Sponsored Contents

Gadgetryの最新記事

Image credit:
Save

害虫だけをレーザーで撃ち落とす「Photonic Fence」もうすぐ実用化。農作物を見えない電撃柵で保護

開発者は元マイクロソフトCTO

Munenori Taniguchi
2017年6月27日, 午後12:25 in Gadgetry
2806シェア
1932
613
0
261

連載

注目記事

IQOS、gloより5倍お得な加熱式タバコ「ヴェポライザー」で知っておきたいこと使い方やメンテ術解説(世永玲生)

IQOS、gloより5倍お得な加熱式タバコ「ヴェポライザー」で知っておきたいこと使い方やメンテ術解説(世永玲生)

View

人気記事

Google、AIを太陽系外惑星発見プロセスに応用。機械学習で「見逃していた惑星」を複数発見

Google、AIを太陽系外惑星発見プロセスに応用。機械学習で「見逃していた惑星」を複数発見

View
 
元マイクロソフトCTO、ネイサン・ミアボルド(ミルボルド)氏が設立したIntellectual Ventures Lab(IVL)が、飛んでくる害虫だけを識別して撃ち落とすレーザー機器「Photonic Fence」を、もうすぐ実用化します。2009年から開発を始めたPhotonic Fenceは現在、米農務省での実地検査中とのことで、承認が出ればまずは害虫被害に悩む農家向けに商品化する計画です。

Photonic Fenceのすごいところは複数の光学測定器を使用して、飛んできた虫の羽ばたく周波数、形状、大きさ、対気速度(大気の流れとの相対速度)を測り、狙撃対象かどうかを判別できるところ。たとえば蚊のような小さな虫でもその雌雄までを判別可能です。
 
 
検出距離は100mと長いうえ幅30m、高さ3mの射程範囲を備えるため、田畑をカバーするように配置すれば、まさに見えない電撃フェンスを構築できます。さらに毎秒20匹の速度で識別、狙撃が可能なため、IVLは虫が群れでやってきた場合でも99%は駆除できるとしています。

IVLはPhotonic Fence開発の動機はアフリカ・サハラ砂漠周辺での公衆衛生の改善を目的としていました。しかし、開発中に米国ではミカンキジラミ被害が深刻化しており、フロリダでは過去15年で70%も柑橘類の生産量が減少していることを知り、現在はまず害虫被害に悩む農家に向けた商業プロジェクトへと進路変更しています。

IVLは農務省の検査が問題なく完了し次第、いろいろな害虫に悩む農家に向けてPhotonic Fenceを売り出したいとしています。

ちなみに、IVL共同設立者のミアボルド氏は料理研究の大家でもあり、科学的に料理を解説する2438ページ(英語版)の著作「Modernist Cuisine」シリーズを各国で出版しているほか、2011年にはTEDカンファレンスでも料理本出版のためにあらゆる調理器具を真っ二つにした話が好評を得ていました。

6月29日訂正:初出時、ネイサン・ミアボルド氏の姓をマイアーボールドとしていましたが、より実際に近い表記に改めました。

2806シェア
1932
613
0
261

Sponsored Contents