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自撮りで膵臓がんを発見するアプリBiliScreen発表。目の色で手軽にビリルビン値を測定

黄疸が出る前に発見

Munenori Taniguchi
2017年8月29日, 午後05:30 in App
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ワシントン大学の医学研究チームが、BiliScreenと称する黄疸診断アプリを開発しました。スマートフォンの自撮りカメラで自分の目を映すと、白目の部分のカラーを判定して黄疸の原因になるビリルビン値を推測します。

黄疸の原因となる病気のひとつが膵臓がん。そう、あのスティーブ・ジョブズの命を縮める原因にもなった病気です。膵管からはみ出すほどに膵臓がんが進行すると、胆汁の通り道である胆管が圧迫されて流れが悪くなり、手足の先や白目の部分が黄色くなる黄疸の症状が現れます。

ただ、黄疸が現れるほどになると膵臓がんはかなり進行しているため、ただでさえ5年生存率が9%というこの病気を乗り越えることが困難になります。

BiliScreenアプリは、人の白目の部分を捉えた映像から化学ビリルビンの値を調べるアルゴリズムを搭載しました。診断の際は、背景の色合いや明るさなどで取得した画像全体のカラーバランスが狂わないようキャリブレーション用のメガネをかけるか専用のスコープを使用し、白目が映るように視線をそらした状態で撮影します。
研究チームが70人の被験者を対象に実施した試験では、血液検査結果に対して90%の確率で正しいビリルビン値を示すことができたとのこと。

スマートフォンとアプリさえあれば診断できるこの方法には、血液検査よりかんたんで時間もコストもかからないというメリットがあります。また微妙な色合いの変化も数値化して提示されるため、目視で見つけにくい段階の黄疸も検知することが可能です。

プロジェクトに携わっている研究者のひとりジム・テイラー氏は「膵癌は発見が困難な恐ろしい病気です。我々の最終目的は膵臓がんを早期に発見するチャンスを手段を提供して、発見そのものを不幸ではなく幸運だったと思えるようにすることです」と語ります。

チームは今後、メガネやスコープを使わなくても高確率で黄疸の診断ができるようアプリの改良を重ねており、9月に開催されるIoTやウェアラブルデバイスに関するカンファレンスUbiComp 2017で発表する予定です。

ちなみに、チームは膵臓がんの早期発見を目的として黄疸に目をつけたわけですが、黄疸の症状は膵臓がんというよりはむしろ肝臓にまつわる病変で起こることが多く、肝炎や赤血球が何らかの原因で過剰に破壊される溶血性貧血などで発症します。本文中にもあるように、もし目で見てわかるレベルの黄疸が出た場合はなんらかの問題が進行している可能性が考えられますので、すぐに医者にかかることをおすすめします。



[Images : Dennis Wise / University of Washington]

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