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タブレットでプログラミング。教育の場で広がりを見せる知育玩具「Ozobot」

プログラミング的思考を分かりやすい形で学ばせる

中田ボンベ(Bonbe Nakata)
2017年4月4日, 午前05:00 in robot
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皆さんは「知育玩具」と聞いて、どんなものを思い浮かべますか? やはり自由に組み合わせてさまざまな形を作る「パズル状」の知育玩具が頭に浮かぶ人が多いかもしれませんが、最近はタブレットタイプや小型ロボットなど、「これが知育玩具!?」と驚くようなものも登場しています。中でもアメリカのEvollve社が販売している小型ロボット「Ozobot(オゾボット)」は、プログラミング教育が手軽に行える知育玩具として注目されています。

「アンプラグド」な環境で手軽にプログラミングが学べる



Ozobotは縦、横、高さ1インチ(約2.54cm)の小さなロボット。2015年10月にEvollve社が販売を開始し、日本では第2世代にあたる「Ozobot Bit」が、キャスタリアから販売されています。

Ozobotは、大きく分けて2つの機能があります。まずは「ライントレース・ ロボット機能」です。


底面に色を読み取る部品が搭載されており、ここでカラーラインを読み取りながらそのラインに沿って進みます。水性マーカーなどで紙にラインを引き、自由にコースを作って動かせます。


また、赤・緑・青など、色の組み合わせによってさまざまな行動をするようにプログラミングされています。マーカーで引いたライン上に、カラーコードを描いたり、カラーコードのシールを貼ることで、例えば早く進ませたり、スローにしたり、一時停止させたりすることができます。「Ozobotアプリ」を使うことで、タブレットでもコースとカラーコードを作成することができ、その上を走らせることも可能です。

そしてもう一つの機能が、「プログラミング・ロボット機能」です。Googleオープンソースの初学者向けブロック・プログラミング環境『Blockly』を元に作られた 『OzoBlockly』があり、これでOzobotがどのように動くかのプログラムを作ることができます。


作ったプログラムは「可視光通信」で読み込ませます。パソコンの画面にOzobotの色を読み取る部分を当てると、プログラムした内容が色のパターンとなって発光。Ozobotがこれを読み取り、プログラムが完了する仕組み。ロボット・プログラミングの開発の一連の流れが簡単に学べます。



その他の特徴としては、小ささ、パーツなどを取り付ける必要がないことなどが挙げられます。また、コスト面でも1台9800円(税込み)と、同じように教材として用いられているレゴ・マインドストーム(1セット6万円前後)や、アーテックのロボティスト(1セット3万前後)と比べると非常に安価。そのため小学校やプログラミング塾などに低コストで導入することができるのも大きな特徴でしょう。

教える側にとっても教えやすい教材


Ozobotは、カラーコードのシールを貼ったり、マーカーで色を塗ったりしてカラーコードの命令をフィジカルにプログラムできるため、幼稚園の年長、また小学校低学年程度の年齢でも、分かりやすい形でプログラミング的思考を学ばせることができます。

その応用でもあるOzoBlocklyのプログラミングも4つのレベルが用意されており、発達段階に合わせてプログラミングを学ぶことができるので、幅広い年齢に対応することが可能です。



●OzoBlocklyのプログラミングレベル
レベル1 Novice:アイコンを順番に並べる(対象:幼稚園年長、小学校1年生)
レベル2 Beginner:ブロックを組み合わせる。順次・繰返しのプログラム構造を実装。(対象:小学校2年~3年生)
レベル3 Intermediate:ブロックを組み合わせる。順次・繰返し・分岐のプログラム構造を実装。(対象:小学校4年~5年生)
レベル4 Advanced:より詳細なブロックで高度な処理が可能。順次・繰返し・分岐のプログラム構造を実装。(対象:小学校6年生、中学生~)

また、Scratchなどの画面による操作に終始するプログラム環境と異なり、「ロボットが命令やプログラムに沿って動くこと」を実感できるため、教える側にとっても教えやすい教材ということでも注目されています。

2016年11月から国内正規販売になったOzobotですが、すでに教育の場で活用されています。日本での正規販売会社であるキャスタリアでは、Ozobotを用いたプログラミング教育事業を展開しており、2016年12月に大阪府寝屋川市立石津小学校にて、5回の講座を実施しました。

他にもプログラミング教育関連イベントでの展示・講座を中心に徐々に広がりを見せいます。小学生向けプログラミング講座やイベントも実際される予定で、学校からの貸し出し依頼が増えてきているそうです。

キャスタリアでイベント企画、教材作成を行っている吉田研一氏にお話を伺ったところ、今後は小学校への導入・プログラミング学習塾への導入を促進するために教材コンテンツの拡充を進め、Ozobot指導者コミュニティを開設して普及に努めるそうです。

このように知育玩具として教育の場で広がりを見せている「Ozobot」は、大人でもプログラミングを学び、また楽しむことのできるロボットです。複数揃えて自由にコースを作ってレースをしたりなど、教育とはまた違った楽しみ方をしてみるのもいいかもしれません。

取材協力:キャスタリア
関連キーワード: ozobot, robot, technology
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