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マクラーレン、腹ばいで乗るスーパーカーUltimate Vision Gran Turismo発表。2030年想定の未来マシン

"マシンドルフィンだ"の指摘多数

Munenori Taniguchi
2017年9月22日, 午前07:30 in Transportation
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9月20日、マクラーレン・オートモーティブが新モデル「McLaren Ultimate Vision Gran Turismo」を発表しました。その車名のとおり、プレイステーション4用のレーシングシミュレーター「グランツーリスモ Sport」とのパートナーシップで生み出された仮想マシンです。

マクラーレンは、このマシンを「2030年よりも先」を想定してデザインしたとしています。そのシルエットは既存のマクラーレン・カーの香りを若干漂わせつつコクピット周辺からシャークフィンへと連なるあたりはLMPマシンに寄せた雰囲気。そこからリアタイヤへとつながるカウリングはその下に置かれる大きなエアインテークのせいか、ふと現行版のフォードGTを思い出させる仕上げになっています。

しかしクローズアップして各部を見てみると、フロントの大胆な開口やリアへのエアの導き方にはフォーミュラ的な発想が取り入れられているようにも思われます。マクラーレンは、このマシンのディテールやラインの1本1本が目的をもってデザインされていると説明します。
「2030年よりも先」とした割には、そのパワートレインには4リッターV8ツインターボという前世紀スタイルの内燃機関を搭載。一応、フロントの2輪はモーターで駆動するため"ハイブリッド"と称するものの、この点に関してはマクラーレンは意外と保守的なのかもと考えさせられます。ちなみに最高出力は1150psとのこと。

エンジンを製造するのはもちろんホ...、なんとマクラーレンの内製。マクラーレンF1チームは、来年からルノーPUの供給を受けると発表したあとで「数年後には自前でエンジンを作るかも」などと発言しています。ならばUltimate VGTにも、それは画期的なV8エンジンを積むのだろうと期待せずにはいられません。
そして、このマシン一番のド変態ポイントがコクピット。ドライバーはマシン内に腹ばいになる格好で搭乗し、寝そべった姿勢で肘を浮かせてステアリングを握ります。マクラーレンはこのマシンの特長として前方の視認性の良さをあげているものの、ドライバーは常にヘルメットを装着した頭部を持ち上げた状態でマシンを操縦するため、首をいかに鍛えるかが重要になりそうです。

ただ、奇抜すぎる搭乗姿勢にもかかわらず、このマシンの外観が普通に格好良いのはマクラーレンのデザイン能力の高さを証明しているところです。

Gallery: Mclaren Ultimate Vision Gran Turismo | 11 Photos



いろいろと興味深い部分はあるものの、もともとVision Gran Turismoは自動車メーカーが実現可能/不可能にかかわらず自由な発想でデザインしたマシンをデザインする試み。これらはすべてゲームの中で作り上げる自由な発想のマシンだからできることです。そういう意味では、コンセプトカーよりもさらに先進的な発想を具現化できるVision GTはカーデザイナーや技術者にとって良い頭の体操の機会となるはず。マクラーレンはシャパラルに次いで、そのメリットを活かしきったと言えそうです。

ちなみに、マクラーレンUltimate VGTにはグランツーリスモシリーズプロデューサー山内一典氏も開発に関わっているとのことです。

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