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Galaxy Note 8に見るスマホ最先端。カメラの複眼化はさらに進む:週刊モバイル通信 石野純也

スマホに求められるカメラの数はさらに増えるはず

石野純也 (Junya Ishino)
2017年8月24日, 午前06:00 in Galaxy
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"夏枯れ"という言葉があるように、例年、7月から8月にかけては新製品が少なめ。欧米ではヴァカンスに突入していることもあって、発表会自体が非常に少なくなります。夏が明けるのは、8月末から9月上旬にドイツ・ベルリンで開催されるIFA前後。同イベントが、クリスマス商戦に向けたお披露目の場になっているのは、そのためです。

ところが、IFAで一斉に発表となると、メディアや読者の関心も分散してしまうため、抜け駆けしたいメーカーも出てきました。元々、サムスン電子はIFAでNoteシリーズを発表していましたが、Galaxy Note 5のときから、前倒しで米ニューヨークにその場を移しました。今年は、ASUSも台湾・台北でアジア・パシフィック向けに、ZenFoneシリーズの最新モデルを披露しています。


ASUSは、8月17日にZenFone 4シリーズを発表した


サムスン電子は8月23日(現地時間)に、Galaxy Note 8を発表

各社のスケジュールが例年通りだとすると、この後にソニーアップル、さらにはファーウェイも控えているわけですが、少なくともサムスン電子とASUSで、トレンドの一端はわかります。IFAを待たずして、冬商戦のスマホのトレンドが分かりつつあるというわけです。ASUSとサムスン電子の発表を取材した限りでは、そのトレンドはデュアルカメラにあると言えそうです。


デュアルカメラは冬商戦のトレンド機能になりそう

まず、ASUSはZenFone 4シリーズを全機種、デュアルカメラに対応させました。上から下まで細かく端末を分け、全方位戦略を取るASUSなだけに、デュアルカメラに対しても全方位な姿勢は健在。ZenFone 4では2つ目のレンズで120度の広角撮影を可能にしたのに対し、上位モデルのZenFone 4 Proは、デュアルカメラを光学2倍ズームのように使います。同じZenFone 4シリーズでも、カメラを2つ搭載した意味が異なるのです。


ZenFone 4シリーズは、全機種デュアルカメラに対応


サブカメラでワイドな撮影を楽しめる「ZenFone 4」


「ZenFone 4 Pro」は、サブカメラを2倍ズームに利用する

さらに、ZenFone 4 SelfieとZenFone 4 Selfie Proに至っては、アウトカメラではなく、インカメラがデュアルになりました。Selfieシリーズはデュアルカメラの目的がより明確で、グループでのセルフィ、いわゆるウィフィーを撮影するためのもの。メインカメラが一般的なスマホの背面カメラ並みになったことに加え、サブカメラで広角撮影を可能にしています。


「ZenFone 4 Selfie」と「ZenFone 4 Selfie Pro」は、インカメラがデュアル化

ASUSは、普及価格帯でバッテリーを5000mAh搭載したZenFone 4 Max Proにまでデュアルカメラを広げました。ハイエンドから派生モデル、ミッドレンジモデルまで、すべてデュアルカメラ対応にして、ラインナップの特徴づけをしたというわけです。


普及価格帯の「ZenFone 4 Max Pro」までデュアルカメラ搭載に

これまで、デュアルカメラにやや及び腰に見えたサムスン電子も、Galaxy Note 8でついに対応することになりました。Note 8は、ZenFone 4 Proと同様、2つ目のカメラが望遠になっており、疑似的に2倍の光学ズームを利用できます。デュアルカメラのアプローチとしては、iPhone 7 Plusに近いと言えるでしょう。




Galaxy Note 8のデュアルカメラは、ズームのために使用する

ただし、そこはプラスαを常に追い求めるサムスン。ズーム用のデュアルカメラを、そのままコピーしたわけではありません。Galaxy Note 8のデュアルカメラは、メインと望遠のどちらも光学手ぶれ補正に対応。これによって、ブレやすいズーム時でも安定した映像を撮ることができるようになりました。

メイン側のカメラは定評のあったGalaxy S8、S8+とまったく同じで、F値が1.7と明るく、デュアルピクセルセンサーでオートフォーカスの焦点が合うのも非常に速くなっています。


望遠側にも光学手ぶれ補正が載っているため、ズーム時もブレが少ない

これで、主要なメーカーは、ほぼデュアルカメラに対応したことになります。メジャーなメーカーだとソニーとモトローラ、シャープなどはまだシングルカメラが主流ですが、グローバルで見ると、少数派になってきました。少なくともサムスン、アップル、ファーウェイのシェア上位3社は、間違いなくその方向に進んでいます。4位以下を見ても、中国メーカーでデュアルカメラは一般的になりつつあります。

ただし、同じデュアルカメラでも、それぞれ使い方が異なるのはおもしろいポイント。製品を選ぶ際にも、単にデュアルカメラの有無をチェックするのではなく、それをどう使っているのかまで知っておいた方がいいでしょう。今回の例でいえば、サムスンのように光学ズーム的に使うメーカーもあれば、ASUSのように、機種によって広角撮影とズームを分けるところもあります。

また、まだ新製品は発表されていませんが、ファーウェイのように、片方をモノクロセンサーにして、写真の描写力を上げるメーカーもあります。この使い方ではファーウェイがトップクラスですが、WikoのWIMのようなミッドレンジ端末でも、モノクロセンサーとカラーセンサーのデュアルカメラを搭載するようになってきました。各社がデュアルカメラを取り入れているのを受け、その立役者であるファーウェイがどう対抗してくるのかも、冬商戦の見どころと言えるかもしれません。


ファーウェイのデュアルカメラは片側がモノクロセンサーで、描写力を上げている

歴史をさらにさかのぼると、かつてはシャープもデュアルカメラを搭載していました。このときは、3D映像を撮るためのものでしたが、ほとんど人気が出ないまま、3D液晶とともに消えていった経緯があります。最近でも、ZTEがデュアルカメラを使って3D撮影できるような機能を一部機種に搭載していましたが、ズームや広角に比べるとユーザーメリットがいまいち見えにくいため、何か大きな革新がない限り、他のデュアルカメラのように流行ることはないでしょう。

今後、スマホはさらに"複眼化"していくはずです。たとえば、ASUSのZenFone 4と、ZenFone 4 Selfieは、あえて2機種に分けなくてもよかったはず。前後に2つずつカメラを搭載していれば、もっとインパクトがあったかもしれません。

また、それぞれ役割の異なるセンサーを載せ、それらの情報を組み合わせることで空間を把握するTangoも、広い意味ではトリプルカメラと言えます。iOS 11ではARがフィーチャーされていましたが、こうした機能が一般的になれば、スマホに求められるカメラの数はさらに増えるはずです。ASUSとサムスンの発表はその端緒であり、業界全体の方向性が垣間見えた印象があります。
関連キーワード: galaxy, galaxy note 8, galaxynote8, samsung
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