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速報:「没入型フィッシング体験」ができる水中ドローンPowerRayが6月発売。動画撮影から魚群探知・誘導までOK

超音速機も連想させる、流線型な本体デザインも魅力

橋本 新義 (Shingi Hashimoto)
2017年5月16日, 午後03:05 in drone
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中国のドローンメーカーPowerVision(パワービジョン)が、各種マリンレジャーに向けた水中ドローン『PowerRay』(パワーレイ)を発表しました。予約開始は5月16日(本日)からで、出荷予定は6月上旬からの予定。価格は税別16万8000円からです。

同機は、個人向けに設計された、水中撮影や釣りに便利な各種機能を搭載したドローン。4K/30fpsでの水中動画撮影や静止画撮影をはじめ、ソナーユニットによる魚群探知、さらには照明による魚群誘導や釣り餌と釣り針の投下(オプション)を使っての釣りまでも可能な、多機能モデルです。

Gallery: 水中ドローン PowerRay | 42 Photos







さらに、スマートフォン搭載タイプのVRヘッドセットと連携することで、主観視点での釣りなども可能。同社は「革新的な没入型フィッシング体験」「フィッシングがVRゲームへ変身」とアピールします。



操作に関しては、一般的なドローンと同じく、ラジコンタイプのコントローラーとスマートフォン(撮影など用)を併用するタイプです。


▲奥にあるのがPowerRay本体で、手前左がACアダプタ、右がベースステーションです


▲付属コントローラーはいわゆるラジコン風の2スティックタイプ。スマートフォン設置用マウンターも備えます


ここで「電波の減衰が激しい水中で、電波を使った操縦ができるのか?」という疑問を持たれた方もおられるでしょうが、実際の運用は、ベースステーションまでを有線ケーブル(モデルにより異なり、50mか70m)で接続し、ベースステーションとコントローラー、およびスマホの間のみ無線接続するというシステムとなります。

質疑応答では「もし潜行中にケーブルが外れたり、操作信号が途切れた場合はどうするのか」という質問も出ましたが「その際は強制浮上して、発見をしやすくする」という回答がありました。





目玉的機能の一つとなる魚群探知は、『PowerSeeker』(パワーシーカー)と呼ばれるユニットが担当。後述しますが最廉価構成では付属しないため、ここは注意が必要です。




ソナーを備えたPowerSeekerは本体から取り外しても使え、専用アプリを入れたスマートフォンから魚群分布や水中温度、深度、さらに海底の風景などが確認可能です。PowerRay本体に装着した状態では、底面機首側に位置します。



またPowerRay本体には、魚を引きつける魚群誘導灯も装備。水中撮影用の照明を兼ねるこのライトにより、探知した魚群を釣り場に誘導することも可能です。



もう一つの目玉的機能は「没入型フィッシング」を実現する、VRヘッドセットとの連動。このモードでは、VR動画のように、ヘッドトラッキングによる視点変更も可能となります。

なおこの機能は、スマートフォンの専用アプリを介したもの。そのため対象ヘッドセットはいわゆる簡易型(スマートフォン連携タイプ)となります。

隠れた特徴としては、3台までのヘッドセットをサポートする点。複数人でリアルタイムの水中映像を360度で楽しむことができます。視点変更に関しては1台のみがコントロールモードとなるシステムです。



▲スクリューは、背面側の左右に各1基、底面中央付近(PowerSeeker隣)に1基を搭載。金属的な光沢を備えた素材です


潜水にまつわる仕様は、最大深度は公称30mまで。公称最高速度は3~4ノット(2m/秒)、上昇速度は最高0.78ノット(0.4m/秒)、下降速度は0.58ノット(0.3m/秒)といったところ。動作温度も-10℃~50℃と、ある程度であれば冷たい海でも使える仕様です。

また、バッテリー容量は6400mAh/94.72Wh。最長航行時間(Max Sailing Time)は、3つ設定されている速度モードによって分かれており、高速モードで1時間、中速モードが2時間、低速モードは4時間となります。



注意が必要な点は、バッテリーと撮影用のストレージが固定式である点。とくにストレージはグレード(後述)によって異なるため、留意の必要があります。理由は本体の密閉度を上げ、水圧に耐える設計とするため。

カメラの仕様は、イメージセンサーが2.3分の1インチ、1240万画素CMOS。レンズは画角95度の広角仕様で、F値は2.8固定。ISO感度設定は100から1600まで、シャッター速度は30分の1から60秒まで。

静止画の最高解像度は4000×3000。動画コーデックはH.264で、解像度とフレームレートは、4K/30fpsから4K/25fps(デフォルト)、2560×1440/60fps、フルHD/100fps、1280×720/200fpsなど。
もちろん、スローモーションモード2種(実時間の3倍と4倍)の撮影も可能です。



本体サイズは、タイトル写真の向きで計った場合、465×270×126mm(幅×奥行き×厚さ)。重量は約3.8kgです。なお重量に関しては、発表会の解説担当者より、「撮影時の安定性などに配慮し、容積対重量を水とほぼ同じとしている」旨のコメントが語られています。




また、本体デザインも魅力の一つ。水中での抵抗を減らす点などから、全翼機を思わせるような、ちょっとグッとくるシルエットになっています。人によっては、アニメ版サイボーグ009のドルフィン号や同II世号を連想するかもしれません。



さて実際の販売形態は、内蔵ストレージや付属品の数で分かれた3モデルとなります。



最廉価となるExplorer(エクスプローラー)は、水中撮影を重視するユーザー向けの製品。価格は税別で16万8000円です。
ストレージは32GBで、本体とベースステーション、コントローラー、50mケーブルに充電器など、基本的な構成となります。PowerSeekerは付属せず、魚群探知機能は使えない点には注意が必要です。



魚群探知にも使える構成は、釣り人を意味するAngler(アングラー)。残念ながらジオン公国の潜水艦ではないので、マッドは付きません。
価格は20万8000円(税別)で、エクスプローラーの構成に加え、PowerSeekerと釣り餌投下機が付属します。



最上位構成がWizard(ウィザード)で、税別21万8000円。こちらはアングラーから1万円上がっただけで「全部入り」となり、本体ストレージが64GBに、ケーブルが70mと長くなり、VRグラスも1個付属。さらにケースが全ユニットを収納可能なスーツケースとなります。



正直なところ、1万円差でこれだけオプションが充実するのであれば、アングラーを選ぶユーザーは少ないのでは、と思うほどの豪華さです。



このようにPowerRayは、ライバルがまだ少ない水中ドローンというジャンルにあって、一般的に連想される撮影用途のみならず、釣りにも便利な機能を多く盛り込むといった多機能っぷりが目立つモデルに仕上がっています。

価格に関しては性能ゆえもあってか高性能クアッドコプター機と並ぶレベルで、コンシューマー向けとしては決して安価ではありません。しかし、ツボに入ったユーザーには強烈な魅力のあるモデル。とくに魚群探知と誘導機能は、一度使ってみたいと思う方も多いのではないでしょうか。

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