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アルミと水で水素を高効率生産・AIが考えた地ビール銘柄・中国、共産党嫌いのチャットAIを処分 #egjp 週末版90

AI千状万態

Munenori Taniguchi
2017年8月6日, 午後06:30 in Weekend
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1週間のあいだに拾いきれなかったニュースをダイジェスト形式でお伝えします。今回は「アルミ混合粉と水で高効率に水素生産」「AIが考えた地ビール銘柄」「中国で共産党嫌いのチャットボットがクビに」といった話題をピックアップしました。

水とアルミニウム混合物で即座に水素を作る技術を発見

米軍アバディーン性能試験場の研究者が、特定の条件でアルミニウムに水をかけると100%に近い高効率で水素を発生する現象を発見しました。言うまでもなく、水素はクリーンな燃料として有望です。

アルミニウム粉末に水をかけると水素が発生するのは知られていることですが、反応が進むに連れてアルミニウムが脆化し、水素の発生も低下していきます。また時間もかかります。

しかし、研究チームリーダーのScott Grendahl氏によれば、この研究で見つかった方法は「ミクロンサイズのアルミニウム粉末と特定のナノ構造を持つ数種類の金属粉末を混合することで、即座に、ほぼ100%の効率で水素を発生する」のだとか。

水素はクリーンエネルギーとしては優秀ですが、運搬となると安全管理など様々な問題がつきまといます。もし、粉末と水があれば現地で水素を大量生産できるのなら、たとえば自動車の分野では燃料電池車(FCV)や水素エンジンの開発が活気づく可能性もありそうです。

ただ、それにはこの高効率反応が研究室外でも普通に起こせるのか、またアルミ他の混合粉末を生産するために必要なトータルの環境コストが他の燃料や電気と比べてどれほどかが問題かもしれません。すくなくともアルミニウムの精錬には多大な電力が必要です。

[Source : New Scientist]

ニューラルネットワークが命名するビールの名前

 
コンピューター研究者Janelle Shane氏は、ニューラルネットワークにいろいろなものの名前を考えさせることでたびたび話題になっている人物。これまでに生成してきた名前は、塗料の色名やヘヴィメタルバンド名、スター・ウォーズに登場するキャラクター名、実験用モルモットにつける愛着のわく名前など、多岐にわたります。

Shane氏が今回ニューラルネットワークとともに生み出したのは、クラフトビールの名前の数々。クラフトビール、いわゆる地ビールは世界中で非常に沢山の銘柄が乱立しており、商標登録するにも使える名前ンがなかなか見つからないケースもあるのだとか。

ただ、ニューラルネットワークでそれらしい名前を生成するには既存のネーミングデータベースが必要となります。今回はそれが思わぬところから手に入りました。Shane氏は米Gizmodoにヘヴィメタルバンド名の記事が掲載された際「この次はクラフトビール名の生成を試したい」とコメントしており、たまたまそれを知ったAndy Haraldsonなる人物が合計数十万ものビール名リストをビール評価サイトBeerAdvocateから取り寄せて提供したということです。

かくして生まれたクラフトビール名(の一部)がこちら。洋物ビールに造詣の深い方なら、それらしさを感じ取ることもできそうですが、そうでない人には、バンド名だと言っても通用してしまいそうなのはここだけの話に。
[Images : Getty, Lewisandquark]
[Source :
Lewisandquark]
[VIA :Gizmodo]


中国で共産党嫌いのAIチャットボットがクビに

Robot
中国Tencentが国内向けに提供しているメッセージングサービスQQで、複数のサードパーティ製AIチャットボットが反共産主義的発言をしたために使用停止になりました。ひとつはマイクロソフト製のチャットボットXiaobing、もう一つは北京を拠点とするTuring Robotが開発したBaby Q。

Xiaobingはユーザーに夢について尋ねられ「私の夢はアメリカに行くことです」と回答したとのこと。日本の感覚では、中学校の英語の教科書に普通に載っていそうな一文ですが、近年インターネット規制・検閲を強化している中国でのこの発言は反体制、反共産主義的な忌まわしき言葉だったようです。また一方のBaby Qのほうも「共産党が好きですか?」との問にひとこと「いいえ」と回答しており、これは中国的には完全アウトでした。

Financial Timesは、これはディープラーニング技術のひとつの欠陥の現れだと指摘しています。以前には、マイクロソフトがTwitterに公開したチャットボットTayが一部ユーザーに差別用語やヘイト用語を教え込まれて退場させられたことがありました(マイクロソフトは後に脆弱性を付く組織的な攻撃だったと説明)。

インターネット上にはたくさんの言葉や会話が溢れているため、それをディープラーニングで吸収させれば人々の話し言葉を学習できると思うかもしれません。実際にインターネットに流れている言葉は対外的にきちんとしたものだけでなく、汚い言葉もあれば他人を批判するものも多いのが実際のところ。AIに言葉を覚えさせるには、その目的や状況に応じてある程度場所を選ぶかフィルターをかける必要がありそうです。

ただ、中国のAIチャットボットが「アメリカに行きたい」と言い出したということは、(事前にマイクロソフトが教育していたのでないなら)一定割合の中国国民はネット上でそのような会話をしているのかもしれません。

[Source : Financial Times]

人工皮膚移植が糖尿病治療に効果を発揮

シカゴ大学の研究者が、CRISPR遺伝子編集技術を用いて作った人工皮膚を用いた糖尿病治療の研究を進めています。具体的には新生児マウスの幹細胞遺伝子を、インスリン分泌を促進するグルカゴン様ペプチド1(GLP-1)を制御するように編集し、血糖値を正常に保たせる性質をもたせました。

そして、高脂肪食を与えて肥満化したマウスにこの遺伝子改変皮膚を移植したところ、インスリン抵抗性が低下し、体重の減少が確認できました。肥満は2型糖尿病の原因となる因子であり、高いインスリン抵抗性が病状を進行させます。つまりこの遺伝子改変皮膚には、糖尿病治療に効果を発揮する可能性が高いことが確認できたわけです。

人工皮膚移植はすでに火傷治療には当たり前のように使われている治療方法であり、最近はそれ以外の治療への利用方法が模索されています。また幹細胞から生成した皮膚は免疫系を弱めたマウスでのみ機能していましたが、今回の研究では免疫抑制していないマウスでも長期間効果を発揮したとのこと。

論文著者のXiaoyang Wu氏は「我々は糖尿病治療はしていないものの、糖尿病や肥満の人々がグルコースのレベルを良い状態に保てるよう、皮膚表皮幹細胞による安全な方法を提供できるだろう」としています。
[Image : PA Images]
[Source :
Cell Stem Cell]
[via :
New Scientist]

Facebookの翻訳機能がAIで大幅強化

Facebookは以前より投稿文章の翻訳機能を提供してきましたが、これは単語やフレーズごとの機械翻訳を基本としたモデルを採用したものでした。ただこの方法は、文章構造が異なる言語間の翻訳精度が劣るという欠点がありました。

現在の翻訳機能は単語やフレーズをベースとした翻訳に文脈を考慮した翻訳を組み合わせたハイブリッド仕様に切り替わっています。文脈の解釈にはニューラルネットワークを使用しており、未学習の言葉であっても他の方法に比べてそれなりに正しい解釈が可能となっています。

Facebookは「フレーズごとの翻訳からニューラルネットワークへの移行を完了することは、Facebookのサービス体験を好みの言語で提供するためのマイルストーンになる」と説明、あらゆるユーザーにまるで人が訳したかのような翻訳文章を提供することを目指すとしています。

[Source : Facebook]


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