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KDDIが開発した「音のVR」って何? 視線に合わせて音場を合成、監視カメラへの応用も

VRで音も進化

小口貴宏 (TAKAHIRO KOGUCHI)
2017年10月11日, 午後01:00 in vr
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KDDI総合研究所は、「音のVR」をうたう音場ズーム合成技術を開発しました。

VRといえば、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着して視覚を騙す、というイメージが一般的です。しかし、視覚以外の五感もフルに活用し、没入感を高めようという取り組みも盛んです。例えば、VRと触覚を連動させたり、VRに連動して匂いを出すデバイスも登場しています。

一方「音のVR」は、VRにおいて音の没入感を高める技術です。VRや全天球(半天球)映像において「音と映像を体感的に一致させられる」とうたいます。



具体的には、VRなどの全天球映像で特定の部分にフォーカスする(視線を向ける)と、その部分を中心としたサウンドを自然な音場を保ちながらリアルタイムに合成することが可能。

なんだかよくわかりませんが、噛み砕いて説明すると、全天球や半天球映像の一部をズームすると、ズームした部分の音声がよりはっきりと、まるで実際に映像の空間内に入り込んで耳を近づけたような自然な音場で聞こえてくるようになります。

これまでも指向性マイクなどで任意の方向の音源やを抽出する技術はありましたが、実際に耳をその場に近づけたように、周囲の自然な音場を保てる点が同技術の特徴だといいます。

例をあげて説明しましょう。


上の写真は何の変哲もない全天周映像ですが...



映像のある部分を拡大すると、その部分が発する音がより鮮明に聞こえるようになります。つまり、選手がボールを蹴る音がはっきりと聞こえるようになりました。


▲「音のVR」に使用するマイク

KDDI総合研究所によると、同技術はVRの臨場感向上だけでなく、監視カメラで任意の部分の音を明瞭にしたい場合などにも活用できるとしています。

関連キーワード: kddi, vr
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