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AIが読心術を体得。fMRIデータを深層学習、脳活性化パターンから人の思考を予測

このAIと脳ナノマシンを組み合わせれば...

Munenori Taniguchi
2017年6月30日, 午後01:00 in Robots
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カーネギーメロン大学の研究者らが、コンピューターに大量の人の頭部磁気共鳴映像(fMRI)を深層学習させ、人の思考を読み取れるAIを開発しています。

fMRIの画像からは脳の血流動態を見ることができます。この研究ではまず個人的な事柄から社会的な関わり、身体的行動など240通りの複合的なイベントがそれぞれ脳の異なる部分を活性化させることを確認しました。そしてfMRIシステムで収集したデータをAIに機械学習させ、人がいくつかの要素を絡めた複合的な思考をする際、脳がどの部分を使っているかを調べてブロックごとに分けました。

研究リーダーのMarcel Just心理学教授は「人間の脳の大きな進歩のひとつは、個別の概念を複合的に結びつける能力を得たことだ。たとえば『バナナ』だけでなく『私は夕方になったら友人とバナナを食べたい』などと考えることができる」と説明。fMRIの脳活性化パターンから思考が構築される様子を見る方法を開発したとしています。

この方法で、研究チームは240通りの個人的な事柄から社会的活動、物理的行動などあらゆる複合的なイベントに対して脳のどこが活性化するかを把握。それをわかりやすい言葉に結びつけ、その脳のスキャンデータからAIアルゴリズムがそのとき考えていることを予測できるよう学習させました。

その結果、AIは239通りを覚えさせた時点で240番目のデータが対応する言葉を予測できるようになっていたとのこと。また逆に、言葉から脳の活性化される部分を予測しマッピングすることも、87%の精度で実行できたとしています。

医療現場ではすでに深層学習させたAIががんの診断を助けたりするなど成果をあげています。今回の研究も、AIや深層学習の大幅な進歩を垣間見ることができるもので、すでにAIウソ発見器などは構築できるレベルといえそうです。

いまはまだfMRIデータを必要とするものの、人の思考を読み、脳のどこを活性化すれば人が何を考えるかを把握するAIが現れたということは、将来的にコンピューターが人の心を操るディストピア的世界が生まれる可能性も出てきたということかもしれません。

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