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ファーウェイ、世界初AI対応CPU「Kirin 970」発表 搭載スマホMate 10は10月16日発表予告

AI対応CPU搭載スマホが最新トレンドになりそう

中山智 (Satoru Nakayama) , @yenma
2017年9月4日, 午前08:30 in Ai
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9月2日、ドイツ・ベルリンのIFA 2017にてファーウェイのリチャード・ユーCEOが基調講演に登壇。同社のスマートフォンに搭載されているCPU「Kirin」シリーズの最新ハイエンドモデル「Kirin 970」を発表し、ハイエンドモデルのスマートフォン「Mate 10」の発表会を10月16日行なうとアナウンスした。

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▲世界初のAI処理機能を搭載したCPU「Kirin 970」を発表

基調講演で発表された新CPU「Kirin 970」の特徴は、世界初のAIに対応したチップセットということ。NPU(Neural-network Processing Unit)とよばれるAI専用のユニットを搭載し、端末側でAIの処理ができるようになる。

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▲ここ10年のファーウェイ製(正確にはHiSilicon Technology製)CPUの進化具合

スマートフォンでAIを活用する場合重要となるのが、カメラを使った画像とマイクからの音声認識。この処理をクラウドではなくNPUにより端末側で行なうことで、より高速で処理可能。さらにネットワークを介さないため、安全性も高くなるとリチャード・ユー氏は説明している。

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▲NPUはCPUに比べてパフォーマンスで25倍、利用効率で50倍にもなる

たとえば画像認識速度ではKirin 970を使った場合、1分間で2005枚の画像認識ができるのに対して、Galaxy S8では95枚、iPhone7 Plusでは484枚という結果だったとのこと。この画像認識機能を使えば、写真撮影時に被写体を瞬時に判別して、その被写体にあったカメラ設定に調整するといった使い方ができるという。

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▲200枚の写真を画像認識した場合、CPUは120秒かかるのに対してNPUでは6秒と高速

もちろんデータベースとの連携も必要だが、現状では音声認識もクラウドベースで処理しているため、声をかけてから反応までのラグがあるが、これも端末側で処理をすることでかなりの高速化が期待できる。

ちなみにCPUのAI処理機能は「Kirin AI API」としてサードパーティーも利用可能。またGoogleが開発したTensorFlow/Tensorflow Liteと、Facebookが開発したCaffe/Caffe2といった機械学習のためのオープンソースソフトウェアライブラリにも対応している。

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▲オープン・AI・エコシステムとしてサードパーティーのアプリも利用できる

AI機能以外にもKirin 970はパワフルで、特に通信機能が強化されている。CA(キャリアアグリゲーション)はCat.18に対応し、4×4 MIMOと256QAM、3CC CAといった技術で最大1.2Gbpsでの高速通信が可能とのこと。また高速移動時のハンドオーバー性能にも優れており、リチャード・ユー氏は「40万キロにもおよぶ高速移動テストをした」と説明している。

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▲高速移動の例では、日本の新幹線も紹介された

さらにDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)も進化し、どちらのSIMも4Gでの通信が可能。これはクアルコムなどもすでに発表している機能だが、世界的にGSM(2G)のサービスが終了していることもあり、今後のハイエンドモデルには必須とも言える機能になりそうだ。

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▲2枚のSIMで同時に4Gのスタンバイが可能に

そのほか、カメラ用の画像処理を行なうISPもデュアル仕様となっている。最近のファーウェイはデュアルカメラ仕様で、それぞれ同じセンサーを搭載し片方をカラー、片方をモノクロとして使って処理をしているので、それぞれのセンサーからのデータを同時に扱う必要がある。デュアルISP仕様が画像処理速度などにかなり貢献しそうだ。

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▲フォーカスの高速化などデュアルISP化による利点

プレゼンの後半では、同社のフラッグシップスマートフォン「Mate 10シリーズ」の発表会を10月16日にミュンヘンで行なうと告知。モデルラインアップは「Mate 10」と「Mate 10 Pro」のふたつで、フルディスプレイを搭載しているとのこと。

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▲Kirin 970各種機能は搭載するスマホが対応する機能ともいえる

搭載されるCPUは当然「Kirin 970」なので、4G+4GのDSDSに対応し、Cat.18で1.2Gbpsでの通信に対応。デュアルISPでより高度で精細な写真撮影といった性能が予想できる。もちろんNPUによるAI機能も搭載されるだろう。

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▲次世代ハイエンドモデル「Mate 10シリーズ」を10月16日に発表するとアナウンス

AI機能を搭載したCPUはAppleも開発しており、iPhoneの次世代モデルに搭載してくると言われている。またサムスンもAIチップを開発しているスタートアップ企業に投資をしている。今後はスマートフォンの競争はAIが中心となるので、いち早くAIに向けてスタートしたファーウェイの最新モデルがどのような性能になるか、10月16日のミュンヘンでの発表に期待したい。


関連キーワード: ai, huawei, ifa2017, smartphone
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