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Hyperloop One、実物大試作ポッドで時速300km超え達成。今後は減圧区間用エアロック開発へ

たった500mのコースで300km/h

Munenori Taniguchi
2017年8月3日, 午前10:30 in transportation
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先日、台車部分だけで初走行を成功させたHyperloop Oneが、今度はその車両部分を含めた「ポッド」の走行テストを実施、その様子を公開しました。このポッドはわずか500mしかないテストトラックDevLoop内で、最高時速309kmを記録しています。

XP-1と呼ばれるポッドの大きさは、全長8.7m、全高2.7m、全幅2.4m。これは人が乗って長時間移動するには少々小さく狭いかもしれません。ただ騒音に関しては動画で聞こえる音が本物ならかなり静かです。

ポッドはまだ先頭車両しかありませんが、たったの500m、減速-停止区間が必要なことも考えると時速300km超えはかなりの速度です。この時点で日本の新幹線なみの速度ですが、Hyperloopが目標とするのは時速1207km。さすがにこれを500mの距離で実現しようとするのは現実的ではありません。
 

 


Hyperloop Oneはポッドで高速走行を果たした今回のテストを"フェーズ2"の最終点と位置づけており、そのコンセプトがすでに実用域に近づきつつあることをことを示しました。そして、フェーズ3では速度の向上ではなく、ポッドが減圧したチューブに出入りするためのエアロックシステムを開発するとのこと。

また、後の走行テストはネバダ州だけでなくHyperloop建設に興味を持つ国で行われる可能性があります。それらの国でテスト用のチューブを作ることで、実用化の際はそのまま営業路線に利用できるという考えです。
 
 
Hyperloop Oneは着実に歩を進め、実物大ポッドの走行テストを成功させる所まで来ました。ライバルのHyperloop Transport Technologiesも長らく話題がなかったものの、この7月に韓国政府と技術協定を結び、4年後のHyperloop実用化を目指すことを明らかにしています。

一方Hyperloop Oneを離脱したブローガン・バンブローガンは自己資金で新たにArrivoと称するHyperloop開発企業を設立しました。さらには、「自分ではHyperloopはやらない」と発言していたイーロン・マスク本人が、ニューヨークとワシントンDCを結ぶ地下Hyperloopの「口頭での承認」を米国政府から受けたと公表するなど、Hyperloop界隈がにわかに賑やかになっています。

イーロン・マスクがコンセプトを示した当初はまったく未来の乗り物に感じられたHyperloop構想ですが、すでに実現が可能かどうかではなく、どこでどの企業が最初に実用化するのかが注目ポイントになりつつあるようです。

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