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ジャガーがAIステアリング「Sayer」を発表。自動運転時代の案内人として個人の乗車体験を管理

コンセプト・ステアリングホイール

Munenori Taniguchi
2017年9月4日, 午後09:00 in Transportation
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ジャガー・ランドローバーが、AIを搭載するステアリングホイール(ハンドル)を発表しました。名前は「Sayer(セイヤー)」。「2040年以降のモビリティを探求する」コンセプト・ステアリングです。

自動運転技術の発達により、ゆくゆくはその存在そのものが危ぶまれる自動車のハンドル。ジャガー・ランドローバーは自動車の個人所有が過去のものになるかもしれない未来に向けて、AI搭載ハンドルが利用者個人の案内人(コンシェルジュ)として機能するよう役割を与えました。

Sayerは、利用者がマイカーを所有するしないにかかわらず、あなたの行動をオンデマンドのサービスクラブへリンクさせ、いつでもどこでも自動車を呼び出せるようにします。たとえば指定の時刻に会議があることを伝えておけば、Sayerはいつまで自宅にいればよいか、いつ乗るべき車が到着するか、自身で運転したいかどうかまでまでを把握し適切なタイミングでどうすべきか教えてくれるとのこと。

役割的にSayerはステアリングホイールである必要はなく、それこそスマートフォンとクラウドサービスがあれば事足りるものかもしれません。しかし、ステアリングを握るという行為、そしてそれを所有するということが自動車そのものを所有する感覚を与えるなら、それは乗車体験を意義のあるものにしてくれそうです。

ちなみに、Sayerという名は1950~1960年代のジャガーに在籍した名デザイナー、マルコム・セイヤーから取られたもの。ル・マンで優勝したジャガーCタイプおよびDタイプや実戦投入に至らなかったミッドシップのXJ13、市販スポーツカーのEタイプなど、非常に美しいマシン設計がその特徴でした。

コンセプト・ステアリングであるSayerがそのまま実用化される可能性は低そうです。それならば逆に形状ぐらいはマルコム・セイヤーのマシンのような流線形や当時のステアリング風にするぐらい遊んでみても良かったかもしれません。
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