

またノイズキャンセリング機能をオンにすると、気持ち中低音域の厚みが増す傾向があるように感じます。これは騒音のある屋外でも静かな室内で比較しても同じ傾向でした。
 

RAYZ Plusの試聴に使った音楽の一部。


RAYZアプリにはRAYZの音質を好みに合わせるためのイコライザー機能が用意されているので、どうも好みに合わない場合はこれを使って音のチューニングができます。至って普通の5バンドイコライザーなので初心者でも戸惑うことなく使えるはず。またスピーチ、バスブースト、エンハンス、フラットといったプリセットがあり、この中から好みの設定を選ぶなら細かいことを考える必要はありません。特に使用頻度が高そうなのは低音を補うバスブーストと、ドンシャリ好みなエンハンスといったところでしょう。

パイオニアブランドとして初のLightning接続イヤホンとなるRAYZは、EarPodsなどが搭載するLAMの進化版であるLAM2を備えたことで、iPhoneのバッテリー消費を最小限に抑えつつ高い音質とノイズキャンセリングやHereThruと言った高い機能の提供を実現しました。

価格もRAYZが1万2000円前後、RAYZで上位モデルのRAYZ Plusで1万6000円前後とされ、決して購入へのハードルが高い製品でもありません。iPhoneに付属のイヤホンや数千円クラスのイヤホンなどからのアップグレードを考えているなら、RAYZは高機能かつ手頃なイヤホンと言えるでしょう。またイヤホン端子のないiPhone 7を使っていて、日頃Bluetoothイヤホンの音切れに悩まされている人にも最適な製品です。

そしてもし購入を考えるならば、ここはLightningコネクターを備え「ながら充電」できる RAYZ Plus を選びたいところ。使い始めてからの便利さが格段に違います。

ちなみにRAYZシリーズの音漏れはやや大きめ。電車など混み合う場所での使用では周囲に配慮して気持ち音量を下げると良いでしょう。試用した環境では、RAYZ Plusのケーブルにある充電用LightningコネクターをデスクトップPCに接続すれば、iPhoneを充電しつつiTunesとの同期ができました。3.5mmミニジャックを持つ普通のイヤホンをiPhoneに繋いだ場合は、RAYZのほうだけに音楽が流れました。

なお、3月下旬発売とされていたRAYZ / RAYZ Plusですが、4月に入ってもまだ発売には至っていません。記事執筆時点で問い合わせた限りでは、新たな発売時期はまだわからないとのことオンキヨー&パイオニアイノベーションズは4月3日になってRAYZ / RAYZ Plusの発売日を4月下旬に延期すると発表しました。理由は「開発・生産の日程上の理由」とのこと。

すでに実物で試聴し、購入の予定を立てていた人も多いかとは思われますが、ここはあせらずに待つのが良いかもしれません。

4月21日更新:冒頭でも紹介したように、auから『au +1 collection』アイテムとして4月21日発売すると発表がありました。1か月間のみは同社専売アイテムとなります。

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