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まるで「テレホーダイ」な格安SIM、nuroモバイルが発表。深夜早朝は高速通信が無制限:週刊モバイル通信 石野純也

午前1時から午前6時まで

石野純也 (Junya Ishino)
2017年8月2日, 午後12:45 in mvno
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nuroモバイルとしてMVNO事業を展開するソニーネットワークコミュニケーションズが、新たな料金、サービスを発表しました。翌月のデータ容量を前借りできる「データ前借り」や、深夜にだけ高速通信が可能な「時間定額深夜割プラン」がそれです。

nuroモバイルが新料金、新サービスを発表

nuroモバイルは、他社にないプランとして、「5時間プラン」を2月に導入しています。大手キャリア、MVNOを問わず、スマホの料金プランといえば1GB、2GB、3GBといったデータ容量ごとにプランを用意するのが一般的ですが、これとは異なる切り口で、「時間」で制限をかけたのが5時間プランだというわけです。

関連:
データ容量ではなく「時間」縛り。格安SIMの概念覆す『5時間プラン』をnuroモバイルが発表

高速通信を利用したかどうかは5分単位で判別され、バックグラウンドでのテキスト受信などは高速通信にカウントされないのも特徴。通勤、通学中や休み時間など、合間合間でスマホを使うユーザーに受け、「多くのお客様に選んでいただき、好評をえている」(モバイル事業部門 ビジネス開発部 細井邦俊部長)といいます。




2月には、1日5時間限定で高速通信が可能になる「5時間プラン」を開始

深夜・早朝はデータ通信が無制限の「深夜割プラン」

このプランの考え方を拡大したのが、新たに発表された時間定額深夜割プランになります。プラン名通り、最大の特徴は、深夜1時から朝6時に限定して高速通信が利用可能なこと。それ以外の時間帯については、200Kbpsに速度が制限される一方で、データ量については無制限になります。料金はデータ通信のみの場合、月額1500円。音声通話とSMSがつくとプラスで700円、SMSのみだとプラスで150円かかりますが、これは、MVNOの相場観でいうと、おおよそ、5〜6GBの料金プランと同等です。


5時間プランを深夜に限って安価にした「時間定額深夜割プラン」


容量別プランだと、6GB前後の料金と同じ

まるで、かつてインターネット接続にアナログの電話回線を用いていた時代にNTT東西がサービス提供していた「テレホーダイ(テレホ)」のようなプランで、ネットを長く使ってきたユーザーには感慨深いものがありますが、あちらとは異なり、深夜帯以外でも従量課金になることはありません。朝起きて会社に行き、夜は家に帰って寝るという標準的な生活をしていると、お得にはなりませんが、仕事によっては、5時間プランよりもこちらの方がいいという人はいるかもしれません。据え置き型のWi-Fiルーターに入れ、夜間にデータをダウンロードするといった使い方にも向いています。


昼間はほとんど使わないという用途に向いたプラン

夜間の料金を安価にできる背景には、「各社とも深夜だとそれなりの帯域を使える」(同)といったMVNOならではの事情があります。MVNOはドコモなどの大手キャリアから、回線をMbps単位で借りており、そこにユーザーを収容しています。そのため、多くのユーザーが同時に使う昼間は、帯域が不足しがち。サラリーマンが昼休みを取る12時台になると一気に速度が落ちるサービスが多いのは、そのためです。

逆に、あまり人が使わない深夜であれば、帯域は空いていますが、MVNOにとっては設備が無駄になっていることにもなります。これを有効活用するために、割安な料金で提供できるというわけです。先ほどまるでテレホのようと書きましたが、あちらも考え方は近く、一般的な電話が使われない時間帯に限って定額プランを提供したもの。携帯電話という観点では、夜と土日だけに絞って基本使用料を割安にした、ドコモの「ドニーチョ」というプランもありましたが、こうした料金設定は、ある種通信事業にとって常道といえるのかもしれません。

とはいえ、テレホ時代はほかに代替手段がなかった中での定額プランでしたが、今は違います。1500円よりは1000円高くなってしまいますが、同じnuroモバイルが2500円で5時間プランを展開していますし、先に挙げたように、1500円払えば、MVNOで5〜6GB程度の料金プランを選ぶことができます。そのため、なつかしさはありますが、これでお得になるユーザーは限定的。nuroモバイルの契約者を一気に増やす武器になるというよりは、あくまでサービス拡充の一環です。

データ容量の前借りが可能に

どちらかというと、より多くのユーザーに影響が大きいのは、データ容量の前借りかもしれません。データ容量の前借りとは、文字通り翌月のデータ容量から最大2GBまで、10MB以上、1MB単位で前借りできる仕組みのこと。これがあれば、月末に近いタイミングでデータ容量が足りなくなったときに、データチャージをする必要がなくなるというわけです。たとえば、あと2日あるのにデータ容量を使い切ってしまったというときは、とりあえず500MBだけを前借りしておくといったことができます。


データ容量を前借りすることが可能になった

翌月はそのぶんデータ容量が使えなくなってしまうため、ある程度節約する必要はありますが、機種変更でアプリをダウンロードしすぎてしまったり、おもしろい動画があったのでうっかり見すぎてしまったりしたときなどには、便利でお得な仕組みといえるでしょう。ただし、最終日には前借りできない点には注意が必要です。前借りすると、翌月分のプラン変更もできなくなるので、ご利用は計画的にといったところです。

ソニーのMVNOなのに、今回もXperiaは取り扱わず

このほか、端末ラインナップを強化したり、補償サービスを新たに導入したり、音声定額の時間を5分から10分に拡大したりと、盛りだくさんな内容だったnuroモバイルの発表会。市場シェアに関しては「残念ながら、テレビCMや大規模な広告をやっておらず、まだ我々の考えているところには届いていない」(同)とはいうものの、数字にすると5.5%(総務省『電気通信事業分野における市場検証(平成28年度)』年次レポート(案)より)。

大規模なCM展開をしたり、端末の大幅な割引をする会社に比べると地味に見えるかもしれませんが、しっかりとした存在感を示すことはできています。これは、料金プランが横並びになりがちな中、インパクトのある切り口を提案できている独自性の高さが、口コミなどで評価された結果なのかもしれません。








補償、サポート、音声定額、端末ラインナップも強化

一方で、以前もこの連載で指摘したように、ソニーグループでの連携があまり取れていない印象もあります。同グループのCEO、平井一夫氏は、中期経営計画を説明する場で、リカーリング(循環)型ビジネスモデルの重要性を説いていましたが、毎月確実に料金を払ってもらえる通信事業は、まさにリカーリングビジネスの代表格。Xperiaと組み合わせるなど、ソニーグループならではの取り組みにも期待したいところです。

関連:
ソニーのMVNOなのに、Xperiaがない不思議。新生「nuroモバイル」を徹底解剖


なぜかソニーグループのXperiaがなく、ソニーを離れたVAIOの端末があるチグハグさも

関連キーワード: android, iphone, mvno, nuromobile, sim, smartphone, sony, xperia
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