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GPD Pocket詳細レビュー。キーボードは十分実用可能、グラフィックはやや力不足

ゲーム主体ならGPD WINのほうが良さそう

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2017年6月26日, 午後12:30 in personal computing
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前回開封レビューを書いた7インチの小型PC GPD Pocketですが、今回はもう少し詳細に見ていきたいと思います。

ポケットサイズのノートPC、GPD Pocket開封レビュー。7インチ筐体にWin10搭載、技適も取得済み

GPD Pocketの基本仕様

まずGPD Pocketの基本仕様です。比較のためにMacBook最下位バージョンの仕様も併記します。
仕様 GPD Pocket MacBook
ディスプレイ 7インチ 12インチ
解像度 1920x1200 2304x1440
CPU intel Atom x7-Z8750 intel Core m3
GPU HD Graphics 405 HD Graphics 615
メモリ 8GB LPDDR3 8GB LPDDR3
ストレージ 128GB 256GB
WiFi 802.11 a/b/g/n/ac 802.11 a/b/g/n /ac
Bluetooth 4.1 4.2
バッテリ 7,000mAh
連続使用時間約12時間
41.4Wh
連続使用時間10時間
重さ 0.48Kg 0.92Kg
インターフェース USB Type-C 3.0 x 1
USB Type-A x 1
マイクロHDMI x 1
3.5mmオーディオジャック
USB Type-C 3.0 x 1
3.5mmオーディオジャック

メモリが8GBあり、Windows 10の動作は重いという印象はありません。ストレージも128GBになり一般的な使い方なら問題はなさそうです。Dropboxなどのストレージサービスと同期するとあっという間に一杯になってしまいそうですが、このあたりはUSBメモリをうまく活用するなど工夫を凝らしたいところです。


▲初期状態で空き容量は98.34GB

タッチパネル搭載ディスプレイ

スマートフォンやタブレットだと5~6インチでWQHD(2560x1440)というのも珍しくなくなっていますが、PCでは7インチでフルHD以上の解像度というのはまだ珍しいです。しかもタッチパネル搭載となればなおさら。

このディスプレイ、表示は綺麗なのですが、指紋がとても目立ちます。また反射も強いので、低反射・防指紋タイプの保護シートを貼ったほうがいいかもしれません。

また、GPD Pocketは7インチなので、10インチ以下なら無償のOffice Mobileを使えます。画面が狭いかと思いましたが、十分実用できそうです。



ただし、無償版のOffice Mobileでの商用利用は不可。会社の仕事をGPD Pocketで...と考えている人は注意してください。

「え、ダメなの?」iPhone用などの無料MS Officeアプリをタダで仕事に使ってしまうと......

ちなみにディスプレイは最大限開いてもフラットにはなりません。


▲本体が浮かない範囲で開いたところ


▲本体が少し浮きますが、最大限開くとこれくらい。

ベンチマーク

Atom x7-Z8750の処理能力は、テキスト主体であれば何の問題もなく、PhotoShopなどもそこそこ使えるレベルです。といっても、もう少し客観的な評価が必要と思うので、ベンチマークを取ってみました。

Windowsシステム評価ツール(WinSAT)の結果は下記。やはりグラフィックがネックのようです。



そのグラフィックですが、ドラゴンクエストX ベンチマークを実行したところ「1213」という結果でした。グラフィック設定は低品質、表示方法は仮想フルスクリーン。



先代というか姉妹機のGPD WINでは、同じ設定で「2528」でした。GPD WINはドラゴンクエストXがプレイできるポータブルマシンとして高く評価されていましたが、GPD Pocketは少し厳しいようです。

基本仕様は同じはずなので、ドライバ周りの調整が上手くいっていないか、ディスプレイが大きくなったことが影響しているのかもしれません。

充電はUSB PD対応

GPD WINは、充電回りが少々特殊で、5V/2.5Aという高い電流を流さないと充電が出来ない、遅いという問題がありました。

しかし、GPD Pocketでは、USBの標準仕様であるUSB Power Delivery 2.0に対応。付属のUSB-ACアダプタもUSB PDに対応しており、12V/2Aでの充電が可能でした。



なお、USB PDに対応していない一般的なアダプタを使ったところ、5V/1.5Aでの充電となりました。USB PDと比較して倍近い充電時間が必要となります。


▲(左)USB PDでの充電、(右)一般的なUSB-ACアダプタでの充電

キーボードは好みが分かれそう

7インチサイズでもキーボード付きのノートPCというのがこの端末のウリでもありますが、そのキーボードは好みが分かれそうです。

一部のキーサイズが変則的で、キーの配列はやや特殊。しかし、アルファベットキーでは16mmのキーピッチが確保されており、ブラインドタッチこそ厳しいものの、慣れれば十分使えそうなサイズです。ただ、キーストロークが深く、もう少し浅いほうが打ちやすいのではないかと思います。この辺りは完全に好みの問題でしょう。


▲「A」のすぐ隣に「Caps」が気を付けないと打ち間違えそう。

ポインティング・スティックは、指が滑りやすく正直使い難いです。また、スクロールボタンもないので、スクロールバーにカーソルを合わせる必要があるのもマイナス。カーソルキーで代替はできますが、この形状だとどうしてもThinkpad的な使い勝手を期待してしまいます。



基本はUS配列のため「半角/全角」キーはありませんが、MS-IMEの場合、「Alt + `(ESCの隣)」または「Shift + Caps」で日英の切替が可能です。

まとめ

普通のノートPC代わりにメイン機として使うのは厳しいと思いますが、外出先でのちょっとした文章書きや画像編集などは十分可能です。最近はこの用途にiPadやAndroidタブレットを使っている人も多いですが、「出先でもWindows使いたいけど、かさばるノートPCは持ち歩きたくない」という人にはピッタリの端末ではないかと思います。

▲片手でも楽に持ち運べるサイズ

なお、GPD Pocketのindiegogoでのキャンペーンは終了していますが、現在、日本のクラウドファンディングサービス Makuakeで予約を受け付け中です。


▲GPD WIN(左)は3DSのようでしたが、それとと比べるとノートPCらしい雰囲気になっています。

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